現在日本でひどい手汗で悩んでいる人は、人工の約5%とも言われており、多くの人が「手汗を止める方法」に悩んでいる状況です。
ひどい手汗だと、日々握手したりすることや、自分の手が触れるノートや印刷物など手が触れる物が湿らないか気にして過ごしていますよね。
そんなストレスから少しでも解放されるために、明日から簡単にできる手汗の対策方法を原因別にまとめてみました。
目次からササッとチェック
【ランク別】手汗の量はどれくらいが普通?
この記事を読まれる方々は恐らくひどい手汗に悩まされていると思いますが、ご自身の手汗のレベルは一般的に見てどれくらい多い方なのか見てみましょう。
手汗の量【軽度】
手に触れてみると汗ばんでいることが分かります。ぱっと見た感じでは汗ばんでいるかどうかは簡単には分からない程度です。テスト用紙などは自分のものだけが波打っていることがあります。
手汗の量【中度】
手の平を見ると水滴があり汗ばんでいることが簡単に分かってしまいます。紙類に触るためには、端っこを持つなど対策が必要です。
手汗の量【重症】
かなりひどい手汗です。手から汗がしたたり落ちてしまいタオルを持ち歩くなどの対策が必要です。また、手が滑りやすく物を良く落としてしまいます。
ひどい手汗の場合は一度病院へ
上記のような症状の程度はその日の緊張状態や天候などにも左右されますが、これらの状態になる人は「手掌多汗症(シュショウタカンショウ)」と医学的に治療対象の病名が付きます。
または、ひどい手汗はもしかしたら大病の予兆かもしれません。
汗をかく症状が、他の病気の、見過ごせない兆候ということもあります。糖尿病や、白血病、結核、バセドー病等のような汗が出る病気の可能性があります。
特に急にひどい汗をかくようになったり、手汗のように体の一部分だけ汗をかくようになったと思われる場合には病院を受診してください。
ひどい手汗の主な原因と対策
まず本来、汗は人間の体にとっては体温調整のために必要な生理現象です。運動したり、風邪を引いたりして体温が高くなると汗を出して簡単に体温を下げられるようになっています。
ひどい手汗の原因は実は未だにハッキリとはわかっておらず、それぞれに合った対策を見つける事は簡単ではありません。
しかし、汗が出る要因は自律神経の1つである交感神経が過敏に反応し、汗が出るように指示情報が出るためと言われています。
そんな中でも、有力な原因と言われているものから、手汗を止める方法をまとめていきます。
自律神経が乱れている?
今、あらゆる症状の原因とされているのが自律神経の乱れです。あなたが困っているひどい手汗を止める方法にも大きく関わってくるかもしれません。
自律神経は、自分の意思でコントロールすることができず、交感神経と副交感神経に分けられます。
健康な人の体において、交感神経は、目が覚めている時や緊張状態の時に作用し、副交感神経は睡眠中やリラックスしている状態に作用します。
しかし、手汗に悩む人の体では、体が起きているかどうかや季節に関係なく交感神経の反応が敏感になっています。
身の回りのストレスを思い出して!
自律神経が乱れる原因は、抑うつや、緊張、不安などの心のトラブルが続くことによる影響が大きく対策が必要です。
このようなストレスを少しでも取り除いていくことは簡単ではありませんが、手汗を止める方法としては重要です。
自律神経の乱れから現れる身体の異常は人それぞれですが、分かりにくい原因ではありますが可能性は大きいものなので身の回りのストレスについて対策を考えてみましょう。
ホルモンバランスの乱れかも?
女性の体は生理だけでなく、妊娠や更年期障害など特にホルモンの影響が大きく手汗を止める方法を検討する上でも重要となってきます。
ホルモンバランスが乱れると交感神経が過剰に働くのは、女性ホルモンの分泌も自律神経のコントロールも共に脳内司令部の視床下部がつかさどっているためです。
そのため、自律神経が乱れやすく簡単に手汗がひどい状態になってしまうのです。
自律神経を整える漢方はいかが?
緊張や不安のように自律神経の乱れが原因と考えられる簡単な手汗を止める方法としては、漢方を検討してみてはいかがでしょうか?
漢方の種類は多義に渡りますが、このようなケースで代表的な漢方薬は「星火逍遥丸(セイカショウヨウガン)」、「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」「四逆散(シギャクサン)」などがおすすめです。
漢方については飲みあわせが悪いものもありますので、必ずお医者さんに相談してそれぞれに合ったものを選んでくださいね。
食生活を見直すべきかも?
人間は体温調整機能として汗をかくため、辛い物や熱い食べ物を食べた時には全身から汗をかきやすくなりますね。
熱い食べ物や辛い食べ物は勿論、酸っぱい食べ物やアルコール、カフェインやニコチンも副交感神経を優位にし、汗を促す作用に繋がります。
それとは別に、悪い生活習慣もひどい手汗の原因になっているかもしれないので対策していきたいところです。
手汗を止める方法として、手汗がたくさん出る原因にもなる生活習慣の不摂生を改善していきましょう。
発汗作用を抑える食べ物
体を冷やす効果のある夏の野菜を食事に取り入れることは簡単で、手汗を止める方法としておすすめです。
・トマト、きゅうり、なすび、ゴーヤなど
ホルモンバランスを整えることによって手汗の原因を抑えるイソフラボン系の食材も、女性向けの対策にはおすすめです。
・豆腐、納豆、豆乳、味噌、大豆など
今すぐできる!覚えておきたい手汗を抑えるツボ!
意外と即効性があり簡単な手汗を止める方法は、ツボ押しです!
このツボを押さえておけば、「どうしても今すぐ手汗を止めたい!」と思った時に役に立ちそうです!
ツボ1 陰げき(インゲキ)
手首の付け根において手のひらから1.5cmほど降りる場所の中でも、小指の真下にあります。
汗が引かずに困った時は、この辺りをゆっくり押してみましょう。
呼吸に合わせてぎゅーっと押していると次第に熱が引いていきます。
ツボ2 労宮(ロウキュウ)
手のひらの中心、少しへこんだあたりにこのツボはあります。
このツボは緊張や不安などのストレスが要因となって手汗がひどい時の対策として特に有効です。
親指で呼吸をしながらゆっくりと5秒ずつ押したり話したりを続けてみて下さい。
気持ちが緩み手汗を抑えることができます。
手汗がひどい原因と手汗を止める方法まとめ
手汗の原因と、厄介な手汗を簡単に止める対策方法をご紹介しました。いかがでしたか?
ひどい手汗のために、集中力が落ちてしまったり、学校生活や職場などでも支障をきたしてしまう人もいるようですが、人によって原因も手汗を止める方法も異なってきます。
ここでまとめた対策以外にも手汗をとめる方法は沢山あります。自分の体質や原因を見つけてそれぞれに合った対策を見つけて手汗の悩みから解放されましょう!