仕事や家庭、私生活でもストレスになる物の多い今は、若い人達にも白髪の悩みは尽きないですよね?
ストレスで白髪が生えたり増えたりするって本当に嫌なもので、また元の色に治るのか心配になり、カラーリングしたりしますよね?
1本あるだけでも気になるストレス性の白髪を、まず白髪にならないようにするにはどうすればいいのかの予防と、黒髪に戻すにはどうすればいいのかの対処法を調べてみたのでご覧ください。
目次からササッとチェック
ストレスにも種類があります
ストレスで白髪になるといえど、そもそもストレスって何?どんなものがあるの?と疑問に思う方もいますよね?
ストレスとは広く曖昧な概念なのですが、人は刺激を受けると驚いたり怒ったり、興奮したりと心や体が変化、反応します。その変化、反応が「ストレス」です。
大きく分類すると5つあるので、まずはストレスとはどういうものがあるのかを確認していきましょう。
①社会的・肉体的ストレス
仕事や近所付き合い、家庭内の問題等、人と人の関わり合いの中で生まれる問題で抱えるストレスを指します。
社会的な役割、性差、生理的欲求、疲労感、発熱や痛みなど、自分の気持ちだけでは何ともできないものです。
豊かな経済、発達した科学技術で激しくなった競争や管理された社会の中で生活する現代において増えてきた予防の難しいストレスですね。
②心理的ストレス
個人の性格や受け止め方で差がありますが、一般的に仕事や生活上の事、人間関係の問題のストレスです。
不安や焦り、劣等感、憎しみ、怒り等の感情で起こるものです。
世間一般で言われるストレスがこの心理的ストレスにあたるでしょう。
こちらも予防することの難しいストレスです。
③物理的ストレス
紫外線や騒音、振動、気温の変化や悪臭など、自分が居る場所に対する問題のことです。
年々酷くなる酷暑や厳しくなる紫外線などの自然界から受けるストレスです。
予防は出来ませんが、対処法はいくつかあります。
④化学的ストレス
食事や飲料、生活する上で使っている洗剤やヘアケア商品、タバコなどの嗜好品に含まれる、身体にとって有害なものです。
体内に蓄積され、有害な物質に変化する過酸化水素やニコチン、タール、ダイオキシンなどがあります。
これらによって変化する身体の問題がストレスになるのです。
こちらは予防も対処法も存在しています。
⑤生物的ストレス
細菌、ウイルス、カビや花粉など、感染症や疾患、アレルギーを発生させる原因物質があります。
発熱や鼻水、痛みなど、身体が感じる歪みがストレスとなります。
病気の中でも悪性貧血や甲状腺機能低下症、尋常性白斑なども白髪が生えやすい病気として有名です。
マスクや食事で予防することが出来るストレスです。
ストレスで白髪になったら治るの?
答えは「ストレスで白髪になります!」そして治ります!
元々髪の毛には色が無くて「メラノサイト」と言う毛根の近くにある細胞がメラニン色素を髪の毛に入れ込んで黒髪として生えてきます。
まずは黒髪が白髪になってしまうメカニズムを簡単に説明します。
ストレスで白髪になるメカニズム
ストレスを受け続けると体内で発生した活性酸素にメラノサイトが攻撃を受けたり、栄養が届かなかったりで黒髪の元になるメラニン色素が作られなくなります。
それは自律神経の働きが悪くなり、血行不良や睡眠不足になる事と食事のバランスや運動不足が原因になります。
食事や運動不足は自分で気を付ければすぐに改善出来ますよね?ですが、血行不良や睡眠不足は気を付ける事は出来ても改善には時間がかかります。
なぜかと言うと自律神経の働きが大きく関わっているからなんです。
では、その大きく関わっている自律神経とはどんなものなのかをお話しします。
自律神経とは

自律神経には、起きて活動している時に優位な交感神経と、睡眠時やリラックスしている時に優位な副交感神経があり、通常はその二つが上手く切り替わりながら生命維持活動をしています。
ですが、そのバランスがストレスや夜更かしなどで乱れると疲れやすくなったり、不眠、吐き気、頭痛など様々な症状が起こります。
血行不良でおこる現象も肩こりや冷え、血圧異常など、たくさんある事がわかります。
まずは自律神経の乱れが治るようにしないといけませんね。
それぞれのストレスへの対処法
社会的・肉体的ストレスと心理的ストレスには身体にかかる負担が物質としてある訳ではありません。
自律神経の働きのバランスを整え、様々な症状が出ないようにすることが大切です。
物理的ストレスや化学的ストレスは体内から有害な物質を排除することで対処可能です。
早く治るように、それぞれの対処法を確認していきましょう。
社会的・肉体的ストレス、心理的ストレスへの対処法
自律神経の乱れは生活習慣を改善することで治るのです!
朝は起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる事で体に「朝だよ!活動するよ!」と教えて睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を止めます。
メラトニンは14~15時間後にまた分泌し始めるので、また夜に自然に眠くなるような睡眠サイクルを作ってあげましょう。
ゆっくりお風呂に浸かって身体をほぐしてリラックスする時間を取り、軽い運動で体を疲れさせて睡眠時間を出来るだけ長くとるようにして、治る為の生活を送ってください。
物理的ストレスへの対処法
紫外線や熱により頭皮や近いところの黒髪を作る細胞を壊されない為にも紫外線を避けたいですよね?
細胞が休止した状態ならまた黒髪が生えますが、細胞は壊されると治ることも増えもしないので黒髪はもちろん白髪も生えません。
対処法としておすすめなのは、キャップやハットなどの帽子をかぶったり、髪の毛用の日焼け止め(UVスプレー等)をする事です。
その他、エアコンや扇風機などで気温変化への対処はできますし、騒音は耳栓かイヤホンで対処可能です。
化学的ストレスへの対処法
体内に蓄積される活性酸素ですが、過酸化水素と言う名前で身近なもの(パーマやヘアカラーの薬剤やヘアケア商品、歯磨き粉や消毒液、洗濯やキッチンの漂白剤)にも含まれています。
過酸化水素を体内から、排除する対処法が、抗酸化作用のあるもの(有名なところではポリフェノール、イソフラボン、ビタミンCやE等)を摂取したり、食品では摂取出来ない活性酸素分解酵素(SODやカタラーゼ)入りのものを使用することです。
食事で取り入れたり外部から取り入れる事もできます。
喫煙されている方はタバコのニコチンやタールから活性酸素が発生しますし、過度の飲酒でも血行不良や胃腸の不調にも繋がるので、黒髪に戻りたいなら控える事をおすすめします。
生物的ストレスへの対処法
尋常性白斑(マイケルジャクソンも患っていた)やビタミンB1欠乏症、甲状腺機能低下症に神経疾患等、病気や疾患のストレスでも白髪は生えてきます。
この場合は病気や疾患を治す事で白髪も治るので、治療を最優先にしてください。
自分で出来る白髪にならない予防法はあるの?
ストレスが原因だから白髪から逃れられないのか?と思う方もいるかもしれませんが、治る方法も予防法も色々あるんです。
上記にも記載しましたが、改めてもう一度読んでみてください。
予防①食生活をバランスよくしましょう。
綺麗な黒髪を作るたんぱく質にビタミンA、C、E、B2とポリフェノール、フラボノイド、カロチン、カテキンを積極的に取り入れる事で、予防にもなるんです。
ビタミン類は緑黄色野菜にたくさん入っていますが、熱に弱いものが多いので、出来るだけ熱加工されていないものを選んでください。
サプリメントだとうまく吸収してもらえないので、出来るだけ野菜を食べる方が良いです。
予防②「過ぎる」に気を付ける
お酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎ、日光にあたり過ぎ等、何事もほどほどにするのが一番です。
適度であれば悪くないこともやり過ぎれば身体に害を及ぼすものです。
綺麗な黒髪に戻す為にも予防にもなる生活習慣ですから、何でも過度な「過ぎる」行動をしていると白髪も治るものも治りません。生活習慣には
充分に気を付けていきましょう。
予防③過酸化水素を避けたものを使う
過酸化水素を避けながら抗酸化作用のあるものや活性酸素分解酵素入りのものを使いましょう。
活性酸素分解酵素入りのシャンプーや、大豆イソフラボン入りの化粧水を使用することです。
化粧水は顔や肌、髪につけても良いですし、ドラッグストアにも売っているので価格も手に取りやすいですよ。
ドラッグストアで買い物のついでに色んな白髪予防の商品を探してみるのもいいかもしれませんね。
【まとめ】ストレス白髪は治るのです!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ストレスからくる白髪は元々黒髪になるはずの髪だったのですから、ストレスが軽減されればまたメラノサイトが元気に働いてくれて、メラニン色素を作る事が出来るのです!
ストレスに強い身体を作り、食生活、生活習慣を見直して、適度な運動と十分な休息をとっているうちに黒髪へと治るはずですよ。