外の世界は危険がいっぱい!現代は昔と違って、事故等の心配から愛猫や愛犬を室内飼いにしている方が増えてきました。
しかし、玄関や扉、窓の隙間から…ちょっと油断すると目にもとまらぬ速さで飛び出していこうとする愛猫、愛犬に困っている飼い主さんは多いはず…!
そこで!柵やフェンスを取り付けるだけで、脱走防止対策が出来るのでしょうか?
色んな対策方法をまとめてみましたので、ご紹介していきたいと思います。
目次からササッとチェック
なぜ愛猫愛犬たちは脱走したがるのか…?
さて、我が子同然の愛猫、愛犬たちは、なぜ危険な外の世界へ飛び出したがるのでしょうか?
脱走してしまう原因やわんにゃんの特性をしっかり理解しておけば、脱走防止対策もとってもしやすいと思うのです。
少しの不注意から発生してしまうことが多いようなので、『ウチの子は大丈夫!』と思うのではなく対策の為に知っておく必要がありますね!
猫ちゃんたちの原因は?
まず、猫ちゃんの場合です!個体によって性格は様々ですが、しつけが難しい分わんちゃんよりも構ってほしくて悪さをする子が多い気がします…そんな姿もかわいい!
危険な場所とは理解していても、抑えられない好奇心!人間にもありますよね?しかし、愛猫の為、納得しては断じてならないのです。
環境が変わってパニックになり脱走!
環境の変化は私たち人間にも、多大なストレスになって思考力や判断力を鈍らせたりして、なんかちょっとよく分からない行動をとってしまうことってありませんか!ありますよね…?
猫たちも同じで環境の変化にとても敏感で、例えば、いつも飼い主さんと二人きりの環境に…突然知らないヤツが入ってきたとしましょう。
飼い主さん方にとっては大切な人だったとしても、『なんじゃこいつ!邪魔しおって!』とヤキモチを妬き、居心地が悪い…と出ていってしまう子もいるようです。
外の世界への好奇心で脱走!
子猫の頃から室内飼いの、箱入りちゃんは窓から見る外の世界に興味津々です。
家の外で動くモノや人、ノラ猫の姿に惹かれて大冒険したい気持ちを抑えられない子が飛び出して行ってしまうのです。
元ノラさんを飼っている方の場合は、外の世界をもう知ってしまっているわけです…
そうです困ったことに、惹かれるモノが家の中よりたくさんあることを覚えてしまっているのです、そんな子達は脱走しやすいように思います。
発情期による本能で脱走!
部屋から絶対出さないし大丈夫!と猫ちゃんを室内飼いしている方で去勢手術をしていない子もいると思います。
本能には抗えないのです…窓の外から可愛いメスが!カッコイイオスがアピールしてくる!そして恋に落ちて脱走を図る子もいるようです。
好きになったんならしゃーない!とは中々思えないですよね。可愛い我が子をどこの馬の骨ともわからないヤツにやりたくはないものです!猫ですが…
愛犬たちの原因は?
お次は、愛犬の場合です!愛犬は愛猫と違って、しつけをゲームと捉えて覚えてくれやすい子達です。
構ってほしくていたずらをする、というより、遊んでくれー!うおー!と全力で構えアピールをしてくる子が多いですよね、かわいい!
そんな従順な愛犬たちが何故、住み慣れた部屋からの大脱出を図るのでしょうか…?
運動不足によるストレスで脱走!
ワンちゃんを飼っている皆さま、ちゃんと犬種に合ったお散歩、させていますか?
犬は猫と違って、動くことが好きである性格の子がほどんどのようです。
ワンちゃんのサイズによって、理想的な運動量があり、その目安の量がクリアできていない状態が続くと、部屋の中で暴れたり、家から飛び出していってしまったりということが起こるのです。
飼い主の反応が面白くて遊び感覚で脱走!
飼い主の喜ぶ姿が何よりも好きなワンちゃんたち。
そんな飼い主さんたちが、自分が暴れる、逃げ回ることで慌てふためく状態をですね、どうやらあの子たちは困ったことに、『やった!めっちゃ喜んでくれとる!』と勘違いするようです…
私たちからしたら、そんなのもう、たまったもんじゃありませんが…愛犬の前ではやってほしくない事をされた場合、冷静になることも必要なようです。
大きい音でパニック状態になり脱走!
ご近所の工事の音、雷の音や地震の地鳴りなどによる、大きい物音がした場合、愛犬たちはびっくりして身の危険を感じ、外の世界に逃げ場所を求めて飛び出していってしまうことがあるようです。
おとなしく、臆病な性格の犬に多く見られるようです。しかし性格は変えられません…飼い主さんがしっかり安心させてあげるなど対策する必要がありますね。
愛犬、愛猫の脱走防止で飼い主が気を付けたいこと
では、愛猫、愛犬たちを危険な外へ飛び出して行かせないために、一体どうやって気を付ければよいのでしょうか?
柵やフェンス等、物を取り付ける前に!まず飼い主さんたちにちゃんと気を付けてほしいことがあるのです。
実際に、犬猫を飼っている友人にインタビューもしてみました!
ここをしっかり気を付けていれば、脱走防止に繋がりますので早速見ていきましょう!
愛猫、愛犬達にストレスを与えていませんか?
ストレスといっても、原因は様々だと思いますが毎日一緒にいる愛猫、愛犬たちのことです。ちゃんと接していれば、この子は何がされて嫌なことか、何をしたら喜んでくれるのかが分かるはずです。
ちゃんと接するということは、ずっと構ってあげることではありません。
大切な可愛いかわいい家族です、私も出来ることならずっと構ってあげたいです!ナデナデもふもふしたい!しかし、時には静かに観察してあげることも重要なのです。
愛猫、愛犬のしつけをちゃんとしてあげる
愛犬はもちろんのこと、自由気ままと言われる猫ちゃんも芸を覚えるぐらい賢く、しつけもちゃんと出来るのはご存知でしょうか?
猫を何十匹も室内飼いした経験のある友人曰く、ワンちゃんよりも従順ではないながらも、良い事とダメな事の区別はしっかりついているようです。
可愛くてついつい甘やかしてしまう気持ちはもう痛いほど分かります。しかし、ここは心を鬼にしてダメな事はダメだと、ぜひオヤツを使って地道にしつけてあげてください!
個体の識別が出来るモノを付けてあげる
室内飼いだからって首輪をさせない飼い主さん、いますよね?ドキッとした方いませんか…?それではダメですよー!
柵の設置を考えてこの記事を見てくださっている方もいると思いますが、もし出てしまった場合の対策も必要なのです。
首輪をしっかりつけてあげて、そこに迷子札、鑑札を身に付けさせてあげましょう。
ドアを開ける時、愛猫、愛犬の位置を確認しよう!
これ、質問した全員一致の意見で、猫飼いさんは特にですが、飼い主さんが部屋に入る時よりも、出ていく時に足の隙間をすり抜け扉から脱走することが多いとのことでした。
そんな時気を付けているのが、足元にいないか確認することと、ドアを開けっぱなしにしないこと!
目をじーっと見てあげると、出ようと試みていても、気まずそうな顔をしながらその場を離れていく事が多いそうです、想像するだけで可愛い…
愛犬、愛猫たちの脱走防止対策!
気を付けていても、すべて防ぐことは中々できませんよね…?やんちゃなペット達の飽くなき探求心はどうにも止まりません。
そこで、皆さんお待ちかね!どうにもならないなら、柵を設置して囚われの身に…そう!お金の力で解決しようじゃありませんか!
自分で扉を開けてしまう賢き愛犬、愛猫もこれをつければ脱走防止対策になるのでは…?という、おすすめの脱走防止柵、窓や網戸に付けれるタイプも集めてまとめてみましたのでご覧ください!
リッチェル木製ハンズフリーゲート【玄関タイプ】

こちらの脱走防止柵は、自動でカギがかかるタイプなので、カギをかけ忘れてしまいがちな方におすすめです!
足でも手でも簡単に開けることができる優れもので、つっぱりタイプのものになります。
取り付け幅は、72~94.5cmで、オプションフレームを付けると105cmまで広げることができます。
にゃんがーど【玄関タイプ】

こちらの脱走防止柵は、なんと、きっちり採寸して、オーダーメイドで作っていただけるので、とてもしっかりしていて安心して取り付けられます。
お値段は少々お高めですが、木製できれい!
そして脱走防止柵の中で一番しっかりしていて、手前からも奥からもカギがかけられるので使いやすくて安心です!
のぼれんニャン【玄関・窓・ベランダタイプ】

次にこちらの脱走防止柵!『ベランダ、窓を開けたいけど、逃げてしまうかも…』というお悩みの方におすすめです!
つっぱりタイプで高さが約200cmあります、そしてツルツル滑る材質の柵なので、猫ちゃんがよじ登ることもできません。
そして、こちらは高さがあるにも関わらずお値段はかなりお安めの脱走防止柵となっております。
ノブロック【ドアノブタイプ】

こちらは柵ではなく、私たちの日常の行動を見て、ジャンプして扉を開けてしまうなど、ずる賢い愛犬、愛猫たち向けのハンドルロックグッズです!
ストレートタイプのドアノブにセットするもので、これできっといたずらっ子も扉を開けることはできないでしょう。
カラーバリエーションがベリー、オレンジ、ブルーグリーンとあります、オシャレでかわいいですね!
ワンタッチシマリ【窓・網戸タイプ】

こちらは、窓や網戸、ふすまなどを簡単に開けられないようロックするためのグッズです!
商品名の通り、ワンタッチでロックすることができます。お値段もとてもリーズナブル!
百均にも類似品が販売されているそうですが、こちらは厚みがなく窓の隙間もスッと入り込む為、使っていない時に窓が開かない!というトラブルもなく快適に使える商品なのでおすすめです!
それでも脱走してしまったらどうしよう?
それでも…ここまでの力を尽くしても、柵を、我々が用意したトラップをかいくぐり、外の世界に飛び出して行ってしまったら…
経験がある方も、経験の無い方も考えただけで、血の気が引いてしまうことでしょう。
では、対策をしてもどうにもならなかった場合、どうしたらいいのでしょうか?
愛猫の捜索方法!
厳重に脱走防止対策をしていても、身軽な猫ちゃんたちは思わぬ隙間から、はたまた大丈夫だと思っていたはずの柵をヒョイっと飛び越えて行ってしまう可能性があります。
猫ちゃんは縄張り意識がとても強い生き物なので、ノラ猫が多い地域であれば他のノラ猫にびっくりしてパニックになっているかもしれないのです!
捜索する時は決して、飼い主さんがパニックになってはいけません!もし見つけた場合も冷静に、いつもの様子で愛猫に接しないと飼い主さんの緊張を感じ取り、余計に逃げてしまうこともあるようです。
脱走してしまったらすぐに付近を探すこと!
先程、猫は縄張り意識がとても強いということをご説明させていただきましたが、初めて外に出る子は遠くへ行ってしまう可能性は低く、出たはいいけどびっくりして動けず物陰に隠れている場合が多いようです。
まずは、自宅付近や庭などを念入りに探してみましょう。狭くて暗い場所や車の下、建物のすきま、軒下など、猫が身を隠しやすい隙間をチェックしてください!
愛猫が見つからない場合はどうしたらいいの?
できるだけ早く住んでいる地域の保健所や動物愛護センター、保健所に連絡を入れましょう!
ちゃんと特徴を伝えるために、愛猫の写真等、用意できるといいですね。
迷い猫を保護してくれた心優しい方がお近くの動物病院に連絡をしてくれることもあるので、よく行く動物病院にも連絡を入れておくといいと思います!
ペット探偵にお願いしてみよう!
最近動物テレビ番組でよく耳にするのがペット探偵。
猫や犬の特性をよく知っている動物のスペシャリストが責任を持って、いなくなってしまったペット達を捜索してくれます。
お値段はしますが、自分で何時間も探しに回ることができない場合、利用してみることも視野に入れておきましょう。
愛犬の捜索方法!
犬は猫と違って、大きさも違いますし、とてもパワーがあります…柵を壊して飛び出して行ってしまうことも考えられます。
『待て』や『お座り』がしっかりできて、言うことが聞ける子は飛び出しても名前を呼んだらすぐに戻ってくるかもしれません!
そのためにも、しつけをちゃんとすることはとても重要ではありますが、まず猫ちゃんの捜索と同じで飼い主さんが冷静になることが重要です!
近辺・散歩ルートを探してみよう!
愛犬が脱走してしまった場合、最初に探すのは猫ちゃんを探すのと一緒で家の近辺から探すほうが良いですが、それでも見つからない場合、飼い主さんと通ったお散歩コースに何か気になる事があり、そこに向かった可能性が高いです!
犬は帰巣本能が強いそうで、車に乗せて病院へ連れて行った道なども覚えていることもあるそうです。
近辺だけではなく、ワンちゃんと一緒に遊びに行った場所も探しに行ってみましょう。
交番や保健所に知らせよう!
猫ちゃんが脱走して人を噛んだり怪我をさせるニュースはあまり見たことがありませんが、愛犬が脱走して知らない人に怪我をさせてしまう…というのは少なからずあるように思います。
ウチの子に限ってそんなことするはずがない!と思いたいですが、残念ながら逃げ出してしまえば可能性は無いとは言い切れません…私も幼い頃脱走したのであろうワンちゃんに追い回された経験があります。
そうさせない為にも、警察や保健所にしっかり連絡をしておきましょう。
チラシやポスターを作って配ろう!
それでも見つからなければ、自分の愛犬の特徴を書いたチラシやポスターを作ってご近所や、動物病院など連絡を入れた場所に配ってみましょう!
スマートフォンが普及した現代、ツイッターやフェイスブックなどのネットで情報を発信したり、収集することで、見つかる確率もグンと上がるはずなので、積極的に使用してみる価値があると思います!
愛犬、愛猫の脱走防止対策には柵を扉・窓・玄関にすると逃げない?まとめ
確実に防ぐ方法は、愛猫、愛犬の性格をちゃんと理解して、コミュニケーションをとることでいくらか軽減されるのではないでしょうか?
更に柵を設置するなど対策することによって、大切な家族を守れる確率も上がるはずです。
言葉は通じませんがペットは大切な家族です。家族に迎え入れたからにはたくさん愛情を注いであげてあげてください!
脱走を防げなかったことにより、病気になってしまったり事故にあってしまうなど、ならないようにこれからも気をつけてあげて下さいね!