結論から言うと、濡れたタバコや湿気たタバコは電子レンジやドライヤーで乾かして復活させる方法があります。
ただし復活方法を間違えるとタバコがまずくなったり、身体に害を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
そこで本記事では以下の項目に重点をおいて正しい復活方法・味の変化について詳しく解説していきます。
- 濡れたタバコや湿気たタバコの正しい復活方法
- 濡れたタバコや湿気たタバコを復活させたときの健康被害
- 一度濡れたタバコの味の変化
上記要点の結論を簡単にまとめると…
- 濡れたタバコは外側だけでなく内側もしっかりと乾かす
- 濡れて溶け出したニコチンを誤飲すると死亡するリスクがある
- タバコの香りや風味は水で溶けるので復活後の味が薄くなりまずい
では早速、濡れたタバコや湿気たタバコの正しい復活方法や復活後の健康被害リスク、味の変化などを分かりやすく解説していくので、是非最後まで読んでみてください。
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濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる方法をご紹介!
冒頭でもお伝えした通り、濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる方法はあります。
しかし、復活方法を誤るとまずくなってしまったり、健康被害のリスクが高まったりするので、注意しなければなりません。
ここでは、4つの復活方法をご紹介します。濡れたタバコや湿気たタバコを復活させたい方は是非ご覧ください!
方法①:電子レンジで数秒温める
まず、復活させる方法1つ目は「電子レンジで温める方法」です。この乾かし方は主に濡れたタバコを復活させる時に使える方法です。
ティッシュペーパーやキッチンペーパーでしっかりとタバコの水気を取り、電子レンジで10~20秒ずつ温めます。
ただ、温めすぎてしまうとタバコを乾かしすぎてまずくなってしまったり、焦げてしまったりするので注意しながら電子レンジの秒数を調整してください。
方法②:ドライヤーで乾かす
2つ目の方法は「ドライヤーで乾かす方法」です。この乾かし方は主に湿気たタバコを復活させる時に使える方法です。
ドライヤーの風に湿気たタバコをあてて、乾かすだけなので自宅にあるもので簡単にできます。
しかし、ドライヤーで乾かす方法は、湿気たタバコの外側のみ乾き、内側は乾いていないことが多いのでしっかりと手で湿気た部分を触りながら慎重に乾かしましょう。
方法③:乾燥剤を使用する
続いて3つ目の方法は「乾燥剤を使用する方法」です。こちらは少し濡れてしまったタバコ、湿気たタバコを復活させる時に使える方法です。
密閉できる容器や袋にタバコと乾燥剤を入れて乾かす方法になりますが、復活させるためには1~2日程度の時間が必要となります。
また、乾燥剤はお菓子に入っているものや、市販の乾燥剤の用意が必要になるので、復活させるまでに掛かる日数も踏まえるとすぐに乾かしたい方には不向きな方法です。
方法④:巻紙で巻き直す
最後の方法は「巻紙で巻き直す方法」です。こちらはタバコが完全に濡れてしまった時に使える方法です。
濡れたタバコの葉のみを取り出し「電子レンジで温める」または「乾燥剤を使用する」方法で乾かします。完全に乾いたら手巻きタバコの用の巻紙で巻き直し復活させます。
しかし、この方法は手巻きタバコ用の巻紙やフィルターが別途必要になるので難易度の高い方法です。
濡れたタバコや湿気たタバコを巻紙で巻き直す方法
まず、手巻き用タバコのフィルター、巻紙、タバコの葉を用意してください。次に、左手の人差し指と中指の間にペーパーののり部分が上になるように持ちます。
そして、ペーパーの左側の真ん中にフィルターとセットし、タバコの葉を右側に乗せて両手でぐりぐりとこねながら巻いていきます。この時左手の位置は動かさないように注意してください。
最後に、タバコが良い太さになったらのり部分を濡らして完成です。
濡れたタバコや湿気たタバコを復活させた時の有害性について
濡れたタバコや湿気たタバコを復活できたとしても、そのタバコを吸って体に害がないのかを心配される方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、復活したタバコを吸っても通常のタバコと同程度の有害性です。しかし、濡れている状態のタバコはニコチンが溶けだしている可能性があるので健康被害のリスクが高まります。
ここからは、濡れたタバコや湿気たタバコの有害性について詳しく解説していきます。
濡れたタバコはニコチンが溶け出しているので猛毒
タバコの葉に含まれているニコチンは、水に溶けやすい性質で水に濡れると30分程度で高濃度の水溶液ができてしまいます。
そのニコチン水溶液は非常に有害性が高く、化学物質として毒物に指定されているほどで誤飲してしまうと身体に害を及ぼします。
タバコが水に濡れていると、フィルター部分に溶け出したニコチンが染みて誤飲する可能性もあるので、濡れたタバコの扱いには十分注意をしましょう。
溶け出したニコチンが体内に入ることで中毒症状に陥る可能性もある
先ほどもありましたが、ニコチンが溶け出した水は有害性が強く、身体に害を及ぼします。
濡れたタバコの葉を触った手を舐める程度でも吐き気やおう吐、最悪の場合死に繋がる中毒症状を引き起こす可能性もあります。
濡れたタバコの葉を扱う時は、手袋を使用したり、手をすぐ洗ったりして誤って口に入らないように注意しましょう。
湿気たタバコは復活させても通常と同程度の有害性
濡れたタバコは有害性が強く注意が必要ですが、湿気た程度のタバコであれば、ニコチンが溶け出す事も無いので通常のタバコと同程度の有害性です。
ただ、濡れたタバコや湿気たタバコを復活させても、タバコ自体に含まれるニコチン、タール、一酸化炭素の三大有害物質に変わりはありません。
濡れたタバコや湿気たタバコを復活させたものは美味しい?まずい?
続いて、続いて、濡れたタバコや湿気たタバコを復活させた場合は美味しいのか、まずいのか、味について解説していきます。
結論から言うと、タバコの香りや風味が水や湿気によって薄まってしまい味が変わりまずく感じることがあります。
濡れたタバコや湿気たタバコを復活させるとまずくなってしまう原因や美味しく吸う工夫を詳しくご紹介するので、是非参考にしてください。
一度濡れたタバコは香りや風味が水で溶けているから薄い
タバコの香りや風味は水で簡単に溶けてしまいますが、タバコが水で滴る程に濡れてしまうと成分まで流れてしまい味の変化が大きくまずいと感じます。
ただ、適度な湿気状態に時間をかけて調整できれば、少しでも美味しく吸えます。
少しでも美味しく吸いたい方は、復活方法でもご紹介した「乾燥剤を使用する方法」「巻き直す方法」がおすすめです。
復活させる際に乾燥させすぎると苦みの強い味になる
「電子レンジで温める方法」でもお伝えしてましたが、タバコの葉を乾燥させすぎるとまずくなります。
これは、タバコには適度な湿気が無いとタバコの成分が揮発してしまい、辛味や苦みの強い味になりやすいことが原因です。
なので「ドライヤーで乾かす方法」や「電子レンジで温める方法」は乾かしすぎてまずくなりやすいので使用する際は少しづつ様子を見ながら乾かしましょう。
濡れたタバコや湿気たタバコにまつわるQ&Aコーナー
ここまで、濡れたタバコや湿気たタバコの復活方法や有害性、味の変化についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?
ここでは、濡れたタバコや湿気たタバコに関する疑問をいただいたのでQ&A方式でご紹介します。
特にタバコ入りの水を飲んでしまった時の質問が多かったので、経験がある方もいるのではないでしょうか。タバコ入りの水を誤飲してしまうと命に関わることもあるので確認しておきましょう。
タバコが入った水を飲んでしまったらどうなる?
症状の個人差はありますが、体内でニコチンが吸収されてしまいとても危険です。下痢やおう吐だけでなくけいれんや麻痺、最悪の場合呼吸停止により命に危険が及びます。
少量であれば大丈夫と自己判断をしてしまう方もいると思いますが、直ちに救急外来に電話をし、指示を仰ぎましょう。
今回、濡れたタバコの有害性でも解説しましたが、くれぐれもニコチンが溶けだした水が体内に入らないように細心の注意を払いタバコを嗜んでください。
雨の日のタバコはなぜうまいと感じる?
結論から言うと、タバコや葉巻の最適な湿度は70%というデータがあり、湿気がある方がタバコの葉が燻されて香りや風味が増すので、雨の日タバコがうまいと感じます。
ここで「でも湿気たタバコがまずいのはなぜ?」と思った方がいると思います。
理由としては長時間放置された湿気たタバコは湿度が70%を超え、タバコのうま味が薄まってしまうことが考えらます。よって雨の日のように一時的な湿気だと湿度が70%以上になることはなく、いつもよりうまいと感じやすいのでしょう。
濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる方法や味・有害性に関するまとめ
濡れたタバコや湿気たタバコの復活方法について解説してきましたが、タバコは一度濡れたり湿気たりすると品質を元に戻すことは難しいと言えます。
また、乾かす際に濡れたタバコの扱いを誤ると最悪の場合、命の危険にも繋がるので、無理に復活させる方法はおすすめしません。
タバコを安全に美味しく吸う為にも濡れたタバコや湿気たタバコを復活させる時は十分注意して本記事でご紹介した乾かし方を試してみてください。