栄養ドリンクは疲れた時や、少し気持ちを切り替えたい時に飲むことが多いと思います。気軽に飲めるのがメリットでもある栄養ドリンクですが、実は副作用が起こる事もあります。
意外と知らない方も多いと思うので、ここでは栄養ドリンクに関する気になる副作用についてご紹介!
正しく安全に飲むためにも注意点やリスクなどはしっかりと把握しておきましょう。
目次からササッとチェック
栄養ドリンクの過剰摂取は注意
まずは栄養ドリンクの過剰摂取に関する注意点です。
普段から何気なく飲んでいる栄養ドリンクやエナジードリンクですが、そもそも、皆さんはなぜ、栄養ドリンクを飲んでいるのでしょうか?
「疲れた時の気持ちの入れ替え。」
「残業が続いて疲労感が溜まっている。」
「食生活が偏って栄養が足りていない。」
など、人それぞれ理由があると思います。
確かに栄養ドリンクにはこれらに対して非常に有効な飲み物であり、肉体疲労や栄養補充にも適しているドリンク剤です。
ただし、飲み過ぎ・過剰摂取には注意が必要です。
それなりの効果が期待できるものに対しては、それなりのリスクが付きまとう事があります。
栄養ドリンクも同様で、過剰摂取する事によって副作用を起こしてしまったり、体調を崩してしまう事もあるので、第一前提として正しく服用する事が大切です。
栄養ドリンクの成分を知っておこう
栄養ドリンクにはさまざまな成分が含まれています。
まずは栄養ドリンク類に含まれている代表的な成分を紹介していきましょう。
・タウリン、ビタミンB1硝酸塩、ビタミンB2リン酸エステル、アルコール、ビタミンB6、ニコチン酸アミド、カルニチン塩化物、無水カフェイン、イノシトール、パンテノール、ビタミンE、ニコチン酸アミド、L-アスパラギン酸ナトリウム、リボフラビン、リドキシン塩酸塩…etc
などなど、栄養ドリンクの種類によって成分は異なりますが、これらのいずれかの成分に対してアレルギーを持っている方や、日常的に服用している薬との相性が悪い場合には、薬の副作用を強めてしまったり、体調が悪くなる事もありますので、気を付けましょう。
栄養ドリンクを飲む際には、成分にも注目しておくのが安全に飲むコツです。
エナジードリンクも注意が必要
栄養ドリンク同様にエナジードリンクにも注意が必要です。
エナジードリンクの代表的な商品と言えば、「モンスターエナジー」「レッドブル」などがありますよね。
栄養ドリンクとは少し用途が異なる部分もありますが、これらにはカフェインが多く含まれています。
なので、過剰摂取する事によって、最悪の場合「カフェイン中毒」になってしまい、1日に何本も飲んで死亡してしまうというケースも海外であったようです。
日本でも飲み過ぎによる危険な症例はあったようなので、いずれにせよ栄養ドリンクやエナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物に関しては、飲み過ぎには注意が必要だと言えます。
栄養ドリンクにおける副作用
栄養ドリンクに関する副作用についてもまとめていきます。
そもそも、栄養ドリンクとは肉体疲労時の栄養補給などを目的として販売されている飲料の事を言います。
基本的には処方箋も必要なく、ドラッグストアやコンビニなどでも気軽に購入する事ができます。
肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害などに対して一定の効果が期待できるものですが、人によっては副作用などの症状を感じてしまう事があります。
では、どんな副作用が考えられるのか?紹介していきましょう!
下痢・吐き気・イライラなど
まずは、下痢・吐き気・イライラなどです。
多くの栄養ドリンクにはカフェインやタウリン、ビタミンなどが含まれていますが、カフェインには覚醒作用、タウリンには肝機能向上などの作用が期待されています。
しかし、その一方で、体内にも刺激が加わり、それによって消化機能が低下し、お腹を下して下痢になってしまったり、胃の調子が悪い場合には吐き気を催したりする事があります。
また、カフェインは中毒性のある成分なので、毎日定期的に栄養ドリンクなどのカフェインを含むものを摂取している方が、急に服用を止めてしまうと、イライラしたり落ち着きがなくなってしまう事もあります。
肝臓や腎臓への影響
肝臓や腎臓への副作用も可能性の1つとして考えられます。
栄養ドリンクはだいたいの方が1日に1本程度しか飲まないと思います。
栄養ドリンクには前述した通り、たくさんの成分が含まれていて、それらを分解するのは肝臓の役割です。
なので、1日に何本も服用すると肝臓や腎臓に負担がかかり過ぎて、なにかしらの病気を発症してしまうという事も考えられるのです。
副作用として「この病気を発症する」という断定的な事は言えませんが、少なからず腎臓や肝臓にも影響が出る可能性があるという事は覚えておきましょう。
血圧の異常、糖尿病、肥満など
その他の副作用に関しては、Wikipediaにも記載されていますが、栄養ドリンクによって糖尿病や心血管疾患のリスクを上昇させる可能性があるとも言われています。
やはり、栄養ドリンクに含まれているカフェインに注意が必要で、栄養ドリンクの種類によってはコーヒーの10倍ものカフェインを含んでいる場合もあるようです。
確かに、コーヒーの10倍と聞くと体にも良くない印象がありますが、すべての栄養ドリンクがそれらに該当するとは限りません!
栄養ドリンクを服用する事で、体調が良くなったという方もいますので、あくまでも可能性の1つとして覚えておくと良いでしょう。
副作用のリスク回避!栄養ドリンクを飲む頻度は?
栄養ドリンクを飲む頻度としては、目安として1日に1本程度が好ましいと思います。
もちろん、栄養ドリンクの種類によっては1日2本、1日3本まで推奨されている場合もありますが、より安心して飲む事を考えると1日1本程度に抑えておくのが好ましいと言えるでしょう。
また、異なる栄養ドリンクだからといって1本以上飲むのも注意してください。結局は、同じような成分を含んでいて、カフェインが含まれている事も多いので、過剰摂取には変わりありません!
副作用を少しでも回避するためには、栄養ドリンクの類を1日1本と決めて飲むようにするのが安全だと思います。
栄養ドリンクを飲んで体調が優れない場合
ここまで、栄養ドリンクの副作用やカフェインの危険性などをメインで紹介させて頂きましたが、栄養ドリンクには他にもアルギニンやタウリン、植物エキスなど多くの成分が含まれています。
健康的な方が服用する場合には、そこまで注意することもないと思いますが、すでに体調が優れないという方が服用すると、場合によっては更に体調が悪化する事も可能性としては考えられます。
もし、栄養ドリンクを飲んで体調が悪くなってしまった場合には、できる限り早めに病院に行って検査をしてもらうようにしましょう。
栄養ドリンクの副作用まとめ
いかがでしたか?
普段から何気なく飲んでいる栄養ドリンクの意外な事実。これからは副作用や有効成分にも気を付けて飲むようにしましょう。
そこまでシビアに考える必要もないと思いますが、海外ではエナジードリンクの飲み過ぎによる死亡事故もあったみたいなので、栄養ドリンクに限らずカフェインの過剰摂取などには普段から注意するべきだと言えます。
栄養ドリンクにしろ、エナジードリンクにしろ、1日1本程度を目安にしてほどほどの飲むようにするのがオススメです。
これを読んでいる皆さんも、体調を整える為に飲んでいる栄養ドリンクで逆に体調を崩さないようにしましょう。