友達の親が亡くなった時、友達にはどうやって言葉をかければ良いの?
家が近い友達の場合には、早い段階で情報が回ってくる事もあるので、場合によっては友達の手助けをしてあげる事もできると思います。
ですが、大人になって引っ越してしまったり、用事があって葬儀・お通夜・告別式にも出れない事もあるでしょう。
そんな方の為に、ここでは友達の親が亡くなった時の対応方法について紹介したいと思います!
目次からササッとチェック
友達(友人)の親が亡くなった時
友達の親が亡くなった時、まず一番最初に考える事が、「その友達の気持ち」です。
いくら親の事が嫌いと言っていても、いざ亡くなってしまうとショックは大きいものです。
「なにかしてあげたい」という気持ちもあると思いますが、葬儀・お通夜などは基本的に家族・親族で対応するのが一般的ですので、無理に出しゃばる必要はありません!
最低限のルールやマナーを守って友達の事を気遣ってあげましょう。
香典の金額はどれくらい?
お香典の金額ってどれくらいが妥当なのか?これって意外と気になりますよね?
親族であれば、ある程度相場が決まっていたり、親族同士で話し合って統一したり、とそれぞれだと思います。
一般的な相場をまとめてみましたので、以下ご参照ください。
年代 | 金額 |
---|---|
10代~20代 | 3,000円~5,000円程度 |
30代~40代 | 3,000円~10,000円程度 |
50代以降 | 5,000円~10,000円程度 |
あくまでも香典を包む際の目安金額です。
必ずしもこの金額を入れないといけないという決まりはありませんので、後は他の友達などにも相談して統一してみるのも良いでしょう。
ついでに、一般的な香典の相場をまとめてみましたので、こちらも併せて参考にしてみて下さい。
関係性 | 金額 |
---|---|
両親 | 50,000円~100,000円 |
兄弟 | 50,000円 |
祖父母 | 10,000円 |
親戚関係 | 5,000円~10,000円 |
職場関係 | 5,000円~10,000円 |
仕事の取引先関係 | 5,000円 |
友人・友人家族 | 3,000円~10,000円 |
ご近所 | 3,000円~5,000円 |
※友達としても香典をもらってしまうとお返しをしなければならなくなり、いろいろと大変な場合もあります。
あえて、お返しを要らない旨を伝えて、3,000円ほど包むという方もいます。
メールでの文例について
友達の親が亡くなった時、葬儀・告別式・お通夜に行けない場合には、メールや電話で言葉を伝える事もできます。
友達としても一番辛い時期だと思いますが、そんな時だからこそ一言を声をかけてあげる事が大切!
「お悔やみ・ご愁傷さま」などの言葉もよく使いますが、相手を配慮した言い回しでメールを送ってあげるようにしましょう。
【一般的な文例や言葉】
「心からお悔やみ申し上げます」
「胸中お察しいたします」
「このたびはご愁傷さまです」
「どうぞお気を落とされませんように」…etc
これでも全然OKですが、友達として少し距離感が出てしまう印象がありますので、もう少しフラっとに気持ちを伝えるのがベストです!
【友達への文例や言葉】
「こんな時、なんて声をかけたら良いのかわからないけど、辛いときはいつでも連絡してね。」
「いろいろと大変だと思うけど、自分にできることがあれば協力するから何でも言ってね。」
「まずは、お悔やみ申し上げます。無理しないで自分の体も気遣ってね。」
「辛かったらいつでも連絡してきてね。落ち着いたら声かけてね。」…etc
後日知った場合の対処法
これは友達との関係性にもよります。
親友とも呼べる友達であれば、恐らくですが皆さんも面識があったり、ご飯をご馳走になったりと、それなりにお世話になった事もあると思います。
そんな大切な親友の親が亡くなった時には、できるだけ早く連絡してあげましょう!
かけつけるのが難しい場合には、前項のような内容でメールを送るのが良いです!
ただし、友達は友達でこちらに気を遣って連絡してこないというケースも考えられます。
香典を送るのも、亡くなってからどれくらいの期間が経っているかにもよりますので、その友達の人柄や関係性などを総合的に判断する事が大切です。
受付の方・親族にかける言葉
一般的には以下のような言葉をお伝えします。
「この度はご愁傷様です」
「御霊前にお供えください」(香典を渡す場合)
「心からお悔やみ申し上げます」
など、これらが基本的に多い言葉ですが、その場になると焦ってしまい言葉がでなかったりもします。
なにも言葉がでない時には、一礼するだけでも失礼にはあたりませんので、お辞儀して香典をお渡ししましょう。
家族や友人、仲間で作るお別れ会

お別れ会、偲ぶ会は、様々な理由で葬儀に参列できなかった方の集まりや、一周忌のような機会で行う故人とのお別れの機会です。
近年、密葬や家族葬が増えてきているため、親しかったけど葬儀には参列出来なかった…という方が増加しています。
そのため、葬儀とは別でのお別れ会というのが一般の方にも増えてきました。
打ち合わせから当日の進行まで、担当プランナーが充実のサポートをしてくれるから安心!
やってよかったと思ってもらえる、故人との思い出を自由に表現できる新しいお別れ会は【Story(ストーリー)】にお任せ下さい!
ご相談は無料ですし、全国に対応しているので、故人との思い出を語り合い、和やかにお別れする機会を設けてみませんか?
電話とメールはどっちが正解?
友達の親が亡くなった時、友達にメールをする?電話をする?どっちが正解なの?
と思う方もいるかもしれませんが、結論から申しますとどちらでも問題ありません!
自分が伝えやすい方法で連絡してあげましょう。
亡くなった当日や翌日などの場合には、その友達も忙しい事と思いますので、メールやラインなどを使って、自分なりの言葉で連絡してあげると良いです。
友達の親が亡くなってから少し時間が経っている場合には、電話の方がシンプルに言葉を伝えられたり、友達としても電話で声が聞けただけで嬉しさを実感してくれる事もありますので、臨機応変にという事で問題ないでしょう。
友人の亡くなった身内の関係性によって対応を変えるべき?
友人の親でなくても、例えば友人の兄弟だったり、祖父母だったり、亡くなった身内によってかける言葉なども変わってきます。
友人の身内に不幸があったときにかける言葉をまとめてみました。
友人の父親・母親・兄弟が亡くなったとき
肉親や兄弟を亡くしたご友人は、強いショックを受けている場合が多いです。
もちろん、亡くなった父親・母親や兄弟とご友人の関係性にもよりますが、あまり堅苦しい挨拶ではなく、なるべく親身になって声をかけてあげましょう。
「辛くて大変な時に連絡してくれたんだね。こういう時にたくさん力になってあげられなくてごめんね。出来ることがあったら何でも言ってね。」
「こういうときに、どういったらいいか上手く言葉が出てこないけど、まずはお悔やみを申し上げます。出来ることがあれば何でも言ってね。大変だと思うけど、無理はしないでね。」
ご友人と自分の関係性がもっと親しいものであれば
「大変な時に連絡ありがとう。本当につらいと思うけど、君(ご友人)は大丈夫?」
と声をかけてあげましょう。
「こっちには気を使わなくていいから、今しんどいなら、ちょっと落ち着いた時に会おうか?」という言葉もいいと思います。
相手の事情や気持ちを優先して、言葉をかけてあげましょう。
友人の祖父母が亡くなったとき
友達の祖父母が亡くなった場合は、ご友人が祖父母の方と一緒に生活をしているのか、祖父母の方の年齢や亡くなってしまった原因などで言い方も変わってきます。
「そうだったんだね。ありきたりの言葉で申し訳ないけど、心からお悔やみ申し上げます。」という挨拶をしましょう。
「急なことで、大変だったと思います。おじいさまのこと、さみしくなりますね…。何かったら連絡をくださいね。」
もし亡くなった祖父母の方と自分も面識があったら「前にあった時はお元気だったのに…。自分も驚いています、まずはあなたと一緒に、お悔やみ申し上げます。」と声をかけて上げるのも例としてあります。
絶対にNGな言葉・禁止ワード
友達の親が亡くなった時に絶対に言ってはいけない言葉もあります。「忌み言葉」とも言われていますが、これは最低限のマナーとして覚えておきましょう。
友達の親に限らず、誰かが亡くなった時には知っておくべき情報の1つです。
忌み言葉は、その状況下において使用を控えたほうが良い言葉の事で、冠婚葬祭などで注意が必要となります。
忌み言葉以外にも重ね言葉や死を意味する直接的な言葉は禁止です。下記に参考ワードをピックアップしてみましたので、これらの言葉は使わないように注意しましょう!
死亡・死去・死ぬ・生きる・ご存命中・自殺・急死・再び・再々・続く・引き続き・追って・追いかける・次に・また・なお・消える・消滅・落ちる・数字の四&九・重ね重ね・重々・次々・再三・くれぐれも・いよいよ・たびたび・ますます…etc
葬儀・お通夜・告別式について
友達が亡くなった時に関わらず、人が亡くなった時には葬儀・お通夜・告別式などが関わってきます。
基本的な知識として、これらについても簡単にまとめておきましょう。
葬儀・葬式とは?
葬儀・葬式とは、人の死を弔うために行われる祭儀、葬制の一部です。
また、葬儀に関しては故人のためだけでなく、残された人のために行われるという意味合いもあります。
残された人たちが人の死を心の中で受け止めるのを手伝う儀式でもあるみたいです。
葬式は家族含め、親族や知人なども参加する事が多いです。
お通夜とは?
お通夜は、葬儀前に行う儀式のことです。
弔問客も会葬して行われるお通夜を本通夜と呼び、遺族など近親者だけで前もって行われるお通夜を仮通夜と表現する事もあります。
告別式とは?
告別式とは、葬儀の後や葬儀の代わりに行われる式の事です。
故人に別れを告げ、参列者・社会に挨拶をする式で、日本以外の国では行っていないところも多いです。
よくある勘違いが、「お通夜+告別式=葬儀」という認識の方もいますが、葬儀の一部ではありません。
友達の親が亡くなった時の情報まとめ
友達の親が亡くなった時にどんな対応をすれば良いのかを紹介させていただきました。
こちらで紹介している内容はあくまでも一般的な情報をまとめた参考例です。
その友達との付き合い方にもよって異なると思いますし、最近の若い人はあまりこういったマナーやルールを把握していない傾向にありますので、いざという時の為の参考情報としてご覧ください!
友達それぞれに事情や風習、気持ちが違う事もありますから、その友達に合った対応を的確に聞く事が出来、相手の気持ちに寄り添うような心遣いを届けられるでしょう。
その上で一番大切なのは友達の事を想って言葉を伝えてあげる事です。これからもその気持ちを大切にして、仲の良い関係を続けていってくださいね。