車を乗っているといろんな維持費がかかりますが、特に車を乗っている上でネックになるのが自動車税の支払いです。
1年に1回必ずやってくる自動車税。。。
そんな自動車税ですが、もし車を乗り換えた場合にはどうなるのか?
今回は車を乗り換えた時の自動車税におけるお話をしたいと思うので、乗り換えを検討している方や自動車税について無知の方は参考にしてみましょう!
目次からササッとチェック
車を乗り換えたら税金は戻るの?
先に結論から申しますと、車を乗り換えた場合には自動車税が戻りませんが、廃車にすれば戻ります。
ただし、これにはいくつかの注意点や知っておくべき必要な知識があるので、自動車税で損しないためにもある程度の情報を頭に入れておくことが大切です。
特に高級車や排気量の多い車で自動車税を多く支払っている人に関しては絶対に見逃せないポイントになると思うので、覚えておくようにしましょう。
という事で、ここからは自動車税の戻る戻らないという疑問について少し小分けしてわかりやすく情報提供したいと思います。
自動車税が戻らない事はある?
1つ知っていただきたいのが、自動車税は必ずしも戻るとは限りらないという事!
車の乗り換えと言っても下取りに出したり、所有している車が自動車税の安い軽自動車の場合には例外となります。
そんなわけで、まずは自動車税が戻らないケースについて少しお伝えしたいと思います。
廃車にしないと税金は戻らない
「車を乗り換えたし、これで自動車税も戻るぞ~」と思っている方もいると思いますが、それは大きな間違いです!
基本的に自動車税が戻るのは所有している車を廃車にした場合のみです。
廃車にするという事は、その車を保有する人がいなくなるため余計に支払った分の自動車税を戻すことができます。
もちろん、還付金をもらうには申請手続きなども必要になるのでそこも重要なポイントではありますが、大前提として廃車にしない限りは自動車税が戻る事はないと思っておきましょう。
下取りでは還付金がない
上記に付随しますが、車を乗り換える際には廃車にするよりも下取りに出したり買取に出すケースが多いと思います。
しかし、下取りや買取の場合には還付金はありません!
わかりやすく説明すると、自動車税は車そのものに発生するものなので、自分が乗り換えた後に買取業者が保有していたり、他の方に名義変更されるだけでは税金は戻らないという事です。
他の税金で未納がある場合
これもよくあるケースの1つです。
自動車税を支払っていたとしても住民税などの他の税金に未納がある場合には、還付金が未納分の税金に充当されるので戻る事はありません。
ただし、その他の税金の未納分が自動車税の還付金内で事足りる場合には、その残金が戻ってきます。
なので自動車税の過払いを戻したいのであれば、まずはその他の税金に未納分がないかどうかを確認しておくことも重要です。
所有してる車が軽自動車の場合
皆さんが所有している車が軽自動車の場合、これに関しては途中で車を乗り換えても自動車税が戻る事はありません。
そもそも軽自動車の税金は普通車に比べて課税金額が少なく収める金額も極端に安くなっているので、戻ってこないという事を覚えておきましょう。
要約すると、軽自動車の場合は還付金はなしって事です!
車を乗り換えた時の税金のあれこれ
次に、車を乗り換えた時の自動車税に関して知っておいたほうが良い事をいくつかまとめてみました。
普通車を乗っていて年度の途中で車を乗り換えたという方に関しては、少なからず参考になる情報があると思いますので、こちらの項目も目を通すようにしてください。
自動車税の仕組みについて
仕組みというと少し大袈裟な表現かもしれませんが、車には自動車税を納める事が義務付けられていて、1年に1回5月に納付書が送られてくるので速やかに課税金額を納める必要があります。
基本的には4月1日時点での車の保有者に対して税金が課されるもので、4月~翌年3月分までを先払いで一括納付するのが通常の流れです。
これを納付しないと車の買取や乗り換えの手続きもできなくなるので注意が必要。
また、排気量や年式などでも税金の費用が異なるので、車を乗り換える際にはその後に支払う自動車税の事を考えて購入する方もたくさんいます。
「車は維持費がかかる」とよく言いますが、ガソリン代だけでなくこういった税金なども維持するためには必要なので、年間のコストを考えて購入する事も大切です。
新しい車の税金の支払い
車を乗り換えた場合、新しく購入する車に対しても当然のごとく税金が発生します。
例えば、10月に乗り換えた場合には、10月分~翌年の3月分までの自動車税を前払いで納めるという事です。
ただ、これに関しては基本的に自分で郵便局や銀行に行って納付する必要はなく、だいたいは新しい車を購入する際の金額の中に含まれています。
だいたいは新しい車にかかる費用の項目内にそれらしき記載があるはずなので、あとで「あれ?新車の税金払ったっけ?」とならないように事前にチェックしておくと安心ですね。
還付金の受け取り方法
という事で、自動車税が戻るケースは意外と限られているという事はご理解頂けたかと思います。
基本的な条件としては、
- ・車を廃車にする事
- ・軽自動車ではなく普通車である事
- ・他の税金に未納分が無い事
この辺りが確認しておくべきポイントです。
また、還付金の申請に関しては「廃車の手続き」「自動車税事務所で手続き」この2点を行えばOKです!
手続きが完了すれば数か月後に通知書が届いて、あとは銀行振り込みや銀行窓口で現金で受け取って終了です。
少し面倒かもしれませんが、普通車を廃車にした場合にはこういった細かい手続きを忘れないようにしましょう。
自動車税で損しないためのアドバイス
税金に関しては戻るケースと戻らないケースがある事は上記でお伝えした通りです。
ここでちょっとしたアドバイスを1つ!
車を下取りに出したり買取に出す際には、自分が支払った自動車税分を賄うためにも、最低限税金分を上乗せするように交渉しましょう。
例えば、5月の自動車税で5万円支払って10月に乗り換えた場合、
6か月分の税金は仕方ないとしても残りの6か月分である2万5千円分は損する事になるので、最低でもその分の費用を買取に含めてもらうようにすることで差額分を相殺できます。
買取でも下取りでも同様なので、戻る事のない税金分は売る際の金額に乗せるように考えるのが得策です!
廃車にすれば保険料も戻るのか?
参考までにですが、車の税金と同じく車にかけていた保険料なども廃車にすることで還付金を受け取る事ができます。
対象となるのは、
・自賠責保険
・任意保険
この2つの保険で、これらに関しても廃車の手続きを行った上で必要書類を用意して保険会社に申請する必要があるので、覚えておくと良いでしょう!
【まとめ】税金と保険料は無駄にしない事!
という事で、これまで車を乗り換えた時の税金が戻るのか戻らないのかという論点について紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?
いろいろと知らない事もあったと思いますが、例え少額だとしいても税金や保険料の過払い分に関してはできる限り無駄にしないで手元に戻すことが大切です。
特にその金額が大きければ尚更です!
その還付金だけでも外食できたり好きなモノを買える費用の足しになるので、多少の手間暇はかかるかもしれませんが、車を廃車にした場合には絶対に受け取るように手続きを進めましょう!
何かわからない事があれば廃車を依頼する業者やお近くの警察署でも相談できると思うので、事前に相談しておくのも1つの方法です♪