毎日の仕事や家事、育児などでお疲れの方も沢山いらっしゃいますよね。
そんな時、寝不足や疲労から目の下にクマができてしまう事も…。
クマがあると顔色が悪く、疲れて不健康そうに見えてしまって、暗い印象になってしまうのも悩みどころ。
そんな寝不足クマでお悩みの方の為に、この記事では寝不足のクマを簡単に消す方法としてツボ押しをご紹介します!
寝不足クマの原因とは?
寝不足だからクマができるんでしょ?と思われるかも知れませんが、ではどうして寝不足だとクマができるのでしょうか。
他にも、寝不足だけではなく疲れている時もクマはできてしまいやすいもの。
ですので、まずは寝不足や疲労が溜まっている状態で、なぜクマができてしまうのかをチェックしてみましょう。
寝不足クマは『青クマ』
目の下にできるクマにも実は種類があるんです。
青クマ・赤クマ・茶クマ・黒クマと全部で4種類(これらが混合している場合もあります)ある中で、寝不足クマは青クマというものに当たります。
青クマとは、名前の通り見た目が青っぽい色をしているクマの事。
青と言っても、真っ青というよりは青紫だったり青黒かったり、暗めの色合いをしています。
青クマの原因は…
青クマの原因は、ずばり血行不良。
血液の流れが悪くなっていたり、貧血気味だったりする事で青クマになってしまいます。
血管は血行不良になると、色が青紫などのいわゆる『血色が悪い』と言われる色合いになってしまいます。
ですので、目の下に通っている毛細血管が、目の周りの薄い皮膚を通して透けて見える事で青クマになるのです。
寝不足や疲労が血行不良を引き起こす
つまり、寝不足や疲労蓄積状態になる⇒血行不良になる⇒青クマ(寝不足クマ)になる、というのが一連の流れです。
寝不足クマの大元の原因は寝不足や疲労で間違いないのですが、それによって血行不良状態になる事が寝不足クマを引き起こすという訳ですね。
ですので、寝不足クマを消す方法としては、血行不良を改善する、という事になるのです。
意外と青クマの機序は単純・簡単な事だったと言えますね。
『ツボ押し』が簡単にクマを消す方法?
とは言え、寝不足クマ(青クマ)の原因は血行不良だ!と言っても、そう簡単な事ではないと思われるかも知れませんね。
血行を改善するにはどうすれば良いかというと、身体を温めたり軽く体を動かしたりするなど、いくつかの方法があります。
そして、その方法の内の1つがツボ押し…人体にあるツボを刺激する事なのです。
なぜツボを押すと効果がある?
しかし、身体にあるツボを押すだけで効果があるなんて信じられないと思われるかも知れませんね。
確かに押すと痛みなどの感覚はありますが、その効果が分かりにくいと感じられる事もあると思います。
ですがご安心ください、ツボを刺激する事で身体に効果が現れる事は、最近の研究と長い長い中国医学の歴史が証明しています。
また体質悪化の原因が根深ければ根深いほど、そう短期間で治るものではないので、ある程度の時間を要するのは当然の事なのです。
ツボは人体のスイッチの様なもの
ツボは正穴・奇穴などの種類はありますが、全部合わせておよそ600個ほどが人体の上に存在しています。
数も驚く事ながら、ポイントはそれぞれのツボの場所。重要な神経や筋肉の上など、必ず意味のある場所に存在しているのです。
実はツボは刺激する事によって、それらの神経や筋肉などに良い作用をもたらす事ができるポイントなのです。
ですので、人体のでたらめな場所にあるのではなく、必ず身体に何らかの影響を与える場所にある、いわばスイッチの様なものと言えます。
ツボには体調がダイレクトに反映される
ツボの凄い所はまだまだあります。なんとツボには体調がダイレクトに反映されるのです。
例えば身体の中の内臓などに異常があった時、その臓腑に関連しているツボに反応が出るのです。
それは、押すと他の場所よりも深く響く様な痛みがあったり、固くなったり、もしくは肌が突っ張っていたリ凹んでいたりする事もあります。
この様に、反応が現れる場所や反応の様子によっても体調が分かるのがツボの驚くべき所なのです。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法!ツボの場所はこちら
それでは、寝不足クマを簡単に消す方法としてのツボ押しをご紹介していきたいと思います。
実は寝不足クマのできる目の周りのツボ以外にも、全身の血の巡りを改善してくれるツボがあるんですよ。
場所も割と簡単に覚えられるので、いつでも気が向いた時に刺激する事ができますよ!
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 1.晴明(せいめい)
まずは晴明。こちらは眼精疲労によく効くツボとして知られています。
場所もとっても簡単で、丁度目頭の辺りにあるツボなんです。
こちらは片手の人差し指と親指で鼻の柱をつまむ様にして押す事ができます。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 2.球後(きゅうご)
球後というツボは、下瞼の辺りの眼窩の骨の縁を指で軽くなぞると、真ん中から少し後ろの所にある小さな窪みにあります。
かなり目の近くにあるツボですので、勢い余って眼球に当たる事が無い様に、軽めに優しく刺激してあげてください。
こちらのツボも目の疲れを取ったり、目の周りの血行を促したりするのに効果的なんです。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 3.血海(けっかい)
お次のツボは血海です。血の海と書くのでちょっと物騒なイメージがある名前ですよね。
勿論、名前の通り血行改善に効果抜群なツボという訳なんです。
太腿の内側、前の方で、膝のお皿の骨から指3本分くらい上に行った場所にあります。
膝を真っ直ぐ前に向けて伸ばした時、その辺りにできる窪みの上端辺りを探すと良いでしょう。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 4.三陰交(さんいんこう)
こちらの三陰交は、血行改善以外の時にも大活躍してくれるツボです。
ですので、ぜひ覚えておいてもらいたいツボと言えます。特に使われるのは健康の増進や維持をして疲れを取る為や、婦人科系統の症状の時など。
場所も簡単で、内くるぶしの骨から指4本分上の所にあります。
内くるぶしの出っ張っている骨の上縁に小指が触れる様に手を当てて、そこから指4本分、つまり人差し指の直ぐ上を探せば簡単に見付かりますよ。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 5.太衝(たいしょう)
続いては太衝。こちらのツボの場所も簡単に発見する事ができます。
見付け方は足の甲を探します。簡単に言えば、足の親指の骨と人差し指の骨の間をたどって、丁度V字の様にぶつかる辺りの所。
こちらも血行改善するなど、『血』に関わる治療の時には欠かせないツボとも言えます。
ツボ押しで寝不足クマを簡単に消す方法 6.湧泉(ゆうせん)
最後にご紹介するのは湧泉。湧く泉という名の通り、身体の疲れを取って元気を出させてくれたり、血の巡りを良くしてくれたりするツボです。
疲れや寝不足によって発生する青クマ(寝不足クマ)に対してまさしくぴったりな効果ですよね。
見付け方は足の裏を探してください。足の指をぎゅっと曲げた時に、足の裏に窪みができますよね。その部分にあるのが湧泉です。
手の親指を使って、優しく揉み解す様に押してみてください。
寝不足クマを簡単に消す方法はツボ押し?まとめ
さて、寝不足クマを簡単に消す方法として、血行改善に効果が期待できるツボのご紹介でした。
基本的には疲れを溜め込まないのが一番なので、ちょっと疲労を感じ始めた時にツボ押しをするのも良いですよ。
寝不足の自覚がある方は、くれぐれも眠る前のスマホ・PCの仕様はなるべく控えてくださいね!