何気なく鏡を見たら、ホクロとがんは見た目がそっくり。
その黒い点はひょっとすると無害なホクロではなく、がんの可能性も!
対処が遅れれば、命にかかわる危険性がある皮膚がん。今回はホクロと見間違われやすい皮膚がんの特徴や、見分け方についてご紹介します。
目次からササッとチェック
ホクロをいじると、がんに変わるって本当!?
『ホクロをいじると、がんになる』という噂を聞いたことはありませんか?基本的にホクロは、紫外線によるメラニン色素の増加が原因で出来た無害なものです。したがって、ホクロに刺激を与えても、がんにはなりません。
ただ、もしそれがホクロとよく似た悪性黒色腫(メラノーマ)だとしたら…刺激を与えることで皮膚がんの進行が早くなってしまうので、しっかり見分けましょう!
メラノーマってどんながんなの?
皮膚がんの1つであり、ホクロと見間違える代表例とも言えるメラノーマ。初めは痛みや痒みといった症状が出ず、年齢を重ねるごとに発症率が高くなります。
このメラノーマ、抗がん剤治療がほぼ効かない上に、非常に転移が早いんです!
早期で転移がない状態ならば、切除の手術で完全に取り除けるので、メラノーマかも?と思ったらすぐに病院で受診しましょう!
ホクロとがんはココで見分けよう!
ではいよいよホクロとがんの見分け方をご紹介します。ホクロにはない特徴が、がんにはいくつかありますので、注意して見れば簡単に見分けられます!
徐々にサイズが成長している
基本的にホクロは大きさが変わりません。しかし、がん細胞は日々成長するため、どんどん大きくなっていきます。毎日しっかりと観察しておきましょう。写真を撮っておくと変化が分かりやすいかもしれません!
形が左右非対称、またはいびつである
ホクロは通常、円の形をしています。
しかし、成長していくがん細胞はそのペースによって形が変わっていきます。
円の形が左右に歪んでいたり、いびつな形をしていたりする場合は、要注意です。
7ミリ以上の大きさがあり、出血もしくは色が滲んでいる
ホクロが直径7ミリ以上になることは通常ありません。
そのサイズになっている場合、がんの可能性が十分考えられるでしょう。
また、皮膚との境界線がはっきりしているホクロに対し、がんは周囲の皮膚に滲むほか、出血することもあります!
皮膚がんは早期発見が命!
いかがでしたでしょうか?たかがホクロという思い込みは、命を落とす危険性もあります!上記の特徴以外でも、痒みや色むらといった症状が出てきたら、是非受診しておきましょう。また、受診する際は病理検査のできる皮膚科をおススメします。
皮膚がんの恐怖は何といってもその転移の早さです。「もしかしたら?」と不安に思ったら、まずは病院へ行きましょう。頭皮のチェックで発見したホクロ、それはあなたの命を救うための合図なのかもしれません!!