病気やケガをしている人が生命保険や医療保険に加入し辛いのはみなさんもわかりますよね?
実は病気やケガ以外にもタトゥー(入れ墨)があると加入し辛いのはご存知でしょうか?
ファッションの一部として認知され始めてきたタトゥーや入れ墨ですが、若かりし頃に勢いで入れてしまうことも多いのでは?
そこで今回は、タトゥーがある方が生命保険や医療保険に加入できないのか?などを知らべてみました。
※適宜最新の情報に更新しています。
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安心して保険に加入したいなら
タトゥー・入れ墨があると、安心して保険に加入することはできません。とはいえ、タトゥー除去手術を行うことで部位不担保が付くことは確実でしょう。
それでもタトゥーがあることで入れないよりはハードルが低くなります。
まだ若いなら将来を考えて早めに治療をしたほうがよいのではないでしょうか?
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誰しもが加入するのが日本の保険
私は以前ファイナンシャルプランナーとして、保険や住宅ローンの手続きを行っておりました。保険の加入相談をされる方は20代・30代の若い方がメインで、40代や50代の方は新たに加入するというよりも保険の支払い金額についての相談がメインでした。
生命保険文化センターによると、日本で民間の保険に加入されているのは、全体で約8割とほとんどの方が加入されております。20代前半ではまだ加入されていない方も多くいるため、20代の加入率は6割ほどですが、30代で8割以上に急増しそのまま横ばいの加入率となっております。
私と保険の加入相談をされていた方の多くが20代・30代がメインだったということもなんとなく理解できますね。
保険の加入には審査がある
20代と言えば、学生から社会人になる方も多いと思います。
社会人として責任も重大で、結婚をし家庭人としての責任も出てくる年代ではないでしょうか。
そんな責任が圧し掛かるときに欠かせないものが保険です。
自動車を運転するときに加入する自動車保険、公的医療保険や公的年金も保険です。会社努めの人であれば毎月の給与から公的保険は天引きされていることでしょう。
結婚した場合や子供が生まれたときなどに真剣に考えるのが生命保険や医療保険、そして学資保険ではないでしょうか。また、住宅を購入する場合、住宅ローンを組むことになると思いますが、その際にも「団信(団体信用生命保険)」と呼ばれる保険に加入することになります。
民間の保険会社で加入する生命保険や医療保険ですが、自分自身に対して保険を掛けることになりますので、審査があるのはご存じだと思います。
体調不良など病院の履歴や病歴がある方は保険の加入は難しくなるのですが、そんな中、タトゥーをしている場合は保険に加入できないのはご存じでしょうか?
保険の仕組みと加入できる人
保険は同じ目的の大勢の人たちが保険料を出し合うことで、万が一の時にその集まったお金から保険金を支払うことで生活の安定を図る、相互扶助のもとになりたつ仕組みとなります。
そのため、病気や怪我を既にしている方が健常者と同じ保険に加入できた場合、直ぐに保険の支払いが発生してしまうことになります。もしそうなると、支払う保険金のバランスが崩れてしまいまい保険会社は倒産することになるでしょう。そのため、保険会社は相互扶助を守るために加入者全員に怪我や病気をしていないか保険審査を行います。
つまり、リスクがある方は一般の健常者と同じ保険に加入することができないことになります。
年齢が高くなると支払う保険料が高くなったり、危険な職業の方が加入できないように、タトゥーがある方も同様として扱われるため、保険に加入することはできなくなってしまいます。
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旧式のレーザー機器は黒にしか反応しないため、カラータトゥーを消すことができなかったのですが、最新の技術ならカラータトゥーを消すことが可能です。
また、照射時間や通院回数も少なくなるので、身体への負担も少なくて済むので早期除去が可能になります。
従来からのレーザー以外の除去方法も可能であなたに合った除去方法を提案してくれることでしょう。
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タトゥーはリスク?保険加入を断られる?
タトゥーがある方もリスクがある方として認定されてしまいますが、どのようなリスクがあるのでしょうか?
反社会勢力の関係者として認められてしまう
今でこそファッションタトゥーなどと言われ世間的にも認知され始めておりますが、昔からの和彫りでの刺青などは反社会勢力の人たちではないかと一般の人も思うことでしょう。
それは保険会社でも同じで、もし、反社会勢力の関係者だった場合は刺青に関係なく加入することはできません。
感染症の疑いがある
タトゥー・入れ墨を彫る場合は、専用の針を肌に差し込んでインクを注入していくことでデザインしていきます。その針を入れる回数は1分間に3,000回とものすごい速さで刺していきます。
もちろん衛生的に守られている場合であれば大丈夫なのかもしれませんが、使用する針が汚れていた場合は、感染症がうつってしまう可能性は高くなります。
また、塗料の原料は決して体の無害のものばかりではないと思います。和彫りの場合は天然色素がベースのものが多いですが、欧米中心でのタトゥーの場合は素材に酸化鉄が含まれるなど、彫り方や場所、色によって原料が異なることもあり、リスクがないという断定ができないということも理由としてあります。
因みに、タトゥーや入れ墨で感染する可能性があるのが、肝炎(B型・C型)、エイズウイルス(HIV)などがあります。
タトゥーがあることを秘密にした場合
では、タトゥーを秘密にして加入することはできるのでしょうか?
生命保険での受け取る保険金がそれほど高くない保険や通常の医療保険の場合、医師の審査などを必要としない告知のみでの審査となります。告知書には5年以内の病院での治療の有無やお薬の処方などが一般的に答えることになり、タトゥーのことを告知書に記載する保険会社はあまりありません。そのため、タトゥーの記載がない告知書では報告する義務はありません。
なぜ、告知書にタトゥーのことを記載しないかと言われれば、筆者が思う考えられることは、
1.調べることが困難
告知書に記載する内容は、病院での受診や会社での健康診断など、健康保険の履歴等から保険会社が調べればわかる内容です。しかし、タトゥーの場合、どこでタトゥーを彫ったのかは本人しか知らない情報ですのでいつどこでタトゥーを彫ったかを調べることは困難です。また、対面販売時に裸にすることもできませんので記載していない。
2.免責事由に該当する
保険金の支払いの場合、保険会社が被保険者に対し保険金を支払わなくてよい免責事由があります。ご加入直後の自殺や故意または重大な過失などがありますが、タトゥーもこの免責事由に該当するため。
3.対面販売での確認
対面販売での募集人は、被保険者の対象の方について、第一選択を行います。健康状態など募集時に知りえた加入者情報は保険会社に報告する義務があるためで、この時に確認を行う可能性があるから。
脚や腕など募集人に見えていたりするとその時点で募集人から保険の加入を断られる可能性があります。
告知しなかったら保険金は支払われない?
タトゥーの有無について告知書に記載されない理由は、上記の3つが個人的に考えられると思っております。そのため、告知書で記入項目がなかったからといって秘密にして加入した場合、保険金が給付されない可能性も考えられます。
特に免責事由に該当するというところはその他免責事項という文言があったりして、その他が何かは保険会社によって異なることになります。そのためタトゥーはグレーの位置付けとなってしまいます。
告知書に該当しないからタトゥーがあっても言わなければ大丈夫と言われることもありますが、しっかりと募集人に報告しておくことが後々のトラブルを回避することになります。
全ての保険に加入できないの?
上記に、タトゥーが保険に加入できない理由等を記載しましたが、保険会社によって基準はさまざまです。そのため、一番は、タトゥーがあっても入れる保険や保険会社を探すことだと思います。
タトゥーの全身に占める割合や血液検査などで問題なければ加入できる場合や、不担保条件や金額が高くなる条件であれば加入できる場合もあるとのことなので、多数の保険会社を取り扱う保険ショップで確認してみることがよいでしょう。
保険会社によって基準は異なる
保険会社によって引き受ける基準は異なります。過去の病気やケガの履歴があった場合、A社では加入できないと言われてもB社では加入できるなんてザラにあります。
そのため、タトゥーについても保険会社によって認識が異なるはずです。
保険会社ごとの判断として、
と分類されると思います。この違いは保険会社に確認しないと分からないことですので、事前に確認しておくことがベストです。ここで私が勝手にA社はオッケーですよってことは言えませんし、タトゥー入れ墨だけではなくその他の因果関係も含め最終判断となると思うので、自らで確認するようにしてくださいね。
医療保険・生命保険どちらが大丈夫?
生命保険って聞くと亡くなったときの保険と思いますが、実は生命保険はそれだけではありません。自動車保険や火災保険が【損害保険】であるように、医療保険や学資保険などは【生命保険】の一部であり、亡くなったときの保険は「死亡保険」となります。
さて、タトゥー入れ墨があっても加入できるのか?っていう条件には生命保険会社以外にも生命保険の種類によっても違いがあったりします。
これは病気やケガの過去履歴も一緒です。保険金が支払われる可能性が高い保険ほど審査は厳しくなりますので、病気やケガで入院や手術をしたときに保険金が支払われる医療保険の審査が一番厳しくなり、亡くなったときしか保険金が支払われない死亡保険は審査が緩くなります。
これは告知書の内容から違いがあり、医療保険よりも死亡保険の告知書のほうが項目が少なかったりもします。
つまり、タトゥーがあっても加入できる生命保険としては医療保険よりも死亡保険のほうが加入しやすいということになります。
不担保や割り増しが条件で加入できることもある
不担保とはある一定の条件の場合は支払われないということです。割り増しとは健康な人と同じ保険に入っても毎月の保険料が高くなるということです。どちらも加入者側がOKなら加入できるという条件付きとなります。
医療保険に加入したい!という人の例を考えると、タトゥー入れ墨の場合は肝炎の可能性が高いと判断されるため、肝臓での疾患で病気をして入院・手術した場合は保険金が支払われないという不担保が付くことが予想されます。もちろん肝臓以外でも入院・手術は変わらず保険金が支払われるということになります。こういった不担保がつかなかったとしても通常の1.5倍ほどの毎月の保険料が掛かったりする割り増し条件などもあります。
死亡保険の場合は、肝炎や肝不全など肝臓の病気が原因で死亡した場合は保険金が支払われないという不担保が付くと予想されます。医療保険と同様、その他の死亡に関しては支払われることになります。
それでもダメなら
もし、一般の生命保険の加入が無理だった場合、引受基準緩和型の保険であれば加入することは可能性は高くなるでしょう。
引受基準緩和型は持病がある方も加入しやすい保険です。通常の保険よりも割高で保証内容も良くはありませんが、その分加入できる範囲が広いものとなります。タトゥーがある方も加入できる可能性は高くなります。
また、タトゥー入れ墨を消してから再度加入を検討することも考えてもよいでしょう。タトゥー入れ墨の除去は医療行為に当たるので告知書に記載することになるでしょう。しかし、告知書の5年経過後については報告する義務がありません。
緩和型に加入しつつ、刺青を消しその後切り替える方法も考えてみてもよいかもしれません。
タトゥーがあっても保険加入できる?まとめ
今回はタトゥーがある方が保険に加入できるかを調べてみました。
実際なところ、保険会社によって基準が異なるため判断が難しいですが、加入できない可能性は高いです。
しかし、全く加入できないということもないようです。
加入する場合は、
が良いのではないでしょうか。
今後はさらにタトゥー・刺青を行う方は増えてくることになるでしょう。世界的スポーツ選手も全身タトゥーであったりもしておりますし、医師以外の方が彫ることができる登録制度が確立されれば、保険の加入制度も変わっていくことになるかもしれません。
しかし、現状はまだまだ保険加入は難しいので、加入できないかもしれないリスクを背負う覚悟でタトゥーを入れることになるでしょう。