加熱式タバコの味やニオイが気に入らないから、ニコチンリキッドを使う電子タバコを愛煙している方も多いのではないでしょうか?
しかし、ニコチンリキッドは日本国内では購入することが出来ず、海外から通販して個人輸入で購入する他ありません。
海外から通販でニコチンリキッドを個人輸入して購入する方法と、自作のニコチン入りリキッドの作り方について詳しくご紹介していきたいと思います!
目次からササッとチェック
ニコリンリキッドを個人輸入する理由とは?
冒頭でも述べたように、ニコチンリキッドは日本国内で購入することはできません。
これは薬事法で決められている法律なので、日本国内で販売しているお店を摘発したらお店は牢屋行きです。
しかし、ニコチンリキッドを使用している人がいる…一体なぜなのか?ニコチンリキッドを手に入れられる抜け道こそが、海外通販で購入する個人輸入といった方法なのです。
ニコチンリキッドを個人輸入する方法
海外の通販サイトから個人輸入することができると言いましたが、もう一つ、ニコチンリキッドを個人輸入する方法があります。
海外でニコチンリキッドを購入し、日本へ持ち込む。
この方法でも個人輸入として認められます。
通販・自分で日本に持ち込むこの2点の場合でのみニコチンリキッドを手に入れる事ができます。
ニコチン製品、何が犯罪になるの?
通販で買ったり自分で持ち込むのはいいけど、犯罪になるケースも多いニコチンリキッド。
結局は何をすれば犯罪となってしまうのか…
簡単に言ってしまえば日本国内でニコチンリキッドの販売・転売を行うことが犯罪となります。
ちなみに、自分が海外で買ってきたニコチンリキッドを友人に譲り渡すのも犯罪に当たります。
ご注意下さい。
ニコチンリキッドを個人輸入で通販するリスク
筆者は個人輸入で結構アクセサリーとか購入するので比較的抵抗なく行っていますが、日本の通販とは違うため多少のリスクはあります。
ニコチンリキッドを個人輸入する場合には必ず確認するようにしておきましょう。
配送に時間がかかる
海外で通販した場合には日本での通販のように、1日~3日で届くことはありません。
海外の本社から税関を通り、空輸・船輸され、日本に着いて関税を通って確認され後に全国各地に配送されます。
そのため、最低でも5日は掛かり販売店によっては1ヵ月以上かかるお店もあります。
必ず販売店のサイトでどのくらいで到着予定なのかを確認しておきましょう。
送料が異常に高い
日本では500円~1000円程度の配送料で商品が到着しますが、空輸や船輸を使用しているのでそんな安価で配送をしてくれません。
配送料は1500円~2500円程度かかると考えていいでしょう。
こちらも、優良な販売店であれば通販サイトに記載してあるので必ず購入前に確認をしてください。
記載されていない場合、そもそも本当に商品が届くのかリスクが大きすぎるため避けた方が無難でしょう。
検品や梱包が海外基準
日本の通販でもアマゾン等では梱包が雑な時もありますが…海外通販の場合はそんな比ではありません。
日本のようにスタッフが一個一個確認して、綺麗に梱包して…という工程が無い場合があります。
商品さえ無事に届けばいい!と思っていても配送まで期間を要しますし、万が一手元に来た際に破損があっても取り扱ってくれない場合が多いのも個人輸入の難しい所です。
もちろん、販売店によって梱包方法はまちまちなので、必ずしも雑に配送されるわけではありません。
販売店の口コミ等を参考にして信頼できるお店を見つけるのがいいかもしれません。
税関で止められる場合がある
ニコチンの個人輸入は基本的に禁止はされていませんが、販売目的に見られる場合など大量に個人輸入しようとすると止められます。
止められたら税関から連絡が来るので、それに従うようにしてください。
販売店は責任を取ってくれないので注意。
送料を節約しようとせず、個人輸入の範囲内での購入をしましょう。
値段の変動が起こりやすい
日本円と海外ドルなどの値段の違いが理由で値段の変動が起こりやすいのも個人輸入リスクの一つです。
先月はこのくらいの価格で購入できたのに、今日は価格上昇している!なんていうことがザラです。
出来れば日本円表記されている通販サイトを選ぶのが正確でしょう。
日本円表記の通販サイトで有っても値段変動が起こる可能性があるので要注意です。
ニコチンリキッドのおすすめ販売店と注意点

個人輸入はリスクが多いように見えますが、回避する方法はいくらでもあります!
Amazonで購入した商品もたまに海外からの配送ってありますよね?
それだって言ってしまえば個人輸入です。
難しく考え過ぎず、ポイントを押さえて個人輸入のリスクを減らしましょう。
販売店のサイト情報を理解する
一番重要なのは販売店の内容を理解する事です。
英語が分かるのであれば、自身でサイトを読み解けばいいですし、英語が全く分からないのであれば日本語対応サイトを使用するようにしましょう。
最近では日本人向けのサイトがあるニコチンリキッドを取り扱った海外の販売店も多く、調べればたくさん対象のサイトが出てきます。
PCに備え付けの日本語翻訳を使用してでもいいので下記の点を必ず確認しましょう。
・販売元や販売会社が外国である事
・配送日の目安
・配送料の表記
・商品の値段の確認
・商品の内容
内容を読むだけでなく理解したうえで購入するようにしてください。
一度に個人輸入できるニコチン量を守る必要がある
日本国内にニコチンリキッドを個人輸入できる量は明確に決まっています。
リキッドの場合1ヶ月に120mlまで個人輸入可能となっています。
この120mlは、一ヶ月に使用する量として出された数値であり、他人に譲渡・販売するのを防ぐために決められています。
ニコチンの濃度やボトルの数では決められていない為、ニコチンが多くほしい・自作したリキッドを多く使う場合には濃度が濃いものを購入し、自分でリキッドを割る等して対策するようにしましょう。
日本人向けサイトの場合、購入制限を設けていたり購入時に確認してくれる場合があるので安心ですね。
ニコチンリキッドの選び方
ニコチンリキッドを初めて海外の通販サイトで個人輸入する場合、どんな点を気にして購入すればいいのでしょうか?
ただニコチンリキッドを適当に買えばいいわけではありません。
どんな用途で使用したいのか、どんなものが欲しいのか、何を選べばいいのか考えて購入するようにしましょう。
フレーバー付きor自作用ニコチンリキッドを選ぶ
ニコチンリキッドにはフレーバー付きリキッドとニコチン原液のリキッド(ニコチンベースリキッド)の2種類があります。
フレーバー付きリキッドは基本的に、自作でリキッドを作る必要が無く、お手持ちのVAPE(ベイプ)や電子タバコにリキッドを入れれば使用することができます。
ニコチンベースリキッドの場合、独特な味や臭いがして美味しいとは言い難いです。
基本的には日本でも販売されているノンニコチンのフレーバーリキッドと割って使用しますが、濃度の計算など専門的な知識が必要です。
初めてニコチン入りリキッドを使用するのであれば、安定した濃度と味わいが楽しめるフレーバー付きのニコチンリキッドがおすすめです。
最初は濃度低めからスタート
税関を通る際、ニコチンの濃度は関係なくリキッドの容量が定められています。
ですが、だからと言っていきなり高濃度のニコチンリキッドを購入するのは避けましょう。
紙巻きタバコや加熱式タバコはフィルターが付いているためニコチンがある程度軽くなりますが、VAPE(ベイプ)の場合は加熱されたニコチン成分が直接体内に入ってくるためどうしてもキツく感じてしまいます。
ニコチンリキッドは購入する画面で「mg/ml/%」表記で濃度が書かれています。
一番最初は低濃度から使用し、徐々に濃度を上げていくようにしましょう。
VAPE(ベイプ)の機器によって濃度の感じ方が変わる
ニコチンリキッドは加熱方法の違いや割り方でも濃度の感じ方が変わってきます。
爆炎VAPEなど蒸気を大量発生させるような機器の場合、ニコチン成分も大量に発生するため喉へのキック感が強く感じることがあります。
VAPE(ベイプ)を買い替える時にはニコチンリキッドも合わせて変えた方が無難かもしれません。
自作でニコチン入りリキッドを作る方法
ニコチン原液を購入した方が圧倒的にコスパは良いですが、ニコチンは皮膚からも吸収される成分であり日本の薬事法で禁止されるほど猛毒に指定されている成分です。
一定量以上のニコチンを体内に取り入れることで急性ニコチン中毒になる恐れがあるので細心の注意が必要になってきます。
自作する際に必要なもの
ニコチン入りリキッドを自作する際に必要な物や道具がこちら。
・ニコチンベースリキッド
・フレーバーリキッド
・ゴム手袋
・スポイト
・保存瓶
濃度を計算して作る
ニコチンの濃度は「%(パーセンテージ)」で表されることが多いため、自作する場合にも%で計算すると分かりやすいかと思います。
欲しいニコチン濃度を出し、作成するリキッドの量を計測し、濃度に応じてニコチンベースリキッドとフレーバーリキッドを合わせていきましょう。
高濃度ニコチンの場合ニコチンを薄めるためにフレーバーリキッドを多く使用することになるので、PGなどで割ってからフレーバーリキッドと合わせるとさらにコスト削減に繋がります。
PGはAmazonなどで購入することができます。
細菌の繁殖に要注意!
VG・PG共に雑菌耐性がありません。
自作で作るリキッドの場合は特に注意が必要です。
使用したスポイトは基本的に使い捨てするようにしましょう。
数日後に再度使用した場合、雑菌が繁殖している場合があります。
また、作った自作リキッドもあまり長く保管せず、冷蔵庫で保管する等の対策をしてください。
徐々に濃度を高めてお好みのリキッドを自作
フレーバー付きニコチンリキッドを作る時と同様に、ニコチンベースリキッドを使って自作する場合にも必ず低濃度から始めるようにしましょう。
いきなり高濃度のニコチンから始めてしまうと、体に合わず急性ニコチン中毒のリスクが高まります。
徐々にニコチンの濃度を高め自分の好みの濃度を見つけてみてください。
ニコチン濃度を自分で決めることができるのはニコチンベースリキッドを使用して自作するメリットになるのではないでしょうか?
ニコチンリキッドの有害性やリスクは?
ニコチンは皮膚からも吸収され、急性ニコチン中毒を引き起こす程有害な成分です。
ニコチンリキッドを海外から輸入するのは許されていますが、有害性を再認識し、正しい用途で使用するようにしましょう。
ニコチン摂取により引き起る病気の有害性
ニコチン成分に依存性があることは周知の事実ですが、それ以外にもニコチンを吸引することでこんな病気のリスクが起こります。
・血管を収縮させ血流を悪くする
・血中コレステロールを酸化させる
・ニコチンを解毒するために腎臓に負荷がかかる
これにより、肌荒れや冷え性をはじめ、動脈硬化・心筋梗塞・腎不全などの病気を引き起こすと言われています。
ニコチン成分の入っているリキッドを吸っている時点で健康被害が起こっていることを良く理解しましょう。
過度な吸収は急性ニコチン中毒を引き起こす
自作でニコチンリキッド等を作る場合、手袋が必要なのは皮膚に付着することでニコチンを吸収してしまうからです。
ニコチンベースリキッドやニコチン成分の入っているリキッドが漏れた時などはすぐに水に洗い流す必要があります。
また、誤って口に入ってしまった場合にもすぐに口をすすぐようにしましょう。
ニコチンの被害を少しでも減らしたいなら『ニコチンソルト』
最近話題になり始めたニコチン成分の一つニコチンソルトは、従来のニコチンよりも高性能として知られています。
ニコチン成分を高濃度で吸収できるのにも関わらず、喉へのイガイガ感が少ないのが特徴的なニコチンソルト。
ゆっくりとニコチン成分が吸収されていくため、紙巻きタバコや従来のニコチン成分よりもニコチン切れが緩やかになるというのもおすすめの理由の一つ!
短時間で十分なニコチンを摂取でき長時間タバコを吸わなくて済むというのはかなり画期的なのではないでしょうか!
ニコチンリキッドを個人輸入で通販する方法まとめ
今回は、ニコチンリキッドを海外から個人輸入する方法から、ニコチンベースリキッドを使用して自作リキッドを作る方法までドドンとご紹介させていただきました。
日本人向けの海外通販サイトが増えたことから比較的個人輸入の敷居は低くなり、ニコチンリキッドを購入しやすくなっていると思います。
普通に通販するような感覚で個人輸入することができるので、ニコチンの入った電子タバコを喫煙したい!という方は要チェックです!
ニコチンリキッドの自作方法につきましては、自己責任でお願いいたします…。
ニコチンはあくまで害のある成分です。
また、ニコチン製品の販売・譲渡は犯罪行為にあたるということを把握したうえで購入を検討してくださいね。