万引きで逮捕される件数は年々少しずつ減ってきてはいるようですが、
バレていないだけで実際の万引きの被害額ってとんでもない額なんです。
なんと年間でおよそ4615億円と言われています。
1日あたり約12億円にも上ります。
では、もし万引きで逮捕されたら後日どんな処分を受けるのか?
職場に連絡がきてクビになる可能性はあるのか?を調べてみました。
目次からササッとチェック
万引きがバレてしまったら
まず、万引きをしたことがお店の人にバレてしまったらどうなるのか?
示談で済むのか?逮捕されるのか?どんな処分を受けるのか?
では万引きがバレたその後の流れはどのようなものなのでしょうか?
示談のケース
万引きもれっきとした犯罪ですから逮捕されても当然と言えますが、中には示談で済むケースもあるようです。
万引きでの逮捕は、被害者が「逮捕してくれ」と望まない限り行われません。
早い段階で示談に持ち込めたら逮捕される事を免れる場合もあります。
しかしチェーン店などでは「万引きの示談交渉を一切受け付けない」という方針を取っている会社も多いので、万引きをあまり軽く考えないでくださいね。
逮捕のケース
いくらあなたが許してほしいと泣いて懇願しようと、被害者が警察に「逮捕してほしい」と望んだ場合は、逮捕されてしまいます。
そんな簡単に万引きを許していては、また同じ人に万引きされる可能性もありますし、経営が成り立ちませんよね。
多くの場合は、警察に身元を引き渡し、逮捕されてしまいますので悪しからず。
では今回は逮捕されたケースを深く追っていきます。
現行犯逮捕と後日逮捕
ではまず、現行犯逮捕と後日逮捕のちがいとは?
とりあえず、その場でバレなかったら大丈夫でしょ!と高をくくっていませんか?
後日逮捕も十分あり得るんですよ!
現行犯逮捕されるケース
現行犯逮捕となるケースは、お店の人に万引きを行っているところを目撃された場合です。
その場合は、逮捕状無しでその場で逮捕される事が可能となります。
万引きで捕まるのは、多くが現行犯逮捕であると言われています。
ではその場で万引きがバレなかったら警察に逮捕されることは無いのか?
後日逮捕されるケース
もちろん後日逮捕のケースもあります。
では後日逮捕になるのはなぜか?
それはお店の防犯カメラに万引きの様子が写ってしまっていた場合です。
今では防犯カメラも高画質化が進んでおり、みなさんの想像以上に鮮明に映像として残っています。
万引き後、犯人が乗り込んだ車のナンバーから割り出されるといったケースも。
後日逮捕される可能性とは?
万引の検挙率は69.33%となっており、約7割の万引きは犯人が特定されているのです。
多くは現行犯逮捕とされていますが、この検挙率の高さからすると万引きがバレずに帰宅したものの、後日突然、警察から電話がかかってくる、または、逮捕状を持って警察が自宅までやって来るかもしれませんね。
とりあえずは、バレずに無事でいる万引き犯のみなさん、さあいつ警察から電話がくるかな??
逮捕された後の流れ
では、現行犯逮捕にせよ、後日逮捕にせよ、万引きで逮捕されてしまったらその後の流れはどのようなものなのか?
何日間も勾留されるの?裁判になるの?取り調べでカツ丼は食べられるの?いよいよ犯罪者になってしまった自覚が出てくる段階です。
震えて待ちましょう!!
取り調べはあるの?
もちろんあります。指紋や顔写真を撮ったり、DNAを採取されます。
犯罪者っぽいですね!!
その後は警察の判断により「微罪処分」となれば即日釈放となりますが、被害額が大きかったり、前科がある、反省の色が見られない場合などは勾留となり、起訴・不起訴の決定を待つことになります。
勾留期間は?
逮捕されてから起訴・不起訴が決定するまで、留置所や拘置所に拘束されるのは、最長で23日間と法律で決まっています。
起訴されるのか、されないのかの決定を震えながら待つ期間です。
最悪、数日間に渡って勾留となってしまった場合、職場を無断欠勤すると言った形になってしまいますね。
起訴されるの?
万引きで起訴されるケースは約4割となっています。
残る6割の万引き犯は不起訴となり早々に釈放されているという事ですね。
起訴されるかどうかの基準は、「被害金額」「被害弁償の有無」「前科があるか」「余罪があるか」「反省しているか」などとされているようですね。
起訴になると、そこからどんな処分になるのかが決定します。
起訴後どんな処分を受けるの?
では万引きで起訴されてしまった人たちは後日どんな処分を受けるのか?刑務所に入れられてしまうのか?
…と気になるところですが、万引き、いわゆる窃盗罪の場合は基本的に懲役刑と罰金刑のどちらかの処分になるようです。
罰金刑ってどんな処分なの?
窃盗罪で起訴された場合、約7割程度は罰金刑にとどまるようです。
罰金額は万引きした商品の価格にもよりますが、おおよそ10万~20万円程度の罰金額を支払うといったケースが多いです。
懲役刑ってどんな処分なの?
懲役刑って実刑、つまり刑務所に行かないといけないの?と思いがちですが、実はそうではありません。
懲役刑が決定しても、執行猶予が認められればすぐに刑務所に行くことはありません。
ただし、同じような窃盗の再犯であった場合は懲役実刑とされることもありますよ。
職場にバレるのか?
万引き逮捕された場合、警察から職場に連絡がくることはあるのでしょうか?
不起訴で釈放さえされればギリギリセーフ?警察から連絡がこなくてもバレるケースもあり?
職場に連絡はこない
万引きで職場に連絡がくる事はまずありません。
基本的に職場にはバレない事が多いです。
ただし、再犯などの理由から長期に渡って勾留されてしまい、数日間の無断欠勤が続くとさすがに本当の事を話さざるを得ませんよね。
万引きで逮捕された上に、職まで失ってしまったら大惨事ですね。
職場に連絡が無くてもバレる可能性
いくら職場に連絡が無いと言っても、噂でバレるケースもあります。
お店で現行犯逮捕された所を、その場にいるお客さんは目撃することになりますが、その中に同僚がいたら?取引先の人がいたら?馴染みのお客様がいたら?あっという間に職場での噂になってしまいます。
人の噂は思いもよらぬところから、流れていたりします。
子供や高校生が万引きをしたら
子供が万引きをするケースも後を絶ちません。
物事の分別がつく年齢である高校生の場合はどんな処分になるのか?
未成年でも前科はつくのか調べてみました。
基本的には親の責任
お店の方からの注意、学校と親へ連絡、程度で済むことが多いようです。
小学生であれ、高校生であれ、未成年の万引きは基本的に親の責任となるようです。
いくら未成年でも何度も万引きを繰り返しているような場合は、警察を呼んでの対応となります。
万引きで逮捕されたらどんな処分を受けるの?まとめ
万引きの発生件数が多い事は周知の事実ですが、万引き犯がどんな処分を受けるかはあまり表沙汰にされていませんよね。
詳しく理解して頂けましたでしょうか?
万引きで逮捕されてしまっても、初犯であれば、示談で済むケースや、微罪処分としてすぐに釈放されるケースが多いようですね。
また、その程度であれば職場に連絡が来ることは無さそうです。
しかし再犯であったり、高額商品を万引きしてしまった場合など、起訴されて、罰金刑や懲役刑となる可能性も少なくありません。
本屋さんで1冊本を万引きされると、50冊売らないとその分の損害を取り戻せないと言われています。
万引きを軽く考えないで下さいね!万引きもれっきとした犯罪ですよ!