NTTドコモの行った調査によって、YouTubeの認知度は95%を超えており、かつ一か月に一回以上確実に視聴している人の割合は62%を超えているということが分かりました。
そんな無料動画コンテンツの超大型プラットフォーム、YouTubeにおいて一大ジャンルとして急激にシェアを獲得している「漫画動画系チャンネル」
一体どんな年齢層の方が視聴しているから、漫画動画チャンネルはここまで人気ジャンルとなったのでしょうか?
目次からササッとチェック
YouTubeの利用状況から考えてみると…
考察に移る前に、まずは先ほど軽く紹介した「NTTドコモの調査」についてもう少し詳しく解説していきましょう。
「動画サービス利用動向についての調査」というのは、2020年1月にNTTドコモのモバイル社会研究所が行った調査のことです。
全国の15歳から79歳までの男女6,925名にアンケートを実施し、その結果から無料動画サービスと有料動画サービスの認知度と利用率を割り出したモノです。
その詳しい内容については下のリンクを参照してください。
調査内容を簡単にまとめると、全国の15歳から79歳までの男女のうち95%がYouTubeを認知しており、かつ62%が月に一回以上視聴しているようです。
引用:YouTube認知率95%・利用率6割超、Amazonプライム・ビデオ認知率が約8割
その調査からおおよそ9か月経過した現在では、きっとその調査結果から増加していることは想像に容易いですよね。
全国の15歳から79歳までの男女のほとんどすべてが認知し、その6割以上が確実に月一以上視聴しているYouTubeなのですが、この調査結果はあくまで大枠にすぎません。
そもそも年齢比も性別もすべて一緒くたに視聴者層としているのですから、生まれたときから無料動画サービスが身近であり、かつ簡単にアクセスできるような環境にいる若者たちと合わさり平均として算出した場合に、この結果は当然だとも取れますよね。
漫画動画の視聴者は一体どんな年齢層?
漫画動画を視聴するのは若者ばかり、という認識を持っていませんか?
実は漫画動画の視聴者層は幅広く、漫画動画チャンネルの傾向によって微妙に異なりますが、若者を中心に年齢や性別、立場に関係なくあらゆる人が楽しんでいることが分かります。
具体的な調査結果などがないため明確にこれ、と言い切ることは不可能なのですが、Twitterにあげられる感想やコメント欄から察することは可能です。
例えば、人気チャンネル「モナ・リザの戯言」などは、特にファン層が厚く、明らかに10代と思わしき方やバリバリの社会人などがコメントを寄せています。
それに対し「テイコウペンギン」などは純粋な可愛い~の声ではなくて、”ペンギン”の境遇に共感を寄せる大きなお友達のコメントが多いです。
BL系の漫画動画チャンネルなどは、出版社の番宣用チャンネルには成人と思しきコメントが多く、単発の漫画動画チャンネルには未成年者らしきコメントがほとんどです。(まあ当然なのですけど…)
これらのコメントなどの状況から推察するに、漫画動画に関しては多いかと思われた10代よりも、成人した方(若者の括り)の方が頻繁に視聴しているようですね。
道理と言えば道理なのですが、確かに身近な「若者」たちは著名ないわゆるYouTuberに夢中になっている節も強く、そして漫画動画の「長くとも10分程度」という特質が忙しい社会人にウケているのかもしれません。