食べても食べても太らない人っていません?
いつも沢山食べているのに一向に太る気配のない
『痩せの大食い』
私なんか、食べたら食べただけ太ってしまうのに…
なんで?
人によって太りやすい体質の方や太りにくい体質の方がいます。
その原因はひとつではなく、さまざまな要因が考えられますが、一昔前から注目されているのが腸内環境の違いだと言われています。
乳酸菌やビフィズス菌などで腸内環境を改善するヨーグルトダイエットなどが流行し、現在でも人気のダイエットですが、さらに最近注目を集めているのがデブ菌と痩せ菌の存在です。
腸内のデブ菌を減らし、痩せ菌を増やす方法をおこなえば、ダイエットに繋がり痩せれることができ、また太りにくい体質にも変わるそうです。間接的にもヨーグルトダイエットとも関連してくるので、よりダイエットへの道が開かれることになると思います。
そこで今回は、腸内のデブ菌を減らして痩せ菌を増やす5つの方法を紹介していきたいと思います!
食べても痩せれる体、興味ありませんか?
目次からササッとチェック
デブ菌・痩せ菌とは何?ダイエットと関係ある!?
腸内環境を整えるには腸内ではたらく腸内細菌の存在が不可欠となります。
腸内細菌は何万種類と言われるほどたくさん存在しており、その数は1,000兆に達するほどと膨大な量の細菌が腸内ではたらいております。
大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌と分類され、名前的になんとなく役割はわかると思います。日和見菌は通常では無害の性質ですが、体が弱ったときには悪い働きを行うことがあり、良い菌と悪い菌の強いほうに味方するスネ夫タイプの菌となります。
では、デブ菌や痩せ菌といったものは何にあたるのか、ここから紹介していきます。
デブ菌と言われるのが【ファーミキューテス】
デブ菌とは、体を太りやすい体質にしてしまう腸内細菌でファーミキューテスというものになります。日和見菌に分類される菌のひとつでありますが、数多くの仲間が存在する菌の総称となり、個別の菌の名前ではありません。グラム陽性菌に属します。
まだまだ研究段階のため未知の腸内細菌ではありますが、わかっていることでは太りやすい体質に変えてしまう性質があるようです。
これは、デブ菌が体に不必要な栄養素をためこんでしまう性質があるためで、そのためこんだものが肥満の原因になってしまうのです。
よく、なんでも拾ってきてためこんでしまうゴミ屋敷の住人がニュースでも取り上げられますよね。そんな住人が何人もいたら、つまり腸内細菌にデブ菌が増えてしまったら・・・体重が増えるのも頷けますよね。
痩せ菌と言われるのが【バクテロイデーテス】
他方、痩せ菌と言われるのがバクテロイデーテスと呼ばれる腸内細菌で、こちらもデブ菌と同じく日和見菌に分類される菌のひとつとなり、菌の総称となります。ただ、デブ菌との違いは、痩せ菌はグラム陰性菌に属します。
痩せ菌であるバクテロイデーテスは、脂肪を筋肉に運び燃焼させる働きがあり、血液中の脂肪が脂肪細胞に取り込まれることを抑制します。
つまり、食べたものの脂肪の吸収を抑制し、取り込んだ脂肪の燃焼を促進させるという、ウーロン茶のCMで出てきそうなキャッチフレーズを実践している腸内細菌となります。
ダイエットで痩せれる体質になるには腸内環境を整える!
単純に、デブ菌が増えてしまうと太りやすい体質に、痩せ菌が増えてしまうと痩せれる体質となるわけですが、腸内全体を考えたときに、デブ菌・痩せ菌の割合や善玉菌・悪玉菌の割合のバランスが整うように、腸内フローラの環境を整えることがとても大事となります。
善玉菌と悪玉菌の割合は2:1
善玉菌と悪玉菌との割合は2:1が理想とされており、残りの7割りが日和見菌となります。
日和見菌は優位な方へと働きやすくなるため、善玉菌が悪玉菌より優位となる割合が必要となります。
また、悪玉菌も悪いことばかりではなく、善玉菌が悪玉菌と戦うことで善玉菌の良い効果を生み出すことにもなりますので、善玉菌が優位となるためのバランスが重要となります。
痩せ菌とデブ菌の割合は6:4
痩せ菌とデブ菌との割合は6:4とこちらも痩せ菌が優位なバランスを保つことがポイントとなります。
デブ菌が不要なものを溜めこむ力よりも、痩せ菌の脂肪の吸収を抑制させたり燃焼したりする力が高くなれば、体は太りにくい体質へと変化しダイエットで痩せれる体へとシフトチェンジすることになります。
実際にテレビで行った調査によると、痩せている方の割合は6:4で痩せ菌が優位に、一方太っている方の割合は3:7でデブ菌が優位に働いておりましたので、腸内フローラを整えることが痩せるポイントになるようです。
デブ菌を減らせ!痩せ菌を増やす方法でダイエットせよ!
そのまま放っておいても痩せ菌は増えることはありません。腸内環境を整えるためには、それに合わせ方法を実践しなければいけません!
そして、腸内環境を一番改善できる方法が食事療法となります。
人は食物に含まれる栄養素を体内に取り込んでエネルギーにし活動を行っております。効率よくエネルギーにするためには、この摂取する食物の栄養素によって腸内環境を整えることがポイントとなります。
善玉菌を多く含む食物を摂取することができれば、善玉菌が優位に働き、痩せ菌も優位にはたらくこととなります。
そして、ダイエットできやせれる体質へと変化していきます。
1.納豆は善玉菌を一番増加させる食べ物
納豆を摂取することで、腸内で納豆菌が善玉菌となり悪玉菌を退治してくれる役割を果たします。また、納豆である大豆には善玉菌の栄養となるオリゴ糖や食物繊維を含んでおりますので、善玉菌の活動も盛んになります。
納豆菌はとても強く、途中の胃の胃酸にも負けず腸内に届くので腸内環境を改善させることができます。
2.ビフィズス菌・乳酸菌といえばこれ!
善玉菌の代表格といえば、ビフィズス菌や乳酸菌などとなります。この2つを含んでいるものといえば、ヨーグルトですよね!
乳酸菌は乳酸を生成することで悪玉菌の増殖を抑制することができます。ビフィズス菌も乳酸菌の一種なのですが、乳酸菌にはない酢酸を生成する力があり、この酢酸は乳酸菌よりも強い殺菌作用があり、より悪玉菌を抑制する力があります。
ヨーグルトの中にはビフィズス菌を含まないヨーグルトもありますので、より悪玉菌を抑制し、痩せ菌を増やすにはビフィズス菌入りのヨーグルトを摂取するようにしましょう。
3.食物繊維が豊富な野菜を摂取する
食物繊維は腸内環境を改善する食べ物となります。食物繊維には水溶性と不溶性とに分けられ、水に溶けやすい水溶性食物繊維には、炭水化物の吸収を抑制させ血糖値の急上昇を防ぐことができます。そして胃の粘膜を保護し善玉菌を増殖する効果もあります。
不溶性食物繊維には、便通を促進させることで体内の有害物質を速やかに排除することに繋がります。また、線維が多い食物はその分咀嚼しなければいけないのでより満腹感を得られ食べ過ぎの抑制もしてくれます。
4.デブ菌は脂っぽい食事を好む
脂っぽい食事を摂り過ぎると太りやすいのは誰もが理解していると思いますが、その理由のひとつとしてデブ菌の増殖が考えられます。
通常は痩せ菌であるバクテロイデーテスが活動することで脂質の燃焼を行うことになりますが、過度に摂取してしまうと、痩せ菌ではカバーできなくなってしまいます。
その時に脂質を引き受けることになるのがデブ菌です。デブ菌はその不要な脂質を排泄せずにためこんでしまうために、体重増加に繋がってしまいます。
デブ菌がはたらくことがないように、脂っぽい食事を多量に摂取せず、できるだけあっさりとした食事をするようにしましょう。
5.サプリメントで効率よく吸収
食べ物でバランスよく摂取することは一番ですが、より効率的に腸内環境を改善し、痩せ菌を増やす方法といえば、サプリメントではないでしょうか。
最近では、デブ菌を排除し痩せ菌を増加しやすい栄養をバランスよく配合したサプリメントも多数販売されておりますので、ダイエット中でできるだけ早く痩せれるような体質になるために、サプリメントを継続的に服用している方も増加し始めております。
善玉菌は加齢によって減少し悪玉菌が増加する
善玉菌は生まれた直後が一番優位にはたらき、その後成長することで減少していきます。加齢によってダイエットが難しくなることも、悪玉菌が増殖しデブ菌が優位にはたらいていることが原因なのかもしれませんね。
痩せの大食い体質の人は、とても快便だとも言われますよね。やはり、これも善玉菌が優位にはたらき、痩せ菌が優位に働いているからだといえるでしょう。
悪玉菌の増加は、肥満に繋がるだけでなく、大腸がんや糖尿病も誘因することになりますので、普段の食生活から腸内細菌を意識してバランスよく摂取するようにしましょうね。