結論から言うと、タバコしゃっくりの原因は「タバコを吸う時に空気を一気に吸うから」です。
止め方には「大きく息を吸って止める」「ストローで水を飲む」「舌を強く引っ張る」などがあるので、止まらない時は試してみましょう!
この記事はタバコしゃっくりの原因や止め方、何故止まらないのかを下記のポイントに沿って解説していきます。
- しゃっくりが出る原因
- 何故タバコしゃっくりが出るのか?
- しゃっくりの原因は病気なのか?
上記のポイントを調査した結果、タバコしゃっくりの原因や病気の可能性は下記の通りです。
- 横隔膜の痙攣によって引き起こされる
- 原因は「空気を一気に吸う」「タバコが体に合っていない」「タバコの吸い過ぎ」
- 48時間以上のしゃっくりは「脳疾患」「呼吸器」「消化器」の病気である可能性がある
本記事では、タバコしゃっくりが出る原因やしゃっくりと病気の関連性について解説!また、しゃっくりのメカニズム・止め方も解説していきます。
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そもそもしゃっくりが出る原因は何?病気との関連もふまえて解説

何気なく過ごしていると突然出てくるしゃっくりですが、果たして原因は何でしょうか?原因さえ突き止める事ができたら対策も可能なので知っておきたい情報ですよね。
結論から言うと、しゃっくりが出る原因は「横隔膜の痙攣」と「病気の可能性」の2つが挙げられます。基本的にしゃっくりは放っておけば止まりますが、長く続くしゃっくりは病気のサインを表している可能性があります。
ここでは、横隔膜の痙攣による一時的なしゃっくりと、病気の可能性が疑われる長期的なしゃっくりの違いにも着目して見ていきましょう。
横隔膜の痙攣で引き起こされる
先ず、解説していくしゃっくりが出る原因1つ目は「横隔膜の痙攣」です。しゃっくりは基本的に肺の下にある横隔膜という筋肉が痙攣することによって引き起こされます。
横隔膜が痙攣し縮むことによって、声帯が急に閉じてしまい空気が体内に入れなくなります。これにより、空気を吸い込む時に思うように吸い込めず「ヒック」としゃっくりが出るのです。
タバコを吸うと出ることがある
次に解説するしゃっくりが出る原因2つ目は「タバコを吸う」です。喫煙者の中にはタバコを吸った後にしゃっくりが出たことのある方・頻繁に出る方がいるのではないでしょうか。
タバコを吸うと煙によって肺が刺激されるほか、空気を一気に吸い込むことによって横隔膜が痙攣してしまうことがあります。また、タバコは肺の機能を低下させてしまうので、肺が刺激に弱くなりしゃっくりが出やすくなることもあります。
タバコとしゃっくりの関係性については、後ほど具体的に解説していきますので喫煙者の方は「タバコとしゃっくりの関係性を解説」を是非ご覧になってみて下さい。
早食い・一気飲み
続いて解説するしゃっくりが出る原因3つ目は「早食い・一気飲み」です。食事中や飲み会の席でしゃっくりが急に出て止まらないといった経験をした方も多いのではないでしょうか。
しゃっくりの原因である横隔膜の痙攣は、横隔膜周辺部位が刺激されることで引き起こされます。その為、早食いや一気飲みの時に一時的に胃が急激に拡張されると横隔膜が痙攣してしまい、結果的にしゃっくりが出てしまいます。
食事中・食後・お酒を飲んだ時によくしゃっくりが出る方は、適量をゆっくりと飲み食いするとしゃっくりが起きづらくなりますので意識してみて下さい。
【注意】48時間以上のしゃっくりは病気の可能性
最後に注意喚起をしていきますが、48時間以上しゃっくりが止まらない方は病気の可能性があります。しゃっくりは基本的に病気によって引き起こされるものではありませんが例外もあります。
例外の条件は「48時間以上しゃっくりが止まらない」です。しゃっくりのほとんどは放っておくと勝手に治りますが、48時間以上治らない場合は病気のサインの可能性があります。
後ほどしゃっくりが教えてくれる病気の可能性について具体的に解説していきますので、是非引き続きご覧になってみて下さい。
タバコを吸うことで何故しゃっくりが出るのかを解説

ここまでは、しゃっくりが出るそもそもの原因について解説してきました。次は、しゃっくりが出る原因の1つであるタバコが、何故しゃっくりを引き起こすのかを解説していきます。
タバコと聞くとニコチンやタールなどの有害物質が原因だろうと考える方がいると思いますが、実はしゃっくりが出る原因にはあまり関係ありません!それでは、気になる原因について見ていきましょう。
空気を一気に吸うから
先ず、ご紹介していくタバコを吸うことでしゃっくりが出る原因1つ目は「タバコを吸う時に空気を一気に吸うから」です。タバコ自体にしゃっくりを引き起こす成分は含まれておらず、あくまで空気を一気に吸い込むことに原因があります。
また、しゃっくりは特に冷たい空気を一気に吸い込むことで起こりやすい為、冬場や寒い場所でタバコを吸うと煙と一緒に冷たい空気を吸い込みしゃっくりが起きる可能性が高くなりますので注意しましょう。
タバコが体に合っていない
次にご紹介するタバコを吸うことでしゃっくりが出る原因2つ目は「タバコが体に合っておらず拒絶反応を起こしている」です。タバコ自体にしゃっくりを起こす成分が無くてもタバコが体に合っていない場合はしゃっくりが出る可能性があります。
タバコに対する他の拒絶反応としては、頭痛・めまい・吐き気・咳などが見られます。これらの症状と並行してしゃっくりが出ている場合は、無理にはタバコを吸わないことを強くおすすめします。
タバコの吸い過ぎ
最後にご紹介するタバコを吸うことでしゃっくりが出る原因3つ目は「タバコを吸うと毎回・頻繁にしゃっくりが出るならタバコの吸い過ぎ」です。これはつまり、肺機能の低下が原因となってしゃっくりが出るということになります。
タバコ自体にしゃっくりを起こす成分が無くても、タバコの煙は肺を劣化させます。したがって、肺機能の低下・肺疾患が引き起こされ結果的にしゃっくりが出てしまうのです。
先述しましたが、しゃっくりと同時に胸痛・咳・息切れ・痰・声のかすれ・発熱・血痰といった呼吸器の炎症による症状が出始めた時には必ず病院で検査をしましょう。
48時間以上のしゃっくりは病気のサイン!しゃっくりに関わる病気を解説

ここまでは、タバコを吸う事でしゃっくりが出る原因をご紹介してきました。続いては、先述した「しゃっくりと病気の関係性」についてより具体的に解説していきます。
結論から言うと、48時間以上続くしゃっくりは「脳疾患」「呼吸器系の炎症」「消化器系の病気」が原因の可能性があります。どれも命に関わる病気なので一度は本項に目を通してみて下さい。
脳疾患
先ず、解説していく48時間以上のしゃっくりに関わる病気1つ目は「脳疾患」です。脳疾患は稀なケースではありますが、放置していると命に直接関わってくる様な病気を内包しているので細心の注意が必要です。
具体的な可能性のある病気としては、脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・脳動脈癌・てんかんが挙げられます。脳と脊髄を繋いている中枢神経の不良によって、しゃっくりが症状として表れる可能性があるため、安易に見逃してはいけません。
脳疾患におけるしゃっくり以外のよくある症状には、吐き気・嘔吐・頭痛・めまい・息切れ・指先のしびれ・不眠があります。これらの症状と並行してしゃっくりが出ている場合は脳神経外科・脳神経内科で必ず検査して貰いましょう。
呼吸器系の炎症
次に解説する48時間以上のしゃっくりに関わる病気2つ目は「呼吸器系の炎症」です。横隔膜は肺や気管といった呼吸器系の1つなので、呼吸器が炎症してしまうとしゃっくりが引き起こされます。
具体的な可能性のある病気としては肺炎・胸膜炎・肺がん・気管支炎が挙げられます。病気の影響によって横隔膜の運動を促す「横隔神経」や声帯の運動を促す「迷走神経」が直接刺激されしゃっくりが引き起こされるのです。
呼吸器系の炎症におけるしゃっくり以外のよくある症状には、胸痛・咳・息切れ・痰・声のかすれ・発熱・血痰が挙げられます。これらの症状と並行してしゃっくりが出ている場合は呼吸器内科・呼吸器外科を受診しましょう。
消化器系の疾患
最後に解説する48時間以上のしゃっくりに関わる病気3つ目は「消化器系の疾患」です。逆流性食道炎や消化性潰瘍の場合であれば、胃酸によって舌咽神経が刺激されしゃっくりが引き起こされるケースがあります。
また、胃ガン・消化管炎症・腸閉塞・胃腸炎といった消化管の疾患によって、横隔膜が刺激されしゃっくりが引き起こされるケースもあるため注意しましょう。
消化器系の疾患におけるしゃっくり以外のよくある症状には、喉の違和感・胸やけ・喘息咳・嚥下痛・胸やけが挙げられます。これらの症状と並行してしゃっくりが出ている場合は胃腸内科・消化器内科を受診しましょう。
突発的なタバコしゃっくりの止め方5選

ここまでは、48時間以上のしゃっくりと病気の可能性について解説してきました。ここからは、突発的なタバコしゃっくりの止め方をご紹介していきます。
友達と一緒にいる時やご飯を食べている時にしゃっくりが急に出て困った経験がある方は多い事でしょう。そこで本項では、外でしゃっくりが出てしまった時でも簡単にできる止め方をご紹介していくので、是非ご覧になってみて下さい。
大きく息を吸う
しゃっくりを確実に止める非常にシンプルな方法。息を全部吐いてから限界まで息を吸う。そしてその状態で止める。可能ならお腹に「フッ!フッ!」と力を込める。息が苦しくならない程度で吐く。止まらないならもう一度。こうすることで横隔膜が圧迫され痙攣が収まる。 uke_
— おやくだち集 (@oyakudati_bot_) October 20, 2022
先ず、ご紹介していく突発的なタバコしゃっくりの止め方1つ目は「大きく息を吸って止める」です。しゃっくりが出る時に息を止めれば治るというのは世間的に最も有名な方法ではないでしょうか。
横隔膜の痙攣を抑えるには、血液中の二酸化炭素濃度を上げることが効果的だとされています。したがって、大きく息を吸い込むことで空気を取り込み、30秒ほど息を止めてから吐き出すと良いと言われているのです。
ストローで水を一息で飲む
少し前に『しゃっくりを止めるストロー』が商品化したって言う記事を読んだの。理屈は同じかなと思って、しゃっくりを止めるべく、ストローくらいの隙間を開けた拳を口に宛がい、ストローのようにそこから少しずつ空気を吸ったら、ホントに止まった! 凄い、なにこれ!( Д ) ゚ ゚
— 🐰 Fuz 🐇 💙💛 (@9b75) July 14, 2021
次にご紹介する突発的なタバコしゃっくりの止め方2つ目は「ストローを使ってコップ1杯の冷たい水を一息で飲む」です。ストローを使って水を一気飲みする方法は有名な方法ですので1度は試してみた方もいる事でしょう。
この方法の原理は、ストローで強く水を吸い込むことによって、横隔膜が収縮し横隔神経や迷走神経が刺激される事を利用しています。1度に2つの神経を刺激できるコスパの良い対処法なので、家にストローがある方は是非試してみて下さい。
舌を強く引っ張る
しゃっくりって息止めるとか水飲むとか色々方法あるけどなかなか止まらないじゃないですか。でも、教えてもらった舌を強めに30秒くらい引っ張ると止まるって方法がビックリするくらいよく止まるの笑。
舌咽神経を刺激して横隔膜に作用させるっていう理論なんだけど誰かに話したくて…— Asuka Sora (@skmsj_panda88) November 7, 2018
続いてご紹介する突発的なタバコしゃっくりの止め方3つ目は「舌を強く引っ張る」です。この方法は病院でも実際に行われておりかなり効果的な方法であるとされています。
この方法の原理は、舌を強く引っ張ることで舌咽神経が刺激され横隔膜の痙攣を抑えられるという物です。病院でも使われている信頼度の高い止め方なのでガーゼやハンカチを使って試してみてはいかがでしょうか。
両耳に指を入れて30秒程押す
しゃっくり出た時、両方の耳の穴に指をつっこむと一瞬で止まるのです!!
本当に止まるから毎回やってる👂🏻👈🏻— びす🐹 (@hamupaca) October 19, 2022
次にご紹介する突発的なタバコしゃっくりの止め方4つ目は「両耳に指を入れて30秒程押し続ける」です。これは、耳の奥にある舌咽神経を刺激することで横隔膜の痙攣を抑える方法になります。
意外かもしれませんが、刺激された神経をもう1度刺激することでかえってしゃっくりが止まる事があります。仕事中にしゃっくりが出てきた時に、耳をふさいで集中しているフリをして試してみてはいかがでしょうか。
酸味のある食べ物・飲み物
<しゃっくりの止め方>
騙されたと思って試して。クエン酸を摂る。ハイボールのレモンを噛む。レモン汁を少し飲む。マジで止まるから。お店の人に教わったけど恥ずかしかったからマジ助かった。— しょうご (@3toc5) October 13, 2022
最後にご紹介する突発的なタバコしゃっくりの止め方5つ目は「レモンなど酸味のある食べ物・飲み物を摂取する」です。これは、強い酸味を迷走神経に送り込み刺激することで横隔膜の痙攣を抑える方法になります。
この方法も両耳に指を入れる方法と同じく、神経を強く刺激することでしゃっくりを止めることが狙いです。レモンやお酢といった酸味の強いものが家にある方は是非実践してみて下さい。
しゃっくりに関する気になる疑問を解決!

ここまでは、突発的なタバコしゃっくりの止め方についてご紹介してきました。それでは最後に、タバコしゃっくりに関する気になる疑問にお答えしていきます。
本項でお答えしていくタバコしゃっくりに関する疑問は下記の通りです。赤ちゃん・子供としゃっくりの関わりについても触れているので、お子さんがいる方は是非ご覧になってみて下さい。
- 電子タバコを吸っていてもしゃっくりは出る?
- 赤ちゃんのしゃっくりが止まらない・頻繁に出る場合も病気?
- 子供も慢性的なしゃっくりの原因も大人と同じ?
疑問①:電子タバコでもしゃっくりは出る?
先ず、お答えしていくタバコしゃっくりに関する気になる疑問1つ目は「電子タバコを吸っていてもしゃっくりは出る?」です。喫煙者の中には紙巻タバコではなく電子タバコユーザーの方も多いので気になる所ですよね。
結論から言うと、電子タバコを吸っていてもしゃっくりは出やすくなります。理由はタバコとしゃっくりの関係にてお伝えしたように、しゃっくりが出る原因は「空気を一気に吸い込むから」なので紙巻タバコ・電子タバコは関係ありません。
疑問②:赤ちゃんのしゃっくりは病気?
続いてお答えしていくタバコしゃっくりに関する気になる疑問2つ目は「赤ちゃんのしゃっくりが止まらない・頻繁に出る場合も病気?」です。赤ちゃんの小さな様子の変化の意味には、親であれば知っておかなければならない情報もあるので気になる方も多いです。
結論から言うと、赤ちゃんのしゃっくりが止まらない・頻繁に出る場合のほとんどは病気ではありません。赤ちゃんは心肺機能が未熟なので、しゃっくりが多少長引いたり頻繁に出ても気にしすぎる必要はありません。
それでも気になる時は、無理にしゃっくりを止めようとするのではなく病院に受診してみて下さい。ミルクを飲んでくれない・いつもよりぐったりしている場合は、万が一の可能性も考えられますので迷ったら受診することをおすすめします。
疑問③:子供の慢性的なしゃっくりの原因は?
最後にお答えしていくタバコしゃっくりに関する気になる疑問3つ目は「子供の慢性的なしゃっくりの原因も大人と同じ?」です。身体が未熟な子供の慢性的なしゃっくりに病気の可能性はあるのでしょうか。ご家庭に小さいお子さんがいる方であれば気になる所ですよね。
結論から言うと、子供の慢性的なしゃっくりはストレスや精神的な理由が原因の可能性が高いです。子供は大人に比べしゃっくりと身体の大きな病気が関わっていることは少ないですが、精神的ストレスが慢性的なしゃっくりを引き起こしている可能性が高いです。
精神的ストレスが原因となっているよくある症状としては、腹痛・頭痛・吐き気・食欲の大きな変化といったものが挙げられます。子供にこれらの症状と並行してしゃっくりが出る場合は、話しを聞いたり寄り添ってケアをしてみてあげて下さい。
タバコしゃっくりの原因は何?病気との関わり・止め方・何故止まらないかのまとめ
本記事では、タバコしゃっくりの原因・止め方や何故止まらないかをご紹介してきました。タバコしゃっくりは空気を一気に吸い込む事によって横隔膜が痙攣して引き起こされることが分かりましたね。
タバコしゃっくりの止め方には様々な方法がありますが、舌咽神経・迷走神経を刺激すると止まりやすいです。
なお、48時間以上続くしゃっくりは病気が原因の可能性があるので、しゃっくりが全く止まらない方は1度病院の受診をおすすめします。