タトゥーには、模様やデザインによって意味を持つものが多くあるため、どんなデザインにしようか、悩む事も多いと思います。
そんな中、今人気でかっこいいデザインのタトゥーと言われているのがトライバルタトゥーと呼ばれているものです。
ワンポイントタトゥーから全身タトゥー迄かっこよくデザインしてくれるトライバルタトゥーは男性を中心に人気を博しています。
今回は、そんなトライバルタトゥーをはじめとする男性におすすめのタトゥーのジャンルについてご紹介していきたいと思います。
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タトゥーのデザインは小さい方がいい?
タトゥーを入れるなら、まずは小さいサイズから始めるのがオススメです!
いきなり大きなデザインを入れようと思っても、痛みに耐えられなかったり、隠すのが大変になってしまいます。
また、万が一の除去のことを考えると、小さいサイズのものが負担が少ないです。
タトゥーを入れる際に、除去のことまで考える方は少ないかもしれませんが、人生何があるかわからないので、除去の際のリスクも視野に入れておきましょう!
タトゥーのジャンルと種類
まずは、タトゥーにはどんな種類のものがあるのかをご紹介します。
どんなタトゥーを入れたいのか、どんな絵柄のものがいいのかタトゥーを入れる時に必ず彫師の方と相談することになるのである程度どんなタトゥーがあるのか知っておといいかもしれませんね!
タトゥースタジオによって得意なジャンル・不得意なジャンルがあるので、入れたいタトゥーがある場合は一度確認しておくとgood!
黒を中心としたデザインのタトゥー
まずは、一番ポピュラーな黒いインクを使ったタトゥーの種類をご紹介します。
モノトーンで入ったタトゥーはかっこいいですし、男性にもおすすめです。
また、黒のタトゥーで有れば最悪レーザー除去で消えるので、何となくで入れるなら欲を出さず黒一色がいいでしょう。
ブラック&グレー
黒のインクを使ってモノトーンに仕上げる世界的に人気の高いタトゥーをブラック&グレーといいます。
黒いインクだけで繊細な影を表現するブラック&グレーは正に職人技。
初めてのタトゥーでもブラック&グレーのように単色カラーはかっこいいですしおすすめです。
アメリカの刑務所内で僅かな道具と黒一色のインクで彫りあげたプリズンスタイルもこのジャンルに当てはまります。
チカーノタトゥー
ブラック&グレーのタトゥーの仲間であるチカーノタトゥーは、アメリカに移住してきたメキシカンギャングたちが起源のタトゥージャンルです。
差別用語としても使用されていたチカーノですが、現代では差別の逆境に打ち勝つためのアイデンティティを現した言葉に代わっていき社会意識や団体意識と言ったポジティブな意味で使われています。
レター
ワンポイントで文章や家族・自分の名前、好きな言葉を入れるレター。
アーティストなどでも入れている方が多く、色々な書体で入れることができるので使いたい書体があったら彫師に提案しましょう。
思いを込めて入れるのが特徴的。別名レタリングタトゥー
人によっては色を入れる場合もあるのでカラーについてはまちまちです。
ポートレイト
家族の写真や、ペット、著名人等のモチーフにする写真をタトゥーとしてリアルに描くスタイルをポートレイトと言います。
海外では恋人や忘れられない人、忘れてはいけない人物を彫ったりするんだとか。
様々な手法を使ってかなりリアルに描かれているのが特徴的です。
下手に恋人の画像を使うと将来後悔することになるのでよく考えて取り入れるようにしましょう…。
基本的には黒だけで表現されモノクロ写真の様な仕上がりになります。
画像はワンカラー入ってましたね…。
シングルニードルタトゥー
1本の針だけで描くシングルニードルタトゥーは、タトゥーニードルの中でも一番細い1本の針だけを使用して描くスタイルのタトゥーです。
海外ではシングルニードルタトゥー専門の彫り師がいるほど人気のスタイル。
柔らかく優しい雰囲気になり男性というよりは女性におすすめです。
色の入ったタトゥーの種類とジャンル
タトゥーには黒だけでなく、色の入ったインクを使えばカラフルなデザインのものを作ることもできます。
とくに、赤色は日本でもかなり昔から取り入れられていましたが、水銀を使って色を出していたそうです。
現代ではもちろん体内に入っても大丈夫なインクを使用しています。
和彫り、洋彫りによって色の使い方が異なるのも色の入ったタトゥーの魅力ではないでしょうか?
和彫り
日本の伝統である図柄をモチーフにした作品のタトゥーを和彫りといいます。
和柄をモチーフにしたり、竜や虎・鯉などが描かれたものが多いです。
大きめのデザインで背中一面に入れている人が多いですね。
任侠や、ヤーさんのイメージが強く、これらの入れ墨を入れると恐らく日本で生きづらくなるでしょう( ˘ω˘ )
和彫りは海外でも人気のデザインで、昔の和彫りを取り入れた現代風の和彫りなんかも人気になっています。
オールドスクール
水夫のタトゥーとして1930年頃アメリカを中心に人気を博したタトゥーデザインをオールドスクールと呼びます。
別名アメリカントラディショナルとも呼ばれており、イーグルやパンサーなどのアニマルモチーフや錨や星と言った航海にまつわったモチーフの絵柄が特徴的です。
ニュースクール
海外で流行っている比較的新しいジャンルのタトゥーです。
カラフルなインクを使っているのが特徴的で遊び心溢れたデザインのニュースクール。
独特な絵柄が今人気になりつつあるデザインです。
ヲタトゥー
近年入れる方が増えたヲタトゥーは、その名の通り好きなアニメや漫画のキャラクターをタトゥーとして自身の体に彫り込むものです。
日本文化のヲタクですが、海外などのタトゥー文化が強いアメリカなどで入れている人が多いイメージです。
その他こんなタトゥーの種類も今人気!
タトゥーのデザインは時代と共にかなりの進化を遂げています。
昔ながらのスタイルを維持している彫り方もあれば、新たなスタイルを確立していっているのもタトゥーの魅力の一つです。
まさに、現代アートと呼ぶにふさわしいタトゥーのスタイルがこちら!
ドットワークタトゥー
かなり新しいタトゥーのジャンルドットワークタトゥーは、点を中心に線や塗りつぶしのを組み合わせて描いたスタイルです。
細かな点で描かれていることが多く、非常に複雑なため高い技術を持った彫師しか掘れないんだとか。
3Dタトゥー
浮き出ているような絵、くぼんでいるようなデザインをタトゥーのみで表現する3Dタトゥーはまるでトリックアート。
高い技術を持った彫師が行うとタトゥーとは思えない完成度です。
スプラッタータトゥー
インクが飛び散ったり垂れているように見えるアート性が高いデザインのスプラッタータトゥーは現代アートとして注目されています。
黒一色だと墨絵のように見えますし、色を加えると正にインクをぶちまけたよう。かっこいいです。
ブラックライトタトゥー
特殊なインクを使用してブラックライトに当たると浮かび上がるタトゥーをブラックライトタトゥーと言います。
クラブなどで目立ちたいという若い世代に人気で、普段はタトゥーを見せたくないという方にも注目されています。
バイオメカ
少々前に流行ったタトゥースタイルバイオメカは、機会やアンドロイドをモチーフにしたデザインです。
3Dタトゥーと合わせてまるで機械人間に見せるようなデザインも人気になっています。
カラータトゥーは消しにくいって本当?
もし、タトゥーを除去しなければいけなくなってしまった場合、カラータトゥーは消しにくいといわれているのをご存知ですか?
従来のタトゥー除去だと、明るめの色のタトゥーはレーザーでは反応しにくく、綺麗に消えないといわれています。
しかし、最近ではピコレーザーと呼ばれる除去方法により、消えにくかったカラータトゥーも従来より消えやすくなりました!
タトゥーを入れたけど、デザインが気に入らないから一旦消したい!という方も、除去の方法を一度調べてみるのもいいかもしれません!
トライバルタトゥーとは
次に生まれ変わるなら
ポリネシアに産まれたいですねェ。トライバルタトゥーとか掘りまくって
大自然を肌で感じて過ごしたい。スマホはほしい。 pic.twitter.com/q4BraFmgi6
— なべ@HinDoo (@1_39_newaka) 2017年3月22日
トライバルタトゥーとは、ブラックアンドグレースタイルの一種であり、世界の部族内で進化していったタトゥーデザインです。
デザイン性としては素朴で抽象的なものが多く見られますが、それぞれのトライバルデザインには、部族特有の法則性があるそうです。
トライバルタトゥーの意味
トライバルタトゥーの持つ意味は、自身を魅力的に見せるためという理由の他に、社会的地位やステータス、家柄を表現したり既婚者かどうかのサイン等自分がどんな人間なのかを表現するためにも用いられているようです。
また、宗教的、呪術的な意味も強く持ち合わせています。
トライバルタトゥーの特徴
トライバルタトゥーは、基本的に黒一色で表し、幾何学模様や、ライン等のデザインを組み合わせて作られています。
そのため現代では黒で塗りつぶしがあるタトゥーをトライバルタトゥーと呼ぶ傾向があり、部族的という言葉から離れ、1つのタトゥージャンルとして成立されています。
部族のトライバルタトゥーは全身にも及ぶものが多いですが、日本で入れるならワンポイントの中にトライバルデザインを混ぜ込んだものがいいでしょう。
トライバルタトゥーのデザイン
トライバルタトゥーは一見するとどれも似たようなデザインですが、実は10種類以上ものデザインがありそれぞれ持っている意味は違います。
今回は複数個あるトライバルデザインの中でも特に代表的な6つのトライバルタトゥーのデザインをご紹介します。
ポリネシアントライバル
およそ2000年前から存在していたと言われるポリネシアントライバルタトゥーは、自然界のものをモチーフとし、幾何学模様やラインで表現していることが最大の特徴です。
線模様が帯上に折り重なっているパターンが独特の部族的雰囲気を醸し出すデザインです。
ワンポイントタトゥーとしてよりは、手首や足首にグルっと1周させるように入れるのがオシャレです。
血筋や、階級を表す際にも使用されており、彫る部位はその家系の階級によって決められていたそうです。
ボルネオトライバル
現代のトライバルデザインの大本になったされるボルネオトライバルタトゥーは、トライバルタトゥーと言えばこのデザインと言われるほど。
木版画の彫刻が元となっており、タトゥーのデザインとして派生したデザインです。
その地に関する動物や植物をモチーフにしていることが多く一定の法則を持った渦巻き状のデザインが特徴的です。
狼や葉と言った模様が日本でも人気になっています。
黒の面積が多めなのも特徴的です。
マオリトライバル
ニュージーランドの原住民である部族、マオリ族が名前の由来になっているマオリトライバルタトゥー。
マオリ族などの現地では、社会的ランクを持っている特定の人物だけが彫ることを許された神聖なものとされています。
マオリトライバルは曲線を組み合わせたデザインが多いという特徴を持っています。
マオリ族の中でも顔にタトゥーを入れているものは、階級の高い限られたものだけなんだとか。
タヒチトライバル
タヒチ系モチーフトライバル
ハンマーヘッドシャークとマンタ
やはり諸島系トライバルには海の生き物が似合います#千葉 #トライバル #タトゥー #tattoo #tribal #鮫 #マンタ pic.twitter.com/hJfO4cXuC2— tattooer GRoove (@tattooer_GRoove) 2015年7月29日
タヒチトライバルタトゥーは、『タトゥー』の言葉の発祥地であるタヒチで使用されているトライバルデザインです。
タヒチでは、叩く動作の事を「タタウ」と呼んでいてそこから『タトゥー』という言葉ができたと言われています。
タヒチトライバルタトゥーは、円や曲線でデザインされている事と黒い部分の塗り面積と空き面積で構成されたデザインが特徴的です。
マルケサストライバル
マルケサス諸島という島の部族が行っていたマルケサストライバルタトゥーは、別名『マケージャスタイル』とも呼ばれており、諸島ではほとんどの人が全身を覆う範囲でタトゥーを施しているそうです。
他のトライバルデザインと比べると、塗りの面積が多く、全身にも及ぶ大きなデザインが特徴的です。
ワンポイントでは表せない全身にも及ぶタトゥーが魅力的ですが、ブラックワークが流行している今デザイン的には最も現代的とも言われています。
ハイダトライバル
カナダの先住民であるハイダ族のタトゥーハイダトライバルタトゥーは、他のトライバルデザインとは少々違った独自のイロを持っています。
幾何学模様のように線や円で描かれたものではなく、トーテムポールに描かれるような模様で、壁画や絵画をイメージさせるデザインが特徴的です。
さらに、通常トライバルタトゥーは黒一色で描かれますが、ハイダトライバルタトゥーは、黒と同じ割合で赤のインクが使用されると言う最大の特徴を持っています。
人とはちょっと違うトライバルタトゥーを入れたい人におすすめのデザインです。
現代では、赤だけでなく青を使用することもあるそうです。
ワンポイントでかっこいいトライバルデザイン
部族発祥という事もあり、トライバルデザインは基本的にワンポイントではなく、全身に及ぶものが多いです。
いくらトライバルタトゥーがかっこいいからと言って、海外ならまだしも日本で全身にタトゥーを入れるのは少々勇気がいりますよね。
そんな中人気なのがワンポイントタトゥーをトライバルを用いて描くタトゥーです。
かっこいいワンポイントトライバルデザインのタトゥーをご紹介していきます!
壁画風トライバルデザイン
肩に入れた、壁画のようなデザインのトライバルタトゥーです。
ワンポイントよりは少々大きいですが、こんなトライバルタトゥーなら比較的入れやすいのではないでしょうか?
ドラゴンのトライバルデザイン
ドラゴンをトライバルタトゥーのように描いたワンポイントタトゥーです。
渦のような輪の中に見えるドラゴンがかっこいいですね。
幾何学模様の円トライバルデザイン
円と幾何学模様を組み合わせたワンポイントのトライバルタトゥーです。
円を使用したトライバルタトゥーであれば小さめに抑えることができますし、手首や腰等どこに入れてもおしゃれでかっこいいです。
トライバルデザインを混ぜ込んだタトゥー
女性用にデザインされたものでしょうか?
トカゲの中にトライバルデザインを使用したかっこいいワンポイントトライバルタトゥーです。
現代ではこのくらい崩したトライバルタトゥーの方が人気のようですね。
トライバルデザインを用いた可愛らしいタトゥー
細身で可愛らしいのが特徴的な、トライバルタトゥーをモチーフに描かれた猫のタトゥーです。
こんなのもトライバルタトゥーと言うようですね。
小指にワンポイントトライバルデザイン
脚の小指に施した小さなワンポイントトライバルタトゥーです。
チラッと見えるとかっこいいですし、このくらいなら生活に支障もなくオシャレですね。
かっこいいトライバルデザインのタトゥーまとめ
部族的な意味を持ち、全身に施すタトゥーも、現代に合わせてまた違った特色を醸し出します。
ワンポイト用にデザインしたり、トライバルをデザインの中に混ぜ込ませたり、様々な楽しみ方ができるのも、今流行りのトライバルタトゥーの特徴になっています。
どんなタトゥーを入れようか悩んでいる方はぜひ抽象的ながら明確な意味を持つトライバルタトゥーも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
また、トライバルタトゥー以上に興味の引くデザインがあればぜひ、そちらも検討してみてください!