紙巻きタバコ「ショートホープ」の愛称で親しまれるホープは、日本で初めてフィルター付きのタバコとして日本専売公社が1957年に製造販売を開始されたタバコです。現在JTより10本入り300円で4種類販売されています。
この記事ではショートホープ全9種類の味や臭いや値上げ後の値段、メンソールの味・タール量を詳しく解説していきます。
加えて吸っている人のイメージや過去に販売されていた銘柄に至るまでショートホープの全てをご紹介していきますので、是非最後までご覧ください。
目次を確認
- 1 ショートホープのタバコはどんな紙巻きタバコ?
- 2 ショートホープ全4種類の値段・味・ニコチン・タール量を解説
- 3 ショートホープを吸っている人のイメージとは?
- 4 ショートホープの販売が終了した銘柄の味・ニコチン・タール量を解説
- 5 【全9種類】ショートホープの値上げ後の値段や味・イメージを解説のまとめ
ショートホープのタバコはどんな紙巻きタバコ?
JTが販売しているショートホープは、全長70mm・巻周26mmと同じJTが販売しているハイライトやセブンスターなどのタバコと比べると、明らかに太く短いのが特徴的な紙巻きタバコです。
1本がコンパクトなショートホープのパッケージは10本入りと箱もかなりコンパクトになっていますが、白を基調とした箱に大きな青色で「HOPE」のロゴと弓矢の絵が描かれている特徴的なパッケージとなっています。
コンパクトさが特徴的なショートホープではありますが、確かな吸いごたえに加え蜂蜜が香料として使用された独特な味と臭いから、1957年に販売されて以降日本で長年愛されているタバコでもあります。
現在は、メンソール入りを含めた4種類のショートホープが全国にて販売されています。
ショートホープのタバコは2021年10月に20円値上げ
2021年の増税では20円の値上げがされ、280円から300円と値段が推移しています。
銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 値上げ幅 |
---|---|---|---|
ホープ(10本入) | 280円 | 300円 | 200円 |
ホープ・ライト | 280円 | 300円 | 20円 |
ホープ・スーパーライト | 280円 | 300円 | 20円 |
ホープ・メンソール | 280円 | 300円 | 20円 |
しかし、2022年は紙巻きタバコは増税されないので、1箱300円の変わらない値段でショートホープをお買い求めいただけます。
ショートホープの名前の由来や意味
前述しましたがショートホープは愛称で、正式な商品名は「HOPE(ホープ)」となり直訳すると「希望」「望みを与えるもの」となります。
ショートホープ発売時に「あなたの夢を生かした新しいたばこ」と、ホープライトには「ホープに火をつけて」というキャッチフレーズがつけられました。
1957年という戦後の日本が高度経済成長期を迎え始めた時期に発売されたショートホープは、激動の時代の希望となるよう名付けられたと推察できます。
ショートホープは体に悪いタバコ?
日本のタバコで主流になっているフィルターは「デュアルチャコールフィルター」で、活性炭の高い吸着力でタールやニコチンを吸収してくれるのですが、風味まで吸収してしまうというデメリットもあります。
一方でショートホープは活性炭を使用していない「プレーンフィルター」を採用していることが特徴です。
プレーンフィルターはデュアルチャコールフィルターに比べ吸着力が弱いため、タールやニコチンを体に取り入れてしまう量は多くなってしまい体には悪いですが、タバコ本来の味をしっかりと感じることができるでしょう。
ショートホープ全4種類の値段・味・ニコチン・タール量を解説
ここまではショートホープがどんな紙巻きタバコか、値上がり後の値段や名前の理由、体への影響を解説してきました。
ここからは、現在販売されているショートホープ全4種類それぞれの値段・タールとニコチン量・味や臭いについて解説をしていきます。
地域限定で発売され、後に全国販売となったメンソールタイプのショートホープもありますので、そちらも詳しくご紹介をしていきます。
ショートホープ1種類目:「ホープ(10本入)」
ショートホープといえばシンプルで白く小さい箱に入っている「ホープ(10分入)」を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。
1957年に日本で初めて「プレーンフィルター」を採用し「チャコールフィルター」が主流になっても変更すること無く、昔ながらの味で60年以上にわたって愛し続けられているタバコです。
プレーンフィルターを採用していることで、高いタール値と多い煙量が特徴的なのに加え、蜂蜜の香料が使用されていることで、タバコの濃厚な味と蜂蜜の独特な風味を味わうことが出来るタバコとなっています。
ショートホープ「ホープ(10本入)」の値段・ニコチン・タール量
ホープ(10本入)の詳細 | |
---|---|
値段(税込) | 300円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 14mg |
ニコチン量 | 1.1mg |
製造国 | 日本 |
「ホープ(10本入)」は全国のコンビニエンスストア・タバコ店で購入することが可能で、手に取りやすいタバコとなっています。
ショートホープ2種類目:「ホープ・ライト」
ショートホープのロゴや文字が赤色になった「ホープ・ライト」は1992年に発売開始となりました。
タール9mg・ニコチン0.8mgとホープより軽いのですが、味や香りはそのままでホープよりも手の出しやすいタバコとして販売されています。
2009年に従来より採用していた「プレーンフィルター」から「チャコールフィルター」に変更され、発売当初のホープ・ライトよりタバコ本来の味も楽しめつつ、すっきりとした味わいになっています。
ショートホープ「ホープ・ライト」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・ライトの詳細 | |
---|---|
値段(税込) | 300円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 9mg |
ニコチン量 | <0.8mg/td> |
製造国 | 日本 |
「ホープ・ライト」は全国のコンビニエンスストア・タバコ店で購入することが可能で、手に取りやすいタバコとなっています。
ショートホープ3種類目:「ホープ・スーパーライト」
「ホープ・スーパーライト」は、ホープファミリーのなかでは2004年に発売と比較的新しいタバコです。当初は北海道限定で発売されていましたが、2005年より全国に拡販されました。
チャコールフィルターを採用しているので、タール6mg・ニコチン0.5mgとショートホープの中では軽いタバコになりますが、しっかりとした吸いごたえと豊かな味わいが楽しめます。
スーパーライトと謳ってはいますが、ショートホープのしっかりした吸い心地というイメージを壊すことはないタバコになっています。
ショートホープ「ホープ・スーパーライト」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・スーパーライトの詳細 | |
---|---|
値段(税込) | 300円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 6mg |
ニコチン量 | 0.5mg |
製造国 | 日本 |
「ホープ・スーパーライト」は全国のコンビニエンスストア・タバコ店で購入することが可能で、手に取りやすいタバコとなっています。
ショートホープ4種類目:「ホープ・メンソール」
「ホープ・メンソール」は、ホープファミリーで初めてのメンソールが使用されたタバコとして、2003年愛知県限定で発売され、2004年に全国に拡販が開始されました。
タール8mg・ニコチン0.6mgとやや軽めの喫味となっており、初めてショートホープを吸う方にもおすすめのタバコです。
プレーンフィルターを採用しており、ショートホープの濃厚なタバコの味と煙量に加え、強めのメンソールで清涼感が癖になるタバコとなっています。
ショートホープ「ホープ・メンソール」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・メンソールの詳細 | |
---|---|
値段(税込) | 300円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 8mg |
ニコチン量 | 0.6mg |
製造国 | 日本 |
「ホープ・メンソール」は全国のコンビニエンスストア・タバコ店で購入することが可能で、手に取りやすいタバコとなっています。
ショートホープを吸っている人のイメージとは?
喫煙所やコンビニで人がタバコを手に取った際、どの銘柄を手にしているかでその人がどんな人柄なのかをイメージしてしまったことが、愛煙家であるなら一度はあるはずです。
ここからは、コンパクトながらガツンとした吸い心地が特徴のショートホープを吸っている人が、どんなイメージなのかをまとめてみました。
昔から変わらない味と太く短いショートホープを吸っている方たちが、どんなイメージか気になる方は是非最後までご覧ください。
ショートホープは「ヤンキーや不良が吸っている」イメージ
昔のヤンキーはショートホープを「ショッポ」と呼んで好んで吸っていた模様です。
コンパクトでポケットに隠して持ち運べることや、高いタール値で多い煙量がイカツサを醸し出すことができるため、ヤンキーには人気の高いタバコでした。
そのイメージが定着してしまい、現在の若い子がショートホープを吸っていると、タバコを吸い慣れた少しやんちゃなイメージを抱いてしまう傾向にあると言えます。
ショートホープは「おじさんが吸うタバコ」イメージ
長さが短く高いタール数のショートホープは、短い時間で多量のニコチンを取り入れることできるため、ヘビースモーカーが好んで吸っているイメージがあります。
ショートホープは長い歴史を持っており、吸っているのは中高年の男性が多いです。
加えて現場の作業員が短い時間で高いタール量のショートホープを急いで吸っていることから、ショートホープはおじさんのタバコというイメージも定着したようです。
ショートホープの販売が終了した銘柄の味・ニコチン・タール量を解説
記事前半では、現在販売されているショートホープ全4種類の味や値段、吸っている人のイメージに至るまで詳しく紹介してきました。
長い歴史を持つショートホープは2021年時点で販売終了になった銘柄が5種類あり、中には唯一の20本入りや期間限定の物まで今のホープからは想像できないようなショートホープが今まで販売されてきたという歴史があるのです。
ここからは販売終了になったショートホープ全5種類の味・タール値・ニコチン値や特徴を徹底解説していきます。
ショートホープの販売終了銘柄「ホープ(20本入)」
ショートホープ唯一の20本入り「ホープ(20本入)」は、1964年から2002年の38年間に渡り、販売されたタバコです。
10本入のショートホープとは対照的にロングタイプで発売されていたことから「ロングホープ」の愛称で親しまれていました。
タール20mg・ニコチン1.7mgとホープシリーズで最高のタール・ニコチン量を誇るとともに、ロングタイプで長く吸えるなど、圧倒的な吸い心地が人気のタバコでした。
ショートホープ「ホープ(20本入)」の値段・ニコチン・タール量
ホープ(20本入)の詳細 | |
---|---|
廃番当時の値段 | 260円 |
入数 | 20本 |
タール量 | 20mg |
ニコチン量 | 1.7mg |
製造国 | 大韓民国 |
「ホープ(20本入)」は、1967年から2002年にかけて全国のコンビニ・タバコ店にて販売されていました。
ショートホープの販売終了銘柄「ホープ・サワーレッド」
「ホープ・サワーレッド」は2014年の4月頃から1ヶ月間限定で販売されていたタバコです。
タール8mg・ニコチン0.7mgとショートホープの中では軽めであることに加え、梅の風味が配合されたことにより、さわやかで特徴的な香りが楽しめたタバコでした。
シンプルな物が多いホープシリーズの箱でしたが「ホープ・サワーレッド」は、全体が梅をイメージして赤く染められており、かなり目立つパッケージになっていました。
ショートホープ「ホープ・サワーレッド」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・サワーレッドの詳細 | |
---|---|
廃番当時の値段 | 230円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 8mg |
ニコチン量 | 0.7mg |
製造国 | 大韓民国 |
「ホープ・サワーレッド」は、2014年5月頃から1ヶ月の期間限定で全国のコンビニ・タバコ店にて販売されていました。
ショートホープの販売終了銘柄「ホープ・ドライゴールド」
「ホープ・ドライゴールド」はホープ・サワーゴールドと同様2014年4月頃から1ヶ月限定で販売されていたタバコです。
タール12mg・ニコチン1mgとしっかりした吸い心地と、生姜の風味が刺激的なタバコでホープがもつ蜂蜜の甘い香りとは一線を画すタバコになっていました。
「ホープ・ドライゴールド」は、パッケージ全体が金色となっており、同時期に販売されたホープ・サワーレッドと同様にかなり目立つデザインでした。
ショートホープ「ホープ・ドライゴールド」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・ドライゴールドの詳細 | |
---|---|
廃番当時の値段 | 230円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 12mg |
ニコチン量 | 1mg |
製造国 | 大韓民国 |
ホープ・サワーレッドと同様に「ホープ・ドライゴールド」は2014年5月頃から1ヶ月の期間限定で、全国で販売されコンビニエンスストア・タバコ店で購入することが出来ました。
ショートホープの販売終了銘柄「ホープ・ホットブラック」
2014年4月にホープ・サワーレッドとホープ・ドライゴールドの2種類のホープが期間限定で販売され人気を呼びました。2014年11月からは、第2弾が同様に1ヶ月限定発売され、その中の一種が「ホープ・ホットブラック」です。
全体が黒のパッケージに、東南アジアを感じさせる模様が赤色で入っている、珍しいパッケージデザインとなっています。
タール量は9mgとホープシリーズの中では高くはないですが、ピリッとした香辛料のような口当たりが特徴的なタバコでした。
ショートホープ「ホープ・ホットブラック」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・ホットブラックの詳細 | |
---|---|
廃番当時の値段 | 230円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 9mg |
ニコチン量 | 0.8mg |
製造国 | 大韓民国 |
「ホープ・ホットブラック」は、2014年11月から1ヶ月限定で、全国のコンビニエンスストア・タバコ店でお買い求めいただけました。
ショートホープの販売終了銘柄「ホープ・パッションイエロー」
全体が黄色のパッケージが特徴的な「ホープ・パッションイエロー」は”ほんのりとした甘みと豊かなコク”を謳い文句として、2014年11月から1ヶ月間限定で販売されていました。
見た目や銘柄名からも想像できる通り、パッションフルーツの香料を使用しており、ショートホープの中でもタール6mg・ニコチン0.5mgと軽く、初心者でも吸いやすいタバコとなっていました。
2014年は2回に渡り期間限定のタバコを発売した、ホープにとっては珍しい年だったと言えます。
ショートホープ「ホープ・パッションイエロー」の値段・ニコチン・タール量
ホープ・パッションイエローの詳細 | |
---|---|
廃番当時の値段 | 230円 |
入数 | 10本 |
タール量 | 6mg |
ニコチン量 | 0.5mg |
製造国 | 大韓民国 |
「ホープ・パッションイエロー」は、2014年11月から1ヶ月限定で全国のコンビニエンスストア・タバコ店で販売されていました。
【全9種類】ショートホープの値上げ後の値段や味・イメージを解説のまとめ
今回は1957年からのロングセラーブランドであるショートホープ全9種類の味や値段・タール量などを詳しく解説してきました。
また、吸っている人のイメージや過去に販売されていた銘柄まで、ショートホープの全てをご紹介しましたが、あなたが気になる銘柄はありましたか?
ショートホープは全国のコンビニやタバコ店で購入できるので、見かけた際はぜひ手に取ってください。