お酒をいつもより飲み過ぎたせいでなんだか酔いがなかなか覚めない・・・_:(´ཀ`」 ∠):_
先輩はもう1件いくぞーと張り切ってるし、ちょっとここらで酔いが覚めておかないと明日がやばそうだっ。
きっと二日酔いで頭痛や吐き気が残るんだろうなぁ。酔いが覚める方法はないのかなぁ?
メンジムではお酒を飲み過ぎたときに酔いが覚める方法をいくつか記事にしておりますが、今回も酔いが覚める方法を紹介したいと思っております。
お酒を飲んでからどのくらいの時間で酔いが始まるのか、どれくらいの時間酔いが残るのかなどまとめてみました。
目次からササッとチェック
お酒が体内で分解される仕組み
お酒の成分であるアルコールは胃で約20%、その他のほとんどを小腸で吸収されます。体内に吸収されたアルコールは血液によって全身に送り込まれ肝臓へと運ばれることとなります。
アルコールのほとんどは肝臓で分解されることとなり、第一段階としてアルコール脱水酵素によりアセトアルデヒドに分解されます。
お酒を飲める人、飲めない人によってアルコールを分解する酵素の活性力が異なるため一概には言えませんが、一般成人男性であれば1時間におよそ5g~9gのアルコールを分解することができます。
アルコール摂取量と分解するまでの時間
アルコール摂取量の基準値というものがあり、基準値【1】あたり純アルコール量が20gとなります。
純アルコール量20g、基準値【1】に対してのそれぞれのお酒の量の目安は
お酒の種類(度数) | お酒の量(目安) |
---|---|
ビール(5%) | 中ビン1本(500ml) |
ワイン(14%) | 1/4本(180ml) |
日本酒(15%) | 1合(180ml) |
焼酎(25%) | 0.6合(110ml) |
ウイスキー(43%) | ダブル1杯(60ml) |
スピリタス(96度) | 26ml(1ショット30ml) |
計算式 | お酒の量(ml)×〔アルコール度数(%)÷100]×0.8 |
となります。
成人男性が1時間で分解できるアルコールの量が5g~9gですので、基準値【1】の純アルコール20gを分解するには、2時間~4時間ほど掛かることになります。
血中アルコール濃度と脳への影響
アルコールを肝臓で分解するには飲んだ純アルコール量が多くなるほど時間が掛かることになります。
分解されなかったアルコールは常に体内で循環しているため、お酒を飲む量が増えるにつれて血液中の血中アルコール濃度も上昇することになります。
血中アルコール濃度が上昇すると、アルコールにより脳が次第にマヒし、【酔い】の状態をつくりだすことになります。
血中アルコール濃度が低い状態であれば気分が高揚したり顔が赤くなる程度で収まりますが、上昇し過ぎると脳全体がマヒしてしまい危険な状態になってしまいます。
血中濃度 | ビールの量(目安) | 脳の酔い状態 |
---|---|---|
0.02~0.04(爽快期) | ・中ビン1本(500ml) |
・皮膚が赤くなる ・陽気になる |
0.05~0.10(ほろ酔い期) | 中ビン1~2本(500ml~1ℓ) |
・ほろ酔い気分になる ・理性が失われ始める ・脈や体温が上昇する |
0.11~0.15(酩酊初期) | 中ビン3本(1.5ℓ) |
・怒りっぽくなる ・ふらつき始める |
0.16~0.30(酩酊期) | 中ビン4~6本(2ℓ~3ℓ) |
・千鳥足になる ・同じことを喋り始める ・吐き気を催す |
0.31~0.40(泥酔期) | ビール中ビン7本~10本(3.5ℓ~5ℓ) |
・立てなくなる ・意識が保てない状態 ・言語が理解不能 |
0.41~0.50(昏睡期) | ビール中ビン10本~(5ℓ~) |
・起きない ・大小便が垂れ流し ・死に至ることも |
酩酊初期までは理性を司る大脳皮質の活動が低下する代わりに本能や感情を司る大脳辺緑系の活動が活発になることで陽気な感情や大声をあげるなど理性を失うかたちになります。その後、酩酊期に入ると小脳までがマヒすることとなり運動機能の影響を与え、泥酔期に入ると記憶を司る海馬がマヒし記憶があいまいになっていきます。
昏睡期は脳全体がマヒしてしまった状態で、呼吸中枢である延髄にも影響を与え呼吸がゆっくりとなりやがて・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ドテッ
酔いを覚める方法は血中アルコール濃度を下げること
酔いの原因は血液によってアルコールが脳に送り込まれることで脳がマヒしてしまうことで起こるため、酔いをが覚める方法としては、これ以上血中アルコール濃度を上げないようにすることが必要となります。
これ以上お酒を飲まないことが一番となりますが、まだまだお酒を飲まなければならない状態であるのならば、それ以外の方法を実践しなければいけません。
水分を多く摂取すること
水分は多めに摂取することを心がけましょう。アルコールには利尿作用があるため、お酒を飲んだ以上に体内の水分を排出させてしまい脱水を起こしてしまいます。体内の水分が失われるということは血中の水分濃度が下がりアルコール濃度が上昇してしまうことにもなるので、より酔いが回りやすくなってしまいます。
また、アルコール濃度が高いお酒の場合、血中アルコール濃度が急に上昇することとなります。それを防止するためにもチェイサーと一緒にお酒を飲むなど水分を多く摂取するように心がけましょう。
肝機能を上げる栄養素を摂取する
大半は肝臓でアルコールを分解することとなるため、お酒を飲むと肝臓はアルコールを分解することに仕事を集中させます。そんなとき肝臓のエネルギーとなる栄養素が少ないとアルコールの分解も遅くなってしまうため、血中アルコール濃度を上昇させてしまうこととなります。
ビタミンやミネラルを多く含んでいる野菜や果物、ナッツ類、肝臓のエネルギーになる糖類などを摂取するようにしましょう。
肝臓をオーバーワークさせない
肝臓のはたらきはアルコールの分解だけでなく、食べた栄養素を貯蔵し全身に供給したりもしています。激しく体を動かしたりすると肝臓は栄養素が足りない臓器や筋肉に栄養を届けなければいけなくなってしまうため、アルコールの分解に集中できなくなってしまいます。
肝臓をオーバーワークさせないためにもできだけ体に負担をかけないよに安静にしましょう。
アセトアルデヒドが体内に残っていると二日酔いになる
アルコールの分解は肝臓で第一にアセトアルデヒドに分解され、第二に酢酸へと分解された後、全身を巡る間に水と炭酸ガスに分解され体外へ排出されます。
しかし、飲み過ぎて体内で分解がおぼつかなくなると翌日までアセトアルデヒドが分解されず残ってしまい二日酔いとなり、頭痛や吐き気を起こすことになります。
アセトアルデヒドは毒性が強いため、どの毒性がカラダに影響を与えることで頭痛や嘔吐などに肉体面や自己嫌悪など精神的にも影響を与えることとなります。
二日酔い対策としては就寝前に水分を多く摂っておくこと。スポーツドリンクなど体に吸収されやすいものなどがよいでしょう。そして十分な睡眠をとることが必要です。お酒を飲むことで深い眠りが起こりにくく、利尿作用によりトイレにも起きやすく中途覚醒などを起こしやすいです。目覚めてしまったときは一度水分を補給するなどして二日酔い対策をしておきましょうね。
血中濃度を意識して飲み過ぎに注意しましょう。
酔いが覚める方法としては、
まずは、自分のお酒を飲める量を把握しておくことで、体調やその時のお酒の場で何をすれば酔いが覚めやすいのか考えることができます。
空きっ腹でお酒を飲まない、栄養素のある食べ物を食べる、水分を補給することなどはお酒を飲み過ぎたときに役立つ方法ですが飲み過ぎた後では効果が半減してしまうので、早め早めに対処するようにしましょうね。