結論から言うと、リトルシガーは紙巻きタバコ同様に体に悪いものであり、タール量もリトルシガーの方が多く含まれています。
他にも、リトルシガーと紙巻きタバコでは構造・値段・喫煙方法も変わり、喫煙方法での死亡リスクにも違いがあるので注意が必要です。
本記事では、リトルシガーは有害で体に悪い?タール量やタバコとの違いについて以下の事項を解説していきます!
- リトルシガーは紙巻きタバコと比べて有害で体に悪いのか?
- リトルシガーの「ニコチン・タール」の含有量
- リトルシガーと紙巻きタバコの違いを比較
また、本記事の要点をまとめると・・・
- リトルシガーと紙巻きタバコは喫煙するにあたっての有害性は同じ
- リトルシガーは葉巻タバコに分類され5.9mg~335.2mgと推測できる
- リトルシガーと紙巻きタバコは構造・値段・喫煙方法が違う
本記事を最後まで読む事で、リトルシガーと紙巻きタバコの違いを理解できること以外に、リトルシガーを好んで吸っている方の口コミ・評判も確認する事ができます。
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リトルシガー(葉巻タバコ)は紙巻きタバコと違い有害で体に悪い?気になる健康被害について解説

紙巻きタバコとほぼ同じような構造をしているリトルシガーなので、基本的な扱い方はさほど変わりません。
ですが、有害物質の量がリトルシガーと紙巻きタバコでは違い、喫煙方法によっては害が多く出てしまう恐れがあるので注意が必要です。
まずリトルシガーがどのようなものか理解し、どうすれば健康被害が少なくなるのかを詳しく解説していきます。
リトルシガーも有害物質を含んでいるので危険性は同じ
リトルシガーは紙巻きタバコ同様にニコチンやタールといった有害物質を多く含んでいる為、喫煙するにあたって危険性という点では同じです。
またタバコに火をつけ、煙を体内に入れる事は有害物質を吸引しているので、リトルシガーでも非喫煙者に比べるとがんになる確率は上がります。
リトルシガーでの健康被害は喫煙方法をしっかりと理解しておく事で、健康リスクを抑える事ができるので、次に紹介する基礎知識を知っておきましょう。
肺がんによる死亡率を下げたいのであれば口腔喫煙
リトルシガーは葉巻に分類されるので、紙巻きタバコより香りや味が濃いものが多くあります。なので煙を口の中に入れて愉しむ口腔喫煙が一般的な吸い方です。
リトルシガーは紙巻きタバコのように煙を肺に入れる肺喫煙も可能ですが、香りや味が濃いので肺にかかる負担も大きくなります。
したがって、リトルシガーは口腔喫煙での愉しみ方さえしておけば肺への負担は軽減され、肺がんのリスクを抑える事で、肺がんの死亡率も下げれます。
リトルシガーと紙巻きタバコではがんになりやすい箇所が変わる
リトルシガーも紙巻きタバコも体に悪いニコチンやタールなどの有害物質を含むので、タバコの健康被害において日本人の国民病でもある「がん」になりやすくなります。
リトルシガーでは紙巻きタバコと違い口腔喫煙が一般的な吸い方なので、体に悪いニコチンやタールなどの有害物質が口腔内に蓄積される事により、主に口腔がんになりやすいです。
逆に紙巻きタバコの場合は肺喫煙が一般的なので、有害物質が肺の中に蓄積される事により、主に肺がんを引き起こす確率が高くなります。
よって、リトルシガーと紙巻きタバコの健康被害は体に悪い有害物質を取り込む場所に違いがあり、がんになりやすい箇所が変わるだけで、リトルシガーも紙巻きタバコと同様に健康被害があると言えるでしょう。
リトルシガーの「ニコチン・タール」の有害物質の含有量は?

先ほど、リトルシガーは紙巻きタバコよりも香りや味が濃いものが多いとお伝えしましたが、体に悪い有害物質であるニコチンやタールの量が多いのか?気になる方もいると思います。
リトルシガーは葉巻タバコの一種なので、紙巻きタバコと違い体に悪い有害物質であるニコチンやタール量の表示義務が無い為、パッケージに記載されておらず見た目ではわかりません。
実際は紙巻きタバコと違いニコチンやタールの量が多く含まれています。体に悪い有害物質になるので詳しく数値として解説していきたいと思います。
リトルシガーには「ニコチン・タール」の記載が無い
リトルシガーは葉巻に分類される事から紙巻きタバコと違い、体に悪いニコチンやタール量を測る正確な測定方法がありません。
測定方法が定められていない事から、リトルシガーのパッケージにはニコチンやタール量の記載が無く販売されています。
記載が無くとも、本来リトルシガーにも体に悪い有害物質であるニコチンやタール量が多く含まれているので、体への害が心配になる方は適度に喫煙しましょう。
リトルシガーと紙巻きタバコに含まれる「ニコチン・タール」の量
リトルシガーには体に悪い有害物質で有名なニコチンやタールの量が多く含まれていると説明してきましたが、実際の数値は銘柄によって変わります。
紙巻きタバコのニコチン量は13.7~23.2mgに対し、葉巻タバコのニコチン量は5.9mg~335.2mgとなっているので、葉巻に分類されるリトルシガーは種類によっては大きな差が出てきます。
リトルシガーの銘柄によってはニコチンやタール量は大きく変わるので、肺喫煙をする方には注意が必要です。
リトルシガーと紙巻きタバコを比較しながら違いを解説!

リトルシガーと紙巻きタバコは一見同じなので、何が違うのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
葉巻に分類されるリトルシガーなので、似ている構造をしていても紙巻きタバコとの大きな違いはあります。
ここではわかりやすくリトルシガーと紙巻きタバコの違いを構造図で見比べて、3つの違いに着眼して解説していきたいと思います。
リトルシガーと紙巻きタバコの構造図
こちらがリトルシガーの構造です。巻紙もタバコ葉でできたシートを使用しています。
こちらは紙巻きタバコの構造です。先ほどのリトルシガーとは違い、シートたばこの部分がシガレットペーパーと呼ばれる紙で巻かれています。
リトルシガーと紙巻きタバコでは中心となる葉タバコの刻をシガレットペーパーで巻いてあるか、タバコ葉でできたシートで巻いてあるかの違いになります。
リトルシガーと紙巻きタバコは構造以外にも違いはあるので、構造を含む3つの着眼点から詳しく解説していきましょう。
- リトルシガーと紙巻きタバコの違い①:巻紙の違い
- リトルシガーと紙巻きタバコの違い②:値段の違い
- リトルシガーは紙巻きタバコと違い③:喫煙方法による愉しみ方の違い
リトルシガーは巻紙もタバコ葉の成分から作られている
リトルシガーは紙巻きタバコと違い巻紙もタバコ葉でできたシートを使っているので、タバコの香りをより強く感じる事ができます。
フィルターが付いているので肺喫煙もできますが、香りや味が濃いので紙巻きタバコのように肺喫煙をするとむせてしまうので注意が必要です。
リトルシガーは紙巻きタバコより安いものが多い
リトルシガーは税率が低く設定されていた葉巻タバコに分類される為、税率の高い紙巻きタバコより安い値段で販売されていました。
ですが、2021年10月の増税により税率が見直されたリトルシガーも70円~130円の値上げを余儀なくされる状況となりました。
値上げをしたとはいえ、元々の値段が安かったリトルシガーなので、現在(2022年8月)でも紙巻きタバコよりも安いものは数多くあります。
リトルシガーは一般的に香りを愉しめる口腔喫煙
リトルシガーは紙巻きタバコと違い、味を濃く感じる事が出来るので、口腔内で香りを愉しむ口腔喫煙での吸い方がおすすめです。
体に悪い有害物質であるニコチンやタールも紙巻きタバコより多く含まれているので、肺喫煙をするのは健康被害のリスクを高める事になります。
リトルシガーと紙巻きタバコでは死亡リスクにも違いがある?

リトルシガーは紙巻きタバコと違い一般的に煙を口腔内に溜める口腔喫煙で愉しむ方が多いと思います。
紙巻きタバコでは体に悪い有害物質であるニコチンやタールを肺の中に入れてしまう肺喫煙が一般的なるので、リトルシガーと紙巻きタバコでは死亡リスクも変わってくるのか気になるところです。
結論から言いますと、どちらも発がん性物質を含むニコチンやタールを体内に取り入れている形にはなるのですが、口腔喫煙が一般的な吸い方であるリトルシガーの方が死亡リスクが低いです。
リトルシガーは紙巻きタバコと違い死亡リスクが低い
米国での葉巻タバコと紙巻きタバコをそれぞれ吸う人と非喫煙者の死亡リスクを調査した結果では、非喫煙者に比べ紙巻きタバコを吸う人の死亡リスクは約2倍、口腔喫煙である葉巻タバコでは1.2倍でした。
タバコを吸う事により誘発されやすい肺がんや食道がん、口腔がんなどの死亡率では、紙巻きタバコの喫煙者で約4倍、葉巻タバコのみの場合では約1.6倍となっています。
調査結果の数値から葉巻タバコと同じ口腔喫煙が一般的な吸い方であるリトルシガーの場合では、肺喫煙である紙巻きタバコよりも死亡リスクが低い事がわかります。
リトルシガーの喫煙方法では死亡リスクは変わる
先ほど紹介したようにリトルシガーは紙巻きタバコより死亡リスクが低い統計がありますが、リトルシガーを口腔喫煙した場合によります。
リトルシガーにフィルターが付いていても、体に悪いニコチンやタールなどの有害物質が多く含まれた煙を肺喫煙の方法で吸ってしまうと紙巻きタバコよりも健康被害のリスクが大きくなり、死亡リスクも上がります。
リトルシガーでも紙巻きタバコでも体に悪い有害物質を体内に取り入れているので、喫煙行為自体が死亡リスクの上がる要因である事を認識しておきましょう。
体に悪いと知りつつもリトルシガーを好んで吸っている方の口コミ・評判を解説

ここまでリトルシガーは紙巻きタバコよりも体に悪いニコチンやタールなどの有害物質を多く含んでいる事や、口腔喫煙でも死亡リスクを高める事などを解説してきました。
普段からリトルシガーを吸っている方で、ニコチンやタールの記載が無くても体に悪い事は大半の人が知っていると思います。
ここでは体に悪いと知っているにも関わらず、実際にリトルシガーを好んで吸っている方の口コミや評判を調査してみたので解説していきます!
「値段」に対する口コミ・評判
独身時代はセブンスター一筋やったけど結婚してから値段に厳しくなり安くて美味いリトルシガーに変えたわ(笑)
普通のタバコと違って紙の味がしないし、味とコスパ的にも財布に優しいリトルシガーはいいな。体には悪いけどw
やはりリトルシガーでも紙巻きタバコでも健康被害のリスクは同じようなものだと認識している方が多いように見受けられました。
それなら値段が安くてコスパのいいリトルシガーを選んでみてもいいかもしれません。
「吸いごたえ」に対する口コミ・評判
リトルシガーは巻紙がタバコ葉で作られているからその分濃厚なタバコの味と香りが楽しめるんだよな。そもそも普段リトルシガー吸って慣れちゃうとどの紙巻きタバコ吸ってもスッカスカやな。ピースのリトルシガー1箱でいいから吸ってくれ
アレマジで美味いぞ
死ぬほど美味い
リトルシガーの吸いごたえについても巻紙が違うだけで、紙巻きタバコより味が濃くガッツリと吸いたい方にはリピートされているみたいです。
「匂い」に対する口コミ・評判
リトルシガーは紙巻きタバコと違って指先に特有な匂いが残らないし、フィルターに甘味料が付着しているから甘い匂いを感じながらまったりとした吸い心地でゆっくり楽しめる。
ピースのリトルシガーは美味しいし、開けた時と火をつけた時の匂いがとても良かった。体に悪くても口腔喫煙で楽しんでるから多少は紙巻きよりマシかな?って思う。
リトルシガーは匂いも良くて女性からの支持も多く、紙巻きタバコの紙の味が苦手な方にも重宝されている事がわかりました。
実際にリトルシガーを吸っている方の口コミを集めてみて、紙巻きタバコとの違いや良い面を紹介しましたが、体に悪い事に変わりはないので吸いすぎには注意しましょう。
リトルシガーに関するFAQをご紹介!

最後になりますが、リトルシガーに関連した気になる質問で多かったものから3つご紹介していきます!
リトルシガーについて気になっている方が多かったのは「リトルシガーの銘柄は何がある?」「リトルシガーの吸い方のコツは?」「紙巻きタバコとIQOS(アイコス)はどっちが体に悪い?」でした。
それでは、気になる3つの質問を解説していくので、気になっていた方は本記事を参考に疑問を解決していきましょう!
リトルシガーの銘柄には何がある?
リトルシガーの人気の銘柄は、CAMEL(キャメル)シガーやLUCKY STRIKE(ラッキーストライク)シガリロ、KEITH(キース)マイルドなどがあります。
コンビニで簡単に手に入れる事ができるので、自分に合ったお気に入りの銘柄を見つけてみるといいでしょう。
尚、本記事でも先述したようにリトルシガーは肺喫煙すると健康被害が大きくなるので、口腔内で香りを愉しむ口腔喫煙がおすすめです。
リトルシガーの吸い方のコツは?
本記事でおすすめした口腔喫煙での吸い方のコツは、リトルシガーを口に咥えて、火をつけてからゆっくりと息を吸うようにしましょう。
吸った煙を一度口腔内に溜めてから、舌でコロコロと転がすようにしてリトルシガーの香りを愉しみます。
口腔内で香りを楽しんだ後にゆっくりと煙を吐き出す事で、リトルシガーの味わいを最後まで堪能する事ができます。
紙巻きタバコとIQOS(アイコス)はどっちが体に悪い?
本記事では、リトルシガーは紙巻きタバコに比べて体に悪いかを解説してきましたが、紙巻きタバコとアイコスではどちらが体に悪いか気になる方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、紙巻きタバコよりアイコスの方が、健康被害の深刻度が低いと米食品医薬品局(FDA)の調査でわかっています。
しかし、アイコスもエアロゾルという健康被害を及ぼす物質が含まれたものが発生するので、喫煙の際は周りへの配慮も忘れずにしましょう。
リトルシガーは有害で体に悪いのか?「ニコチン・タール」による健康被害のまとめ
本記事では、リトルシガーは有害で体に悪いのか?紙巻きタバコとの違いや、ニコチンやタールなどの含有量や健康被害についても解説してきました。
当サイトを訪れた方は健康被害を気にされた方が多いと思うので、リトルシガーを口腔喫煙ではなく肺喫煙で愉しむと健康被害のリスクが大きくなり、死亡リスクも高まる事だけは理解しておきましょう。
ご自信の身体と周りにいる大切な方や、大切に思ってくれている方の事も考え、マナーを守りながら適度な本数でリトルシガーを愉しんでください。