紙煙草⇒加熱式タバコへ移行する方が多いですね。
流行りで移行する方も多いと思いますが、健康を考えて移行する方も多いのではないでしょうか?
加熱式タバコには煙草本体から出る副流煙がないため、受動喫煙としては吸った本人から吐かれる呼出煙のみとなり、周囲に害を与えることに大幅に軽減されたことも加熱式タバコが広まった要因にもなっていると思います。
ん?
加熱式タバコには副流煙がない?
ないのなら加熱式タバコには副流煙はないのでは?
その点の疑問についても含め、今回は加熱式タバコの副流煙についての健康被害や発がん性物質について調査したいと思います。
※2018/06/04最新の情報に更新
目次からササッとチェック
ニコチンが入っている電子タバコを吸う
ニコチンが入っている電子タバコがあるのをご存知ですか?
JUUL(ジュール)は、カートリッジに入っているリキッドにニコチンソルトが入っているので、タバコの葉を使わなくてもニコチンを楽しむことが出来るんです!
加熱式タバコ同様に、タールが含まれていないのが特徴ですが、タバコの葉を使っていない為加熱式タバコよりも臭いが少ないんです。
ニコチンが含まれているので、副流煙の存在を消すことは出来ませんが、服や体に臭いが付きにくいというだけでも大きなメリットだと思います。
しかも、カートリッジ1つで紙タバコ1箱分吸うことが出来るのでコスパも超良し!本体もアイコスより安く購入出来ますよ。
加熱式タバコの副流煙の存在
副流煙とは何か?
と問われた際、紙煙草から発生される各種煙にはそれぞれ名前がついており、副流煙もそのひとつとなります。
まず、紙煙草を吸った本人がフィルターを通して肺へと導く煙が「主流煙」となります。
そして、主流煙を吸った本人が吐き出した煙を「呼出煙」といいます。
最後に紙煙草の燃えている先端から発生されている煙が「副流煙」となります。
副流煙はフィルターを通していない煙となるため、紙煙草を吸う主流煙よりも発がん性物質などの有害物質が非常に高く受動喫煙問題の一番の原因とされております。
燃やさない加熱式タバコには副流煙はない?
加熱式タバコは紙煙草とは違い、タバコ本体に着火させ燃やして煙をさせるものではなく、加熱させることで水蒸気を発生させその水蒸気を吸うものとなります。
そのため、加熱式タバコから出ているのは煙ではないのですが、煙状のものを吸っているとするとそれは水蒸気でも煙ということにもなります。吸っている水蒸気を主流煙、吐き出す水蒸気を呼出煙と同様のものといえることでしょう。
では加熱式タバコでの副流煙はどうなのか?
アイコスを吸っている方ならおわかりだと思いますが、吸い終わってスティックを外すときにホルダーから煙(水蒸気)が出ていることに気づきませんか?
また、ホルダー本体にアイコス独特のニオイが残っていませんか?
つまりそれはフィルターを通していない煙(水蒸気)が発生していることであり、副流煙が少なからず発生している証拠ともいえるのではないでしょうか?
アイコスでも副流煙が少しあるような・・・ニコチンはないが煙はでるVAPEもどうなるか気になるな
加熱式タバコは「路上喫煙」? 自治体の対応は… https://t.co/SZh9ZAjUWp #niconews
— hide (@hide325) 2017年6月25日
加熱式タバコの副流煙に発がん性物質などで害はないのか?
まず、加熱式タバコについてどのくらい発がん性物質などの有害物質が含まれているかというと、紙煙草と比較して90%の有害物質を低減しているとアイコスやグローなどの公式でも公表しております。
一番の有害物質と言われるのがタール。発がん性物質の最たるものでありますが、タールは燃焼させることで発生するものとなります。
しかし、加熱式タバコの場合、燃焼させるのではなく加熱させることで煙ではなく水蒸気を発生させる仕組みであるため、タールはほとんど発生することはありません。
また、煙に含まれる数千種類の有害物質も煙が発生しない加熱式タバコの場合、抑制させることができます。
副流煙がほとんどなく発がん性物質もほとんどない加熱式タバコ
発がん性物質など有害な成分が少ない加熱式タバコですが、有害物質が少なくても副流煙などの飛散量が多ければ意味がありません。
しかし、加熱式タバコは副流煙もほとんど出ないため、紙煙草よりもより受動喫煙などの影響を受けにくいといえるでしょう。
加熱式タバコのブーム到来からまだ2年ほどですので、今後も有害物質が少ない新しい加熱式タバコや電子タバコの出現が期待されますね。
ニコチンとフレーバーがしっかり楽しめる電子タバコ
世界中で流行っているニコチン入りの電子タバコJUUL(ジュール)。
ニコチンのキック力は容赦なくあるのに、フレーバーの味がしっかりしているので、飽きずに楽しむことができます。
しかも、ただ強いニコチンを楽しむというだけでなく、カートリッジの種類を変えればニコチン軽めのフレーバーも味わえます!
また、カートリッジ形式なのでリキッドの補充やコイル交換、ワット数変更などの面倒な作業は一切無いんです!フレーバー無くなったなと思ったら、カートリッジごと取り換えればOK!
加熱式タバコよりも使い勝手のいいものを選ぶなら、絶対にJUULを使う方がオススメですよ!
だからといって害のない安全なものではない
加熱式タバコに含まれる水蒸気には、紙煙草の煙に含まれる有害物質よりも90%ほど抑制しておりますが、だからといって安全ではなく、10%は有害物質が含まれているということは忘れてはいけません。
また、紙煙草によっての健康被害は長年の研究によって見出されたものでありますが、少なからず紙煙草の10%の有害物質を含む加熱式タバコの場合、未だリスクを完全に評価できてはおらず、水蒸気の状態の煙を吸うことでリスクが上がる可能性も否定できません。
一番は紙煙草も加熱式タバコも両方やめることですが、その次に重要なことは、発がん性物質や有害物質などを含んだものを吸っていることを理解し、吸っていない人のために受動喫煙のあり方などマナーを守って行動することが必要ではないでしょうか。
葉タバコも加熱式タバコも不快な臭いがする!個人で楽しむ嗜好品なんだから、他人を不快にしてはいけないと思う。副流煙を吸わせるのはダメでしょ!喫煙禁止場所に吸い殻や空箱落ちていたり、歩きたばこする奴多すぎ!!いい加減にしろと言いたい?( ゚Д゚)ノ
— まろさん@ナイセン団? (@kisekino_kachi_) 2017年10月27日
タバコ吸わないものにとっては、加熱式タバコは確かに吸わない時の副流煙のは無いけど、口から吸った煙は普通に出ているので、受動喫煙防止条例には紙巻きタバコと同様に加熱式タバコも扱ってほしいと思ってます。
— hiroyuki tsu (@hiroyuki_tsu) 2017年9月13日
日本呼吸器学会が加熱式タバコについての見解を発表
2017年10月31日に、「日本呼吸器学会」が電子タバコや加熱式タバコの健康被害について見解を発表いたしました。
その内容をざくっと説明してみると、
などとなっております。
学会の見解では、発がん性物質などの有害物質についても詳細に書かれており、全体的には有害物質が減らされている可能性はあるが、一部紙煙草よりも高い濃度を発している物質もあることや、新しい吸引方法によっての化学的変化についても記載されておりました。
まだまだ加熱式タバコや電子タバコは研究段階の範囲なので、「絶対安全」や「全く影響ない」ということがないものだと理解し、非喫煙者を巻き込まないようにしなければなりませんね。
主流煙の有害物質の比較が面白かった!
紙煙草や加熱式タバコ、電子タバコでの主流煙に含まれる有害物質の比較の動画が面白かったので紹介します。
実験の主旨としては、それぞれから出される主流煙を用意したフィルターに通した場合、どれだけフィルターに色がつくかというもので、フィルターの汚れがひどいほど、主流煙には何かしら有害物質等が含まれているのでは?というものです。
有害物質が何なのか?まではわからないですが、フィルターに色がついた場合、吸いこんだ肺や口の中、歯などにもその色が付着すると考えると、吐き出す呼出煙による受動喫煙の影響にも差が出るものではないでしょうか。
紙煙草であれば、付属するフィルター自体が吸いこんだ時に茶色く変色するため、今回の実験でフィルターの色が変わることは理解できますが、その他加熱式タバコなどの結果がどうなったのか動画を確認してみてくださいね。
まとめ|何を吸うにも周囲に迷惑はかけないこと
加熱式タバコでもニコチン入りの電子タバコでも、煙が多かれ少なかれ出るもの。まずは吸う前に周りの人の迷惑にならない喫煙所などで吸うようにしましょう。
特に、非喫煙者からすれば煙の出るものを吸っている時点で嫌悪の対象になる場合が多いので要注意です。
お子様や、ペットなどの動物の前で吸うのも厳禁ですよ!!