クマができてしまうと、シミ・しわと同じで見た目が一気に老けてみられたり疲れてみられたりと周囲がヒソヒソする元となります。
つまり、クマは健康のバロメーター的な要素が高いので、できれば早く治してあげたいところ。
このページでは、簡単にクマを治す方法と治らないクマの病院での処置、何科を受診すればよいのか?をまとめました。
目次からササッとチェック
クマの原因を知ろう!
疲れているからクマって出るんだよね?っていうざっくりとした原因はなんとなくわかるかもしれませんが、
なぜクマになるのか?
を知っている方は少ないでしょう。クマはちょっとしたことで簡単にできてしまうので注意が必要ですよ。
青黒いクマは血行不良
青黒いクマ。
メンジム読者では一番割合が多いであろうクマの色です。また、疲れているからできるクマの代表格でもあります。
目の下の皮膚は他の部位の皮膚よりもとても薄く、だいたい0.6mmほど。シャーペンの芯が0.5mmですのでそのくらいです。
その皮膚の薄さから毛細血管が透けて見えることが原因です。
血管は血流が良くなると肌は赤くなりますが、逆に血流が悪くなると酸素や栄養素が滞ってしまい血管は黒っぽくなります。ヘモグロビンに赤色が吸収されて暗くなるのもあるよ。
疲れが溜まり、目の下の毛細血管の血行不良が起こるとクマとして青黒く発生しやすくなります。
茶色いクマは色素沈着
茶色いクマ。
肌は皮膚のターンオーバーによって、新しい皮膚が生成されると古い皮膚が押し出され剥がれていくきます。垢がそうですね。
皮膚は常に新しい皮膚を作ることで皮膚のバリア機能を維持します。例えば、紫外線から肌を守るためにメラニンが生成され肌が黒くなるのですが、2か月も経てば肌が白く戻るのもターンオーバーによって新しい皮膚が生成されたからです。
しかし、このターンオーバーが正常に行われないと肌を守るために生成されたメラニンを排出させることができず残ってしまいます。色素沈着(くすみ)です。
この色素沈着こそが茶色いクマの原因です。
メラニンは肌を守るために生成されるので、目の下をこすったりすることが多い人は色素沈着しやすいと言えるでしょう。
黒いクマはたるみや凹み
黒いクマ。
目の下には涙袋がありますよね。その涙袋は眼輪筋と呼ばれる筋肉で目を支えることで存在するのですが、老化によって涙袋を支える筋肉が衰えたりたるんだりすることで目の下にくぼみや凸凹ができてしまいます。
くぼみや凹凸ができると今まで光を浴びていた箇所が覆い隠されてしまい影が発生してしまいます。
このくぼみによる影が黒いクマの原因です。
高齢の方に多いのがこの黒いクマですが、生まれつきの目の下のカタチによっても発生することがあります。
自宅でできる簡単にクマを治す方法
さぁ、クマには3つの種類があり、それぞれできる原因を知ったところで、まずは自宅で簡単にできるクマを治す方法を見ていきましょう。
青いクマは血行促進を!
青いクマは血行不良が原因でしたね。
そのため、滞った目の下の毛細血管の血流を上げることが一番です。
一番効果があるのが【蒸しタオル】ですね。電子レンジで簡単に作ることができますよ。火傷に注意!
寝不足などでよく発生する青クマも目を使いすぎた証拠と言えます。
蒸しタオルを目に当てて、そのまま数十秒リラックス状態を保ちましょう。冷たいタオルと交互に当てたり、アロマオイルを少し垂らしたりするとより効果的ですよ。
茶色いクマは化粧水を!
色素沈着が原因の茶色いクマは、肌のターンオーバーを促進させる化粧水を使い、メラニンを排出させましょう。
色素沈着が起こりやすいのは、乾燥肌や紫外線の浴びすぎ、目の下をこすったりする刺激です。
化粧水を使うことで、肌の水分を保持することで本来の肌の効果を甦らせることができます。美白効果がある化粧水やビタミンC誘導体を含んだ化粧水などは特におすすめですよ。
黒いクマはマッサージを!
目の下のたるみや凹凸が原因で起こる黒いクマは、目の下の衰えるのを防ぐためにマッサージをして鍛えていきましょう。
筋肉は衰えると縮んでしまいます。黒いクマができている方は、喜怒哀楽が少なかったりしていませんか?
無表情は目だけでなく顔の筋肉の表情筋も衰えさせてしまうので、大きな口を開けたり、笑ったりして顔全体を引き締めて鍛えるようにマッサージをしていきましょう。
簡単に治らない頑固なクマは病院で!
もうクマとは長いお付き合い。そんな方のクマはなかなか簡単には治らないことでしょう。
でも、そのままクマと過ごしても何の得にもならないし、年を重ねるごとによりクマは煩わしい存在になってしまうことでしょう。
ということで、治らないクマを治す方法といえば、自宅ではなく病院でお願いすることしかないと思いますし、実際にそうだと思います。
病院は何科を受診するの?
やっぱり顔の皮膚のことだから、皮膚科を受診するんだよね?と思いますが、答えは▲です。
上で挙げたように、クマも症状によって3種類あり、それぞれ何科に受診するかが変わってくるのです。
病院でクマを治すと思ったらまずは、皮膚科を考えるのではないでしょうか?
実際にそれは間違いではないですが、病院の皮膚科で治療ができるのは茶色いクマのみになります。
病院といえば保険適用できるかどうかがカギになります。病院の皮膚科で保険適用されるクマは茶色いクマのみになるので、他のクマで皮膚科を受診しても直接的な治療をされることはないでしょう。←睡眠とってねとか間接的な治療はできると思いますよ。
なら何科が一番おすすめなの?
クマの治療の多くは保険適用外の治療が多いため、保険適用外の施術が行える病院やクリニックがおすすめになります。
美容医療を得意とするクリニックなどは青いクマや黒いクマにも効果を上げる施術を受けることができるでしょう。←何科と言われれば美容皮膚科や美容外科などですかね。
ただし、保険適用外なので診療料金がいくらくらいになるかは把握しておきましょうね。
病院でクマを治す方法
皮膚科を受診された場合の多くは、内服薬や外用薬による処方箋治療になります。
市販のお薬よりも強力な成分を使い、皮膚のターンオーバーを促進されたり、美白効果を生み出します。ハイドロキノンやトレチノイン等を処方されるのが一般的でしょう。
美容皮膚科や美容外科などはレーザーで治療することが一般的でしょう。
表皮の角質を除去することで新しい皮膚生成を促すジェネシスや、体内から熱を発生させ血流やリンパの流れを活性化させるテノールなどがあります。
その他、ヒアルロン酸注射などで凹んだ目の下を平らに膨らませる施術などをすることも可能です。
簡単にクマを治す方法と治らない時の処方まとめ!
クマができてしまうと、その目の下の存在が顔の表情を曇らせてしまいます。
毎日の生活習慣ができてしまう要因ですが、できてしまったクマはその種類により改善方法が異なります。
どの種類のクマも自宅で簡単にクマを治す方法があるので毎日実践していきましょう。もし、それでも治らない場合、病院を受診し改善していきましょう。
何科に受診するかはこれもまたクマの種類によって異なりますが、皮膚科での受診は一般的に保険適用内に診断になるので施術方法が決まってしまいます。
美容外科や美容皮膚科であれば、保険適用外の施術を広く行うことができるので、治らないクマも色々と施術アクションを起こしてくれることでしょう。