ダイエットは辛い…お腹周りの脂肪は憎いけど、運動や筋トレはキツいし長続きしない…簡単に痩せられる薬ってないの?!
なんてお悩みのあなた!実はダイエットに効果的なお薬はあるんです…体質に合った漢方薬を飲む事で、脂肪をすっきり落とせるかも?!
今回は漢方を服用しての脂肪の落とし方に大注目!
ぽっこりしたお腹周りの脂肪は筋トレも漢方の方が効果的なのか…より良いダイエット方法に迫っていきたいと思います。
目次からササッとチェック
漢方薬はダイエットに効くの?
ダイエットに効果抜群な痩せ薬、なんてものの存在は恐らくは数多くの人が夢見ていますよね。
ですが、そんな夢の様なお薬なんてあるのでしょうか?
確かに、雑誌やネットで痩せ薬の広告を見かける事も多いですが、何だか怪しい様な気もしますし、どこまで本当に効果があるのか分からないですよね。
ですが、漢方には痩せやすくなるきちんとした理由があるんです。
漢方が効く理由 1.体質を改善するものだから
巷の怪しい痩せ薬で『飲むだけで脂肪を溶かして痩せる!』などという謳い文句が広告に踊っているものもありますが、漢方薬が効くメカニズムは全く別です。
体やお腹周りに脂肪が付いてしまっている、という事は、体質に何らかの異常が生じている、という状態です。
この体の良くない状態を改善して、健康な体になる様整える、というのが漢方薬の効果なのです。
つまり、脂肪が付きやすい体自体を良くする、という風に効いていきます。
漢方が効く理由 2.体質に合わせた薬があるから
ですので漢方は、脂肪をいきなり溶かしたりして急激に痩せる、というタイプの薬ではありません。
一見誰もが同じ様に見える肥満やお腹周りのぽっこり感でも、実は人によってそうなってしまっている原因が違うのです。
その、人それぞれの症状や体質に合わせた漢方を飲む事で、体質の改善を図るのが漢方による脂肪の落とし方なのです。
漢方が効く理由 3.副作用のリスクは低め…ですが
一般的な病院で処方される薬よりも漢方薬の方が副作用のリスクが低いと言われています。
漢方は体に優しい薬と言われている様に、いわゆる西洋医学の薬よりも副作用の重篤性が低いのです。
しかし、基本的にその傾向があるとはいえ、副作用が全く起こらないという訳ではありません。
ですので、人によっては西洋医学の薬と同じく重篤な副作用が出てしまう可能性もある点には注意してください。
体質別、お腹周りが脂肪でぽっこりする理由
では、なぜお腹周りに脂肪がぽっこりついてしまうのか、漢方的にその原因を見ていきましょう。
あなたは以下のどのタイプに当てはまるのか、一緒に考えてみてくださいね。
1.食欲旺盛で、脂肪を溜め込みやすいタイプ
摂取カロリー > 消費カロリーとなってしまっているのがこのタイプの方です。
余分なカロリーが脂肪として、お腹周りなどに付いてしまっています。
また、便秘がちでお腹周りがぽっこりしているのもこのタイプに当たります。
とにかく食欲旺盛で、人一倍食べてしまいがちな方、味の濃くこってりしたお料理や、揚げ物などカロリーの高い物をよく食べている方が当てはまります。
2.体力がなく、筋肉に締まりがないタイプ
こちらは疲れやすく、ぽちゃっと締まりのない体付きをしている方、下半身のたるみが気になっている方のタイプです。
このタイプの方は代謝が悪く、体力が無いので疲れやすい為、動くことを嫌厭しがちです。それであまり食べていなくても太ってしまいます。
脂肪の付き方もお腹周りがぽっこり、というよりも下半身を中心に脂肪が付いてしまっているタイプでしょうか。
疲れやすいから体を動かすのが億劫⇒体力をあまり使わない⇒代謝が悪くなりがちで更に疲れやすくなる…という悪循環に陥っているのです。
3.生活習慣が乱れやすく、ストレスが溜まりやすいタイプ
不規則な日常生活を送っていたり、イライラしやすくストレスを溜め込みがちな方、それによって過食してしまう方がこのタイプ。
こちらも過度の食べ過ぎによってお腹周りや体の色々な場所に脂肪が付いてしまっていますが、その原因がストレスによる過食なのです。
ストレスが溜まりすぎると食欲が刺激されてついつい食べ過ぎてしまったり、体が食べる事によってストレスを解消しようとしてしまいます。
また、こちらのタイプの方は胸元や鳩尾の辺り、脇腹の辺りなどが張った様な感じがして、何となく苦しさも感じていらっしゃるはずです。
4.手足が冷えがち、体がむくみがちなタイプ
こちらは脂肪がメインというよりも、いわゆる水太りタイプ。むくみによって太ってしまっていたり、余分な物が体外に出されにくくなってしまっていたりするタイプです。
体の中に余分な水分が溜まってしまっていると、体は冷えてしまい代謝も悪くなってしまいます。
すると水分を排出しにくい体となり、それによって益々体が冷えてむくみがちになってしまうのです。
自分で体熱を産出しにくくもなり、汗をかきにくくなる事で汗腺機能も低下、冷えた体が重だるく感じられてしまいがち、という症状も起こります。
また、体温が下がると免疫機能も低下する為、体調を崩しやすいという傾向も見られます。
タイプ別、漢方による脂肪の落とし方!
それでは、上記の4タイプに基づいた、タイプ別に効果のある漢方薬のご紹介です!
漢方での脂肪の落とし方の真価は、自分に合ったものを使う事で発揮されますので、自分に合った漢方をしっかりチェックしてくださいね。
1.防風通聖散(ぼうふうつうせいさん)
食欲旺盛で脂肪を溜め込みやすいタイプの方におすすめなのがこの防風通聖散です。
このタイプの方は食べすぎや暴飲暴食になりがちな傾向があるのですが、その原因は胃や腸など消化器官の熱にあります。
胃腸が食物を大量に消化・吸収しようとして活発に動くと熱が発生し、溜まる事でより食欲が促進されてしまいます。
その為、防風通聖散で胃腸の熱を取る事によって食欲を抑え、暴飲暴食にならない様に体を整えます。
そして、代謝を促進する事で余分な物を体外に排出し、便秘を改善する効果もあります。
2.防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
疲れやすくて体に締まりのない方におすすめな漢方が防己黄耆湯です。
防己黄耆湯は胃腸の働きを正常なものに回復させて、なおかつ代謝を活性化させる事で疲れやすい体を改善します。
そうすることで余分な水分も排出して、筋肉もしっかりと引き締められる様にします。
体が疲れにくくなる事で動くのも億劫ではなくなり、脂肪が付きにくくなる=体も引き締めやすくなるという効果が得られます。
3.大柴胡湯(だいさいことう)
ストレスが溜まりやすい事によって過食をし、脂肪を付けてしまいがちな方向けの漢方が大柴胡湯です。
こちらも体の中の熱を取る効果があるのですが、それによって代謝が上がり、体の中のエネルギーや気の流れが改善されます。
それによって溜まりがちなストレスも解消されて、体がすっきりする効果があります。
ストレスも解消されて代謝もあがり、食欲が抑えられる事でお腹周りに脂肪が付きにくくなる、という嬉しい効果が目白押しなんです。
4.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
手足が冷えて体がむくみがちな方には当帰芍薬散が良いでしょう。
当帰芍薬散は冷え性に効果の高い漢方で、代謝を上げる事で血行を促進し、体温を上げるとともに余分な水分を排出してむくみも改善します。
体を冷やすと良くない事が起こりがちなので、冷えを改善するだけでも代謝や免疫が上がり、体質改善にかなり効果的です。
特に体の冷えに悩まされがちな女性の方におすすめの漢方です。
漢方での脂肪の落とし方の注意点。筋トレよりも効くの?
さて、何やら嬉しい効果が沢山得られる漢方ですが、果たしてお腹周りのぽっこりした脂肪の落とし方としてはどのくらい優秀なのでしょうか。
お腹周りのぽっこりを引き締める方法として、やはりメジャーなのは運動・筋トレをする事ですが、漢方と筋トレ、どちらが効果的か気になりますよね。
そこで、漢方での脂肪の落とし方に関する注意点を見ていきたいと思います。
脂肪の落とし方の注意点 1.必ず体質に合うものを
漢方は自分の体質に合ったものでないと、その効果は発揮されません。
パズルのピースが合っていない様なもので、幾ら優秀でも適切な薬を服用しなければ意味がないのです。
ですので、漢方の効果があるかどうかは体質によるところもありますが、まずは自分の症状に合っている薬を選ぶのが大前提です。
漢方は効果がなかった、という声もちらほら耳にしますが、その中には恐らく正しいものを使っていなかったのではないか、と思われる体験談があるのも事実です。
漢方だけでは効果が薄いかも
また、漢方だけ飲んでいれば後はそれで安心、という訳でもありません。
せっかく漢方を服用していても、それで暴飲暴食をしてしまっていては高い効果を発揮できないどころか、効果が現れない事も考えられます。
確かに漢方の効果で食欲を抑えてくれたりもしますが、それには自分が意識的に食べるのを控える事も大切です。
どんな脂肪の落とし方にも言えますが、漢方に頼り切りではなく、より良い効果を得る為には自分からある程度努力する事も大切です。
筋トレや運動との併用が最も効果的!
じゃあ筋トレと漢方、どちらがお腹周りのぽっこり解消に効果的なのでしょう。
脂肪の落とし方として最適な答えは、『筋トレと漢方を併用する事』です。どちらか一方ではなく、どちらも賢く使う事で、ぽっこり解消により効果的になるのです。
ですので、おすすめとしてはやはり漢方を服用しつつ適度に筋トレをしてみてください。
漢方は脂肪そのものを撃退するというよりも、体質改善で脂肪を落としていこうとするものです。
脂肪を落としやすい体にしたところで、筋トレでしっかり体を鍛えて脂肪を落としていくのがより良いコンボと言えるでしょう。
お腹周りの脂肪の落とし方、漢方の効果とは…まとめ!
さて、痩せるのに効果的な薬はある、というのはお分かりいただけたかなと思います。
しかしそれは万能ではない事、漢方に頼り切りではなく自分からの努力も必要な事も併せてご説明させていただきました。
運動や筋トレは続けるのがちょっと大変ではありますが、漢方がその効果をよりブーストしてくれると考えれば、筋トレ単体よりもぐっと脂肪が落ちやすくなるはずです。/p>
ぽっこりしたお腹周りの脂肪の落とし方として、漢方と筋トレの合わせ技もぜひ試してみてくださいね!