トレーニングを行う方の間でトレンドとなっているフォームローラー。
扱い方が簡単であることやコスパの良さ、そして様々な恩恵を得られるという点から人気トレーニンググッズとなっています。
しかし反面、ネット上では「効果ない」「痛い」などネガティブな声も!
今回はその真偽を確かめるとともに、これからトレーニングやフォームローラーの使用を検討している方の為に簡単に用語も抑えていきましょう!
目次からササッとチェック
まずは抑えておきたい3つのキーワード
最初に紹介したいのがこの記事のキーワードとなる「フォームローラー」「セルライト」「筋膜リリース」の3つ。
なんだか専門的で難しそうな字面ですが、意味をきちんと理解して安全にトレーニングの第一歩を踏み出したいところ。
効果ない、なんて言われているのが不思議なほど効きそうな印象を持ちますね。
調べれば奥は深いですが、ここでは簡単に解説をしていこうと思います。
フォームローラー
セルライトに効果ないと疑惑の今回の主役。
フォームローラーは円筒状のウレタンフォームで、トレーニングジムなどに置いてあるトレーニング器具。
シルエットは水筒や卒業証書の筒などに近く、形状も用途もシンプルながら理学療法士やアスリートも愛用しています。
後に紹介する筋膜リリースにも、このフォームローラーが役に立ちます。
ストレッチやエクササイズのお供に使用することで慢性的な腰の痛みなどを緩和させる効果があるため、健康器具として使用する方も多いようです。
セルライト
今回の記事タイトルにも含まれているセルライト。
これはお尻や二の腕などによく現れる皮膚の凸凹で、いまいちピンとこない方も画像を検索して見てもらえば「ああ、これか」と納得していただけることでしょう。
放っておいても身体に有害性はまったくありませんが、人によっては外見的なコンプレックスになってしまうので精神的には有害といえます。
フォームローラーがこれに効果ない、なんて言われては「どうしたら良いの?」となってしまいますね。
筋膜リリース
デスクワークや長時間睡眠などで同じ体制をとり続けることによって生じる筋肉の凝りやむくみを改善するのが筋膜リリース。
伸び縮みした筋肉の膜を正常な位置に戻すことで血行を促進します。
そんな筋膜リリースを効率よく行えるのが、今回の主役であるフォームローラーということです。
ふくらはぎや腰など、ほぐしたい部位の下にフォームローラーを敷いて体重をかけてコロコロと動かすだけで効果があるため、手っ取り早く健康に近づくことができます。
なお、病気によって悪性腫瘍が体にある場合や縫合手術を行って間もない方などはこの筋膜リリースを控えるようにしましょう。
フォームローラーはセルライトに効果ないは本当?
さて、次はこの記事の本題であるフォームローラーがセルライトに効果があるのか否かについて解説をしていこうと思います。
多くの人を悩ませるセルライトが、フォームローラー1つで解消できるなら夢のような話ですが、その真偽やいかに…?
直接的な効果は不明
いきなり結論を述べてしまいますが、フォームローラーにセルライトを潰して除去する効果があるのかは不明なようです。
効果ない、は言いすぎですが効果があると断言もできないのですね!
しかし十中八九効果があるのなら「効果ない」なんて疑惑はそもそも出ていませんから「直接は効果ない」と考えるのが妥当でしょう。
一応、トレーニング後にフォームローラーを使用して筋膜リリースをすることでセルライトの除去のサポートにはなるようです。
残念ではありますが、そんなに簡単にセルライトは消えてはくれないのです。
憎まれっ子世にはばかるとはよく言ったものです。
セルライトは何故できるのか
簡単には消せないセルライトですが、何故できるのかという原因が分かれば対策を打つことは可能です。
では何が原因なのかというと、実はセルライトというのは炭水化物、アルコール、砂糖などが原因で生まれるのです。
要するに不摂生が基になっているということですね。
これらはダイエットやトレーニングの大敵でもあるので、それらを行う際にはついでに控えるようにすると良いですね。
「フォームローラーでは効果ないなぁ」と感じたならば食事で解消してみるのも良いです。
その他のセルライト対策
不摂生をやめるということ以外のセルライト対策には、こまめな水分補給やビタミンCの摂取などがあるようです。
水分補給やビタミンCは、ダイエットやトレーニング以前に健康のために大切なことです。
ビタミンCは肌にも良いので副産物にも期待できるでしょう。
また、あまり急激に体重を落とすとそれもまたセルライトの原因になるのでダイエットをしたいという方は功を急がずに自分のペースで行いましょう。
フォームローラーが痛い理由
フォームローラーには「セルライトに効果ない」のほかにも「痛そう」というマイナスなイメージを持つ方もいることでしょう。
実際にはじめは痛いようで、徐々に痛気持ちよくなったり気にならなくなってはいきますがその原因は果たして何なのでしょう。
筋膜には筋肉以上の感覚神経受容器が存在する
筋膜には筋肉以上に感覚神経の受容器が存在しており、フォームローラーなどでストレッチをして筋肉を伸ばすと相応の痛みを感じるのです。
また、痛みがひどい場合は無理をせずに一旦フォームローラーの使用をやめるようにしましょう。
また、傷口がある場合や筋肉痛がある場合などはフォームローラーによる圧迫で痛いと感じてしまうので体が万全でない場合は充分に気を付けなければいけません。
筋膜リリースは痛いと思う程強くしてはいけない
フォームローラーは始めは痛いかもしれませんが、筋膜リリースは痛いと感じるほど意図的に強くしてしまうのは禁物。
痛いほど強く筋膜リリースを行うのはかえって逆効果で、その部位の組織が硬くなってしまいます。
優しく筋肉を伸ばして、効果的に筋膜リリースを行いましょう。
フォームローラーはセルライトに間接的に効果あり!まとめ
フォームローラーはセルライトを直接除去することはできませんが筋膜リリースを行うことで徐々に効いてくるので一概に「効果ない」とは言えませんね!
最初は痛いかもしれませんが、フォームローラーをダイエットやトレーニングのための運動後に正しく使うとゴールまでの心強いアイテムになってくれることでしょう!